デイリーニュース

  • 「彼の笑いは戦いの雄叫び」 コメディアンで偉大な人権活動家ディック・グレゴリー追悼に数千人

    先月84歳で逝去した偉大なコメディアンで公民権活動家のディック・グレゴリーの生涯を讃えるために、9月16日(土)に何千人もの人が集まりました。団体「破れを繕う者」(Repairers of the Breach)会長、上級講師のウィリアム・バーバー牧師、マキシン・ウォーター牧師やマーティン・ルーサー・キング3世、メドガー・エバーズの娘レエナ・エバーズ、そしてマルコムXの娘イルヤサ・シャバーズをはじめとする公民権運動の大物の子どもたちなど、彼を追悼するために集まった人々の声を聞いていきます。

    dailynews date: 
    2017/9/22(Fri)
    記事番号: 
    2
  • イエメンで民間人16人殺害の爆弾は米国製 アムネスティ・インターナショナルが発表

    アムネスティ・インターナショナルによる新たな大規模捜査により、イエメンの首都で先月16人の市民が命を落とした爆弾はアメリカで製造されたものだと判明しました。生存者の1人、5歳のブサニアの空爆直後の写真は世間に瞬く間に広がりました。この空爆で彼女は家族全員を失いました。アムネスティ・インターナショナルの武器専門家は武器の破片を分析し、レーザー誘導型で空中投下する爆弾に使われるアメリカ製の部品と一致するはっきりとした印を見つけました。連合軍による空襲は、民間人全般の死傷者だけでなく、子どもの死傷者についても引き続き最大の原因になっています。このアムネスティの最新報告と時を同じくして、いくつかのEU加盟国が国際連合人権理事会で動議を提出し、この紛争にかかわる全ての陣営が行った人権侵害について独自の調査を行うよう呼びかけています。国際連合人権高等弁務官はイエメンでの人道危機を「完全に人為的な原因による大惨事」と呼んでいます。アムネスティ・インターナショナル・アメリカで中東・北アフリカの弁護士責任者ラーイド・ジャラールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/9/22(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「長き一夜」 作家アンドレア・ピッツァーが強制収容所の歴史と今日の不寛容の高まりを語る

    ビルマでは、数百の村を焼かれたムスリム少数派ロヒンギャ族40万人以上が国を脱出し、人道的危機が進行しています。国連人権高等弁務官は、ビルマ政府が教科書通りの民族浄化を行っていると非難しました。米国では、反移民感情および反ユダヤ主義を見せつける事件が増加しています。パレスチナでは、ガザ地区が居住不能になりつつあると国連が警告しています。強制収容所と反ユダヤ主義について、ジャーナリストで作家のアンドレア・ピッツァーに話を聞きます。先日、発売されたばかりのピッツァー記者の著書はOne Long Night: A Global History of Concentration Camps(『長き一夜:強制収容所の世界史』)というタイトルです。

    dailynews date: 
    2017/9/21(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 国連総会は気候変動対策を最優先も トランプ政権はパリ協定からの離脱を再宣言

    国連では9月18日、トランプ大統領の上級経済担当補佐官ゲイリー・コーンが、米国は気候変動への国際的取り組みの重要な一歩である2015年のパリ協定から予定通り離脱すると述べました。これに先立ち国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、気候変動問題は今年の国連総会の最優先事項とすべきだと発言していました。本日のゲスト、経済学者のジェフリー・サックスは「パリ協定は参カ国193すべてに完全に均整が取れて」おり、気候変動による異常気象が引き起こした災害からの復興には、化学企業や石油企業が資金提供すべきだと主張します。

    dailynews date: 
    2017/9/21(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 経済学者ジェフリー・サックス:イランとの戦争を望まない米国市民は いま声をあげるべきだ

    イランとの核合意からの撤退を促すトランプ大統領の国連総会での発言は、今日のゲスト、ジェフリー・サックス教授には聞き覚えのあるものでした。「以前、この手のレトリックが使われたのは、ジョージ・W・ブッシュの悪の枢軸発言のときです」とサックスは言います。「あのときは直後にイラクへ戦争を仕掛け、米国の軍事作戦および外交、というか反外交の、現代における最悪の失敗に踏み出すことになりました。ですから今度もまた、戦争や紛争への布石なのです。並外れた無知であり危険をはらんでいます。現在イランは交渉の合意を順守しています」。

    dailynews date: 
    2017/9/21(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「核戦争は現実的脅威」とジェフリー・サックスが警告  トランプが北朝鮮を「完全に破壊する」と脅す中

    9月19日、トランプ大統領は国連総会での初スピーチで、米国の巨大な軍事力を自慢し、北朝鮮を「完全に破壊する」と脅しました。「核戦争は現実的脅威です」と、著名な経済学者でコロンビア大学の持続可能開発センター(Center for Sustainable Development )所長ジェフリー・サックスは語ります。「現在、これはありえない想像の世界ではなくなっているのです。ともに情緒不安定らしき二人の国家指導者が互いにののしり合っている。二人とも核兵器を所有しているのですから」

    dailynews date: 
    2017/9/21(Thu)
    記事番号: 
    2
  • プエルトリコに迫る大規模な環境災害 ハリケーン「マリア」と大規模停電が追い討ち

    9月20日、カテゴリー4のハリケーン「マリア」が上陸したプエルトリコでは、記録的な豪雨と大規模な洪水災害で送電線が破壊され国の全土が停電となっています。プエルトリコでは2週間前のハリケーン「イルマ」により数十万戸が停電となり、その多くはまだ復旧作業が終っていませんでした。今回のハリケーンでは環境災害の可能性も懸念されています。プエルトリコには米国の「スーパーファンド法」にのっとり汚染浄化対象となっている場所が23箇所あり、中でもかつて米海軍試験区域があったビエケス島にはハリケーンがほぼ直撃しました。同島には民間企業AES所有の石炭火力発電所もあります。島中の住民が、発電所の閉鎖と、有毒な石炭灰を自分たちの地域社会に廃棄するのを止めることを同社に求めています。廃棄物は住民の健康だけでなく環境にも有害であるという主張です。ニューリパブリック誌スタッフライターとして環境問題を担当するエミリー・アトキン記者に話を聞きます。彼女は"Puerto Rico is Already an Environmental Tragedy. Hurricane Maria Will Make It Even Worse"(「環境大災害に見舞われたプエルトリコに ハリケーン『マリア』が追い討ち」)という記事を執筆しました。

    dailynews date: 
    2017/9/21(Thu)
    記事番号: 
    1
  • トランプ大統領 キューバを「世界のほとんどにとって敵」と糾弾 制裁の継続を言明

    トランプ大統領は19日、国連総会での演説でキューバ政府を罵倒し、キューバに対する制裁を解除しないと述べました。トランプはすでに、米国とキューバの両国関係の正常化に逆行する動きを取っており、渡航や通商への規制を復活させています。レックス・ティラーソン国務長官も、大使館職員が難聴や脳傷害など説明できない一連の健康問題を被っていることを理由に、駐キューバ米国大使館を閉鎖する可能性があると述べました。健康問題は音響兵器の使用が原因とみられています。キューバ政府高官は、音響攻撃とみられる行為への関与を否定しており、事件の調査にあたって米国当局に協力しています。ベネズエラ政府を代表してルイス・ポサダ・カリレスの送還に尽力しているキューバ人弁護士、ホセ・ペルティエラと話します。また、今週、ニューヨークで封切られる、米国とキューバの関係に関する新作ドキュメンタリー映画Embargo (『経済封鎖』)の監督、ジェリ・ライスもゲストです。

    dailynews date: 
    2017/9/20(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 軍部の民族浄化作戦が続行されれば すべてのロヒンギャがミャンマーから追放されかねない 支援者が警告

    人道上の危機が続くミャンマーで、少数派のイスラム教徒ロヒンギャの40万人以上が、ミャンマー軍の残虐な作戦を逃れて国外に脱出しています。ヒューマン・ライツ・ウォッチによれば、ロヒンギャの家屋数万戸が焼き討ちに会い、全焼しました。破壊は、ミャンマー国内のロヒンギャの214ほどの村におよんでいます。ヒューマン・ライツ・ウォッチが公開した襲撃の前後を写した衛星写真を比較すると、ここ数週間にラクヒン州の広大な土地が破壊されたことが明らかです。先週、ゼイド・ラアド・アル・フセイン国連人権高等弁務官は、民族浄化の典型例を遂行しているとして、ミャンマー政府を非難しました。19日、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、国連総会においてミャンマーの軍事作戦を非難するよう要請しました。一方、ミャンマーのノーベル平和賞受賞者で、現在ミャンマーの事実上の大統領であるアウン・サン・スー・チーは、この暴力行為に対する対処をめぐり厳しい批判を浴びています。2016年、スーチーは、ミャンマーで高く評価されている国民的指導者として国連総会に出席しましたが、今年は、ロヒンギャに対するミャンマー軍の弾圧に関する質問を避けるため、総会への出席をみあわせました。19日にミャンマー国内でテレビ放送された演説で、スー・チーは軍批判を拒否し、また、民族浄化に対する国連の非難に応えませんでした。

    dailynews date: 
    2017/9/20(Wed)
    記事番号: 
    4
  • オバマケア改廃への賛成票確保をめざし 共和党上院議員が最後のあがき

    マイク・ペンス副大統領はじめトランプ政権のトップは19日、国会で終日、共和党上院議員に向けたロビー活動を行い、最新の医療保険改定案への支持を訴えました。主要な策定者であるルイジアナ州選出のビル・キャシディー、サウスカロライナ州選出のリンゼー・グラハム両議員の名に因んでグラハム・キャシディ法案と呼ばれるこの法案は、医療保険制度改革(オバマケア)を廃止し新制度に改正しようとする試みですが、上院が単純過半数で立法化できる期限は9月30日で、大詰めの時期にはいっています。「予算と優先政策センター」(Center on Budget and Policy Priorities)は、この法案によって数百万人が保険を失い、メディケイドが空洞化され、既往歴を持つ人々に対する保護が撤廃あるいは弱体化され、個人の医療費自己負担が増加する一方、米国の最富裕層は潤沢な減税に浴する、と評しています。ニューヨーク・タイムズ編集局は19日の社説で、「グラハム・キャシディ法案の残酷さは筆舌に尽くしがたい」と述べました。「トーキング ポイント メモ」(Talking Points Memo)で医療保険問題を担当する政治記者アリス・オールスティーンと話します。

    dailynews date: 
    2017/9/20(Wed)
    記事番号: 
    3

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