デイリーニュース

  • カトリーナ・バンデン・フーベル:トランプとプーチンは緊張を高めず 今こそ協議すべき

    ドナルド・トランプ大統領は7日に、ロシアのウラジミール・プーチン大統領とドイツのハンブルクで開催されているG20サミットで会談する予定です。この両者の初めての公式会談は、何千人もの人がグローバリゼーションやトランプ政権の政策に抗議するためにG20サミット会場周辺に集結する中で行われます。会談の中で取り上げられそうな問題は、シリア戦争、北朝鮮問題、米国の対ロシア経済制裁そして核兵器などです。民主党は、2016年の大統領選へのロシアの介入疑惑についてプーチン大統領に直接ただすすよう、トランプ大統領に強く求めています。しかしトランプ大統領は、6日にポーランドで行われた記者会見で、ロシア政府が大統領選に介入したと信じるかどうかわからないとしています。アメリカで最も長い歴史を持つウィークリーマガジン『ネイション』誌の編集発行人カトリーナ・バンデン・フーベルに話を聞きます。彼女は30年以上にわたりモスクワから報道してきました。現在はワシントンポスト紙のコラムニストも務めています。

    dailynews date: 
    2017/7/7(Fri)
    記事番号: 
    3
  • スレコ・ホーバトが語る 「民主的ヨーロッパ運動」(DiEM25)と破綻したG20の政策に反対して結束する左翼

    ドイツのハンブルグで開催されているG20サミットでトランプ大統領が世界の首脳陣らと顔を合わせている中、ヨーロッパの活動家がもう一つのG20サミット「グローバル・ソリダリティ・サミット」を開催しています。クロアチア人哲学者スレコ・ホーバトに、G20 の政策と「民主的ヨーロッパ運動」(DiEM25)について聞きます。この運動はホーバトがギリシャのヤヌス・バルファキス元財務大臣と共に始めたものです。

    dailynews date: 
    2017/7/7(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 悪夢のディストピア:G20サミットに10万人が抗議デモ 警察の弾圧を目撃者が非難

    G20サミットに各国首脳が集まるドイツのハンブルグでは、市のいたる所で大規模なデモが起きています。 ドナルド・トランプ大統領も他の世界首脳陣と顔を合わせます。サミット初日を妨害しようと約10万人の抗議者が街頭に出て、座り込みなどを決行しました。警官らはデモ隊を追い払うために放水砲やトウガラシスプレー、スタン手榴弾を使いました。G20サミットの議題で注目される事項は、気候変動、貿易、北朝鮮問題です。G20は気候変動やグローバルな経済格差など多くの問題を解決できないでいると、デモに参加した人たちは話します。グローバル・ソリダリティ・サミットとして知られるもう一つのG20サミットに参加する哲学者スレコ・ホーバトに話を聞きます。彼は「民主的ヨーロッパ運動」(DiEM25)の共同発起人です。

    dailynews date: 
    2017/7/7(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「ラッカでは静かに虐殺が繰り広げられている」:シリアの市民ジャーナリストによる包囲網下の市内の記録

    トランプ大統領とロシアのウラジミール・プーチン大統領との会談がG20開催期間中に予定されていますが、シリアでは、米支援を受ける民兵が過激派組織「イスラム国」(ISIS)支配下にある都市ラッカへの攻撃を強化し、数千人の市民が同市からの避難を続けています。米国主導の空爆で約20万人が難民となり数百人の住民が死亡していますが、この状況を国連捜査官は「驚異的な数の市民が犠牲になっている」と報告しています。ラッカでは毎日50回もの空爆が行われています。米支援を受ける勢力は、事実上ISISの首都となっているラッカ奪回には少なくとも3か月かかると見込んでいます。シリア人ジャーナリストで、市民ジャーナリスト・グループ「ラッカでは静かに虐殺が繰り広げられている」(Raqqa Is Being Slaughtered Silently)の共同創設者アブダルアジーズ・アルハムザ記者に話を聞きます。2014年に作られたこの組織は、ラッカを掌握したISISによる虐待行為を記録するために創設されました。アルハムザ記者は、賞に輝くドキュメンタリー映画City of Ghosts(『シティ・オブ・ゴースト』)の主役となった人物でもあります。

    dailynews date: 
    2017/7/6(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ドイツのハンブルクで開催のG20サミット 数万人が反トランプ集会に参加へ

    トランプ大統領はG20サミットに出席するためドイツのハンブルクに向かっていますが、ここでは数万人が抗議に集まると見られています。サミット開催に先立ち、今週はじめにはG20サミットとトランプへの反対デモに数千人が集まりましたが、ドイツ警察が彼らに対して高圧放水砲を使用する事件がありました。デモ参加者は今回のサミットを、人と世界資源の搾取を軸に展開していると見なしています。社会正義を求める「グローバル・ジャスティス・ナウ」(Global Justice Now)のニック・ディアデン代表に話を聞きます。同団体は"Campaigners tell the G20: your model is broken, only radical reform can undermine Trump"(「活動家によるG20への意見書:現在のモデルは破綻している、トランプを止められるのは急進的改革のみだ」)と題された声明を発表しています。

    dailynews date: 
    2017/7/6(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ポーランド極右政府の支持を取りつけたトランプ 西洋文明の未来が危機に瀕していると主張

    ドナルド・トランプ大統領は、ポーランドで重要なスピーチを行い「テロと過激派」の脅威に警鐘を鳴らし、西洋文明が危機に瀕していると述べました。そこで歓声を上げていたのは、会場にバスで送りこまれた右翼ポーランド政府支持者たちです。そしてトランプは、歴代大統領が数十年来恒例としてきたワルシャワ・ゲットー蜂起記念碑は訪問しなかったことで批判を浴びています。英ガーディアン紙に定期的に寄稿する元ワルシャワ・ビジネス・ジャーナル政治部編集長、ナイジェリア系ポーランド人のジャーナリスト、レミ・アデコヤに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/7/6(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ラミ・コウリ:カタールとの亀裂は 変革の波を抑制したいサウジアラビアとUAEの意志

    カタールとの外交的膠着状態の中、バーレーンとエジプト、UAE(アラブ首長国連邦)そしてサウジアラビアの外相が、5日会合を開きます。サウジ主導のこの連合は、カタールに対して13の要求をしていますが、その中には、アルジャジーラ・テレビ局の閉鎖も含まれています。カタールへの他の要求は、ムスリム同胞団への支援をやめること、イランとの外交関係を弱めること、カタール国内のトルコ軍基地の閉鎖なども含まれます。この外交上の膠着状態は、トランプ大統領がリヤドで、サウジアラビアのサルマン国王に面談した後すぐに始まりました。ベイルートのアメリカン大学の公共政策上級研究員で、ジャーナリズム学教授のラミ・コウリに話を聞きます。彼はまた国際的な企業連合体のコラムニストであり、ハーヴァード大学ケネディスクールの(非居住)上級研究員です。

    dailynews date: 
    2017/7/5(Wed)
    記事番号: 
    4
  • アリ・バーマン:クリス・コーバックはトランプのために全米で「有権者抑圧」の道を拓こうとしている

    本日までに44の州が、トランプの「選挙不正を調査する大統領諮問委員会」の要求に対して、有権者の詳細な個人情報を提供しないことを表明しています。本日はこの個人データ要求の裏にいる男、カンザスの州務長官であり、トランプの「選挙不正調査委員会」の副委員長であるクリス・コバックに焦点をあてます。コバックは、全国的な厳しい投票者ID法を推進しており、「市民権の証明」を必要条件とすることを提唱しています。市民権活動家によれば、それは投票者抑圧をねらったものです。最近ニューヨーク・タイムズ・マガジン誌に「トランプの不正投票妄想の裏にいる男」を寄稿したアリ・バーマンに話を聞きます。同時に、法の下の市民権のための弁護士委員会の委員長および事務局長であるクリスティン・クラークにも話を聞きます。同会は7月3日にカンザス州州務長官クリス・コバックを相手取って提訴しました。

    dailynews date: 
    2017/7/5(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 44州がトランプに「ノー」を突きつける: 選挙不正調査委員会の投票者個人データ要求に高まる抵抗

    ドナルド・トランプ大統領が設立した連邦「選挙不正調査」委員会(Election Integrity Commission)が、各州に有権者の詳細な個人情報を提出するよう求めている件で、様々な人権団体や議員らが反対の意を表明しています。この要求は、カンザスの州務長官でありトランプの「選挙不正を調査する大統領諮問委員会」(Presidential Advisory Commission on Election Integrity)の副委員長であるクリス・コバックによって出されたものです。本日までに少なくとも44の州が、コバックの要求には応じないことを表明しています。最近ニューヨークタイムズ・マガジン誌に"The Man Behind Trump's Voter-Fraud Obsession"(トランプの不正投票妄想の裏にいる男)を寄稿したアリ・バーマンに話を聞きます。また、「法の下の市民権のための弁護士委員会」委員長および事務局長であるクリスティン・クラークにも話を聞きます。同会は7月3日、カンザス州州務長官クリス・コバックを相手取って訴訟を起こしました。

    dailynews date: 
    2017/7/5(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 北朝鮮のICBM発射実験に対し トランプは対話の機会を探るのか それとも更なる軍事行動に出るか

    4日に北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験に成功したことで、朝鮮半島で再び緊張が高まっています。専門家によると、今回のミサイルはアラスカまで到達する能力を持つと言うことです。米国と韓国は、対抗措置として日本海で弾道ミサイル発射の合同演習を行いました。今年に入ってから、米国は朝鮮半島で大規模な軍事演習を実行し、韓国国民の抗議にも関わらず、THAAD(終末高高度防衛)と呼ばれる対ミサイル・システムを韓国に配備しました。本日は南北朝鮮の平和を求める女性たちの国際運動である「ウィメン・クロスDMZ」の創立者で、国際コーディネーターのクリスティーヌ・アンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/7/5(Wed)
    記事番号: 
    1

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