デイリーニュース

  • 警察の暴行からボコ・ハラムまで アフリカの活動家 原理主義への世界的対処の必要性を語る

    ナイジェリア北東部の町ダマサクで、数百人の遺体がみつかりました。武装集団「ボコ・ハラム」による殺害とみられています。現地からの情報によると、遺体の数は400を超えるとされます。アフリカの女性人権活動家ハキマ・アバスにボコ・ハラム、武装化、原理主義について聞きます。「米国でも、白人至上主義者やキリスト教右派などの原理主義者たちの怒りが、銃文化と、武装した警官隊などによって増幅し深刻化しています。そのせいで黒人の男女、トランスセクシュアル、子供たちが殺されていますね。ですから、原理主義への対応を世界規模ですることが必要なのです。この闘いの先頭にたっているのは、女性の権利を訴える団体であり、それを組織する人たちです」とアバスは語ります。アバスは、「開発における女性の権利連合( Association for Women’s Rights in Development)」のプログラム担当責任者です。

    dailynews date: 
    2015/4/29(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 日本 平和憲法に反し米国との新たな軍事協力に向け合意

    平和活動家たちが今週ハーグに集結していますが、日本は平和憲法を持つ国であるにも関わらず、世界でより積極的な軍事役割を担う方向へと進んでいます。28日、オバマ大統領は日本の安部晋三首相をホワイトハウスに招き公式晩餐会を開催しました。両国は新たな日米防衛協力指針(ガイドライン)を発表したばかりです。婦人国際平和自由連盟(WILPF)の新会長に選出されたばかりの秋林こずえに、拡大中の日本の軍事分担について検証してもらいます。秋林はまた、2万5000人あまりの米軍兵士の沖縄駐留に対する反対運動についても語ります。「米軍は、何をしようと外交官に近い特権を与えられています。彼らは犯罪も多く起こしていますが処罰されず、免れてしまうのです」

    dailynews date: 
    2015/4/29(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「婦人国際平和自由連盟」(WILPF)100周年 世界各地でいまも絶えぬ戦争

    ハーグのワールド・フォーラムからの放送です。100年前の今週、第一次世界大戦の戦闘が繰り広げられる最中に、世界各地から1000人を超える女性平和活動家たちがハーグに集まり、戦争の終結を訴えました。この特筆すべき会議は「国際女性会議」と呼ばれ、これを機に「婦人国際平和自由連盟」(WILPF)が結成されました。この会議を組織したのは、オランダの婦人参政権論者アレッタ・ジェイコブスでした。オランダは、第一次大戦で中立国だったため、このイベントの会場に選ばれました。後にノーベル平和賞受賞者となった2人、「ハルハウス」(Hull House)共同創設者のジェーン・アダムズと社会学者のエミリー・グリーン・バルチも、米国代表団の一員としてこの会議に参加しました。「政府の意思決定に女性が関わっていないことが戦争を起こす可能性を大きくしていると、彼女たちは考えました。これは正しい見解でした」と、本日のゲストで婦人国際平和自由連盟事務総長のマドレーヌ・リースは述べます。創立100周年を記念する会議には、リースの他、数千人が世界各地からハーグに再集結し、現在アフガニスタン、イラク、シリア、リビア、イエメンはじめ世界国々で繰り広げられている戦闘に抗議して平和を呼びかけています。

    dailynews date: 
    2015/4/29(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「物は取替えられるが、人の命は替えられない」: あまり報道されない ボルティモアの街頭の声

    夜間外出禁止が発令されている、ボルティモアの街頭からデモクラシー・ナウ!がレポートします。この夜間禁止令は、25歳のアフリカ系米国人フレディ・グレイが警察署に抑留中に頸部を負傷して死亡したことに抗議して、27日に起きた暴動を受けて発令されたものです。28日夜には、暴動鎮圧用の装備をした警官が、午後10時に開始される外出禁止令に従わなかった数百人の抗議者に向けて催涙ガスを発射し、少なくとも10人が逮捕されました。しかし、ボルティモア警察は、概して「市は安定した状態にある」と発表しました。市の街路には、州兵を含め数千人の治安部隊が配備されています。27日の騒乱では、200人以上が逮捕され、数十台の車に火がつけられ、多くの建物がひどい損害を受けました。デモクラシー・ナウ!のアーロン・マテとビデオグラファーのハニー・マスードが、騒乱後の清掃活動とフレディー・グレイの死をめぐっていまも続く抗議行動の双方に参加する地元住民に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/4/29(Wed)
    記事番号: 
    1
  • イランのノーベル平和受賞者シーリーン・エバーディーが語る核合意と「イスラム国」、女性の権利

    ハーグからの放送です。当番組は、ハーグで開かれている「婦人国際平和自由連盟」(WILPF)の100周年に参加している女性ノーベル平和賞受賞者たちに話を聞いています。本日は2003年のノーベル平和賞受賞者シーリーン・エバーディーに長めのインタビューに応えてもらいましょう。彼女は、特にイランの女性と子供、政治犯の権利を求める人権擁護活動において、同賞を受賞した最初のイラン人で最初のイスラム教徒女性です。彼女はイランで初めての女性判事でしたが、2009年以来亡命生活を送っています。エバーディーから、自称「イスラム国」(ISIS)による脅威と、核開発計画を少なくとも10年間抑制する、イランおよび米国とイスラエルを含む世界列強国による枠組み合意の重要性について話を聞きます。「私はいかなる核エネルギー計画にも賛成しません」と、エバーディーは言います。「したがって、計画はできるだけ早く止めるべきです。であると同時に、原子爆弾を持っている国が他国について、このような態度で判断を下すのも間違っているのです」。

    dailynews date: 
    2015/4/28(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 長年の警察による暴力と経済的放置の果てにボルチモアで暴動発生 州兵が出動

    警察の暴力に対する抗議行動制圧に州兵が出動したのは、過去6ヶ月の間で2度目となりました。逃亡容疑で逮捕されたあと、警察の拘束中に頸部を損傷して死亡した25歳のアフリカ系米国人フレディ・グレイの死をめぐって、4月27日の夜ボルチモアで暴動が発生しました。警察によると、車や店が放火される中、少なくとも27人が逮捕され、少なくとも15人の警官が負傷しました。ボルチモアの公立校は休校になり、1週間にわたる夜10時から翌朝5時までの夜間外出禁止令が施行されています。また、4月27日のフレディ・グレイの葬儀には数千人が参列し、その中には番組のゲスト、公民権指導者で「レインボー・PUSH連合」(Rainbow PUSH Coalition)の設立者で代表も務めるジェシー・ジャクソン師がいました。暴力は、ボルチモア西部が「貧困と苦痛の場」であり、その住民が長年にわたって警察による虐待と経済的放置によって苦しんでいるという「本当の問題から注意をそらす」とジャクソンは言います。ボルチモアの元市議会議長であるローレンス・ベルからも話を聞きます。彼は、フレディ・グレイが逮捕された貧困地域で育ち、そこから選出されました。ベルは「今回のことは今までのしっぺ返しなのだ」と論じます。

    dailynews date: 
    2015/4/28(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ノーベル平和賞受賞者たち 「軍国主義」の米国に人権擁護の誓いを求める

    ハーグで開催中の世界フォーラム会場からの放送です。第一次世界大戦が世界で猛威をふるっていた100年前、「国際女性会議」として知られる特別会議をハーグで組織したオランダ人女性参政権支持者のアレッタ・ジェィコブ博士に像が捧げられました。本日はこの日を記念して、ノーベル平和賞を受賞した3人の女性を招き、今後平和をどう築いていくべきかを話し合います。マイレッド・マグワイアは1976年、出身地北アイルランドにおける根深い民族政治的紛争を終焉させるのに貢献したとしてノーベル平和賞を受賞しました。リーマ・ボウイーは2011年、第二次リベリア内戦を2003年に終結に導いた女性による平和運動を率いた功績で受賞しました。ジョディ・ウィリアムズは1997年、地雷禁止国際キャンペーンの活動が認められての受賞です。ウィリアムズは、オバマ大統領は就任後3カ月間で、ブッシュ大統領の全任期中を上回る数の無人機攻撃を承認したと強調します。

    dailynews date: 
    2015/4/27(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ノーベル平和賞受賞者 地雷禁止条約の次は殺人ロボット廃止キャンペーンを開始

    ジョディ・ウィリアムズは1997年、地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)の活動を通じてノーベル平和賞を受賞しました。2013年には「殺人ロボット廃止キャンペーン」の立ち上げを支援しています。「誰が責任をとるのでしょうか?ロボットのプログラマーですか、製造したロッキード·マーチン社ですか?」とウィリアムズは問いかけます。ウィリアムズも「婦人国際平和自由連盟」(WILPF)設立を記念してハーグに参加した1000人の女性の1人です。ウィリアムズは、催涙ガスを噴霧する「クモのような形をした」ロボットが群衆管理に使用されていると述べ、それが普及する前に禁止させることは可能だと訴えます。また、「(地雷についての)議論のために、世界中の政府を力づくで集合させることが以前は出来ていた」と述べ、「彼らは会議に参加したことが目立たないようにしようとしました。・・・少人数のグループでも世界を変えることはできます。実際に変えています」と言います。

    dailynews date: 
    2015/4/27(Mon)
    記事番号: 
    3
  • リベリア人ノーベル平和賞受賞者リーマ・ボウイー セックス・ストライキで男性を戦争拒否に導く

    婦人国際平和自由連盟(WILPF)の設立を記念し、1000人を超す女性平和活動家が集まりました。リベリアのノーベル平和賞受賞者リーマ・ボウイーもその1人です。2003年の第二次リベリア内戦終結をもたらした女性による平和運動を率いた時のことを回想し、ボウィーは言います。「効果を生む戦略とは何かを常に考えるようにしていました。私たちの国では、立場を明確にする男性はあまりいませんでした。そこで物言わぬ彼らを行動に駆り立てるために、私たちはセックスを拒否することにしたのです」。このストライキは1人のムスリム女性の発想だったと彼女は言います。米国の公民権運動からもインスピレーションを受けたとボウィーは言います。2011年、同じリベリア人エレン・ジョンソン・サーリーフ、イエメンのタワックル・カルマンと共にノーベル平和賞を受賞。リベリアに拠点を置く「ボウイー平和財団アフリカ」の創設者で代表です。

    dailynews date: 
    2015/4/27(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 暴力にNO対話にYES ノーベル平和賞受賞者マイレッド・マグワイアが歩んだ平和への道

    ハーグから生放送です。100年前、1000人を超す女性平和活動家が戦争終結を求めて、世界中からここハーグに集まりました。「国際女性会議」と知られるこの特別会議が開催されたのは第一次世界大戦が猛威を振るうさなかでした。本日、アフガニスタン、イラク、シリア、リビア、イエメン、他の国々での戦闘が激化するなか、「婦人国際平和自由連盟(WILPF)」100周年を記念し、再び女性たちが世界各地から平和を呼びかけるためにハーグへ集まりました。本日はデモクラシー・ナウ!独占放送として3人のノーベル平和賞受賞者に聞きます。「彼女たちの課題は軍国主義と戦争を終結させ、平和、国際法、人権そしてデモクラシーを構築することです」と1人目のゲストのマイレッド・マグワイアは言います。マグワイアは1976年、生まれ育った北アイルランドにおける根深い民族的・政治的対立の終結に貢献したことが認められノーベル平和賞を32歳で受賞。ベティ・ウィリアムズとの共同受賞でした。二人は、北アイルランドの公正で平和な社会の構築をめざす「ピース・ピープル」創設の支援者です。マグワイアは当時、ノーベル平和賞の最年少受賞者でした。著書はTheVisionofPeace:FaithandHopeinNorthernIreland(『平和のビジョン:北アイルランドにおける信仰と希望』)があります。

    dailynews date: 
    2015/4/27(Mon)
    記事番号: 
    1

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