米上院で医療費負担適正化法(通称オバマケア)廃止法案は49票対51票の僅差で否決され、米共和党とトランプ大統領にとって手痛い敗北となりました。この時国会議事堂の場外に集まっていた抗議者たちは、歓喜に沸き「Yes, we did」(よし、やった)を連呼しました。オバマケアの「廃止と差し替え」はトランプ大統領と共和党が国民に約束し7年を費やした政策であり、彼らにとっては手痛い敗北です。否決された法案は、廃止の範囲を縮小した通称「スキニー廃案」(skinny repeal)と呼ばれるもので、個人への医療保険加入義務と特定の企業に対して従業員のための医療保険加入を義務づける条項を削除するものでした。ヘルスケア保護の草の根運動、「ヘルスケア・フォー・アメリカ・ナウ」(Health Care for America Now) のマルガリーダ・ジョージに話を聞きます。