デイリーニュース

  • プエルトリコは助けが必要:歩みの遅い復興の中 選挙の洗礼を受けていない財政委員会が緊縮政策を推進

    ハリケーン「マリア」がプエルトリコを壊滅させてから約8カ月が経ちますが、プエルトリコの少なくとも3万世帯が依然として電力のない暮らしを強いられています。首都サンファンで反緊縮の抗議デモが起こる中、プエルトリコの「政治的発展センター」(Center for Political Development)の代表ジョバンニ・ロベルトに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • プエルトリコのメーデー:警察がトウガラシ・スプレーと催涙ガスで反緊縮の抗議者たちを攻撃

    プエルトリコではメーデーの5月1日、首都サンファンでのゼネストに数千人が参加しました。これは、公立学校の閉鎖から大学の学費値上げにいたる緊縮政策に反対するものでしたが、抗議者たちが連邦監督委員会の複数の事務所があるビル近くに集結しようとしたとき、警察は催涙ガスとトウガラシ・スプレーを発射しました。同委員会は、10%の年金削除の実施や、年間に一定時間以上働いた被雇用者への支払いが法律で義務付けられてきたクリスマス・ボーナスの廃止、有給休暇と病気休暇の削減、最初に正当な理由を証明するという義務なしに企業が従業員を解雇できるようにすることを求めています。一方、ハリケーン「マリア」がプエルトリコを壊滅させてから約8カ月が経ちますが、少なくとも3万人が依然として電力のない暮らしを強いられています。4月には、掘削機が送電線を切断したため、すべての配電網が停電になりました。デモクラシー・ナウ!の通信員フアン・カルロス・ダビラによる、サンファンの街頭からの報告を放送します。

    dailynews date: 
    2018/5/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「歴史について語ることが我々が米国を解放する方法」:白人至上主義の犠牲者をたたえる新記念施設

    白人至上主義の犠牲者たちへの記念碑The National Memorial for Peace and Justice(平和と正義のためのナショナル・メモリアル)が4月最終週、アラバマ州モンゴメリーにオープンしました。この記念施設の中心となるのは、800の耐候性鋼の鋼柱が頭上につられている歩道です。各鋼柱には米国の郡の名前とそこで白人集団によってリンチされた人々の名前が刻まれています。このメモリアルがリンチの犠牲者に捧げられたのに加え、提携施設であるThe Legacy Museum: From Enslavement to Mass Incarceration(ザ・レガシー・ミュージアム:奴隷から大量投獄まで)も4月最終週にオープンしました。米国初のリンチ犠牲者記念碑「平和と正義のためのナショナル・メモリアル」を実現した団体、Equal Justice Initiative(公平な正義のための取り組み)の創設者で代表のブライアン・スティーブンソンにさらに詳しく話を聞きます。

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    2018/5/1(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ジャーナリストにとって2001年以来最悪の日 アフガニスタンで殺された10人を世界が追悼

    アフガニスタンでは、2001年のアフガン戦争開始以来ジャーナリストにとって最悪の日、4月30日に殺された10人のジャーナリストの葬儀が始まりました。カブールで起きた2度の自爆攻撃で9人のジャーナリストが死亡、その中には、フランス通信社の著名なフォトグラファー、シャー・マライも含まれています。自爆攻撃の生存者によれば、自爆テロリストはテレビのカメラマンを装っていました。「イスラム国」(ISIS)が犯行声明を出しています。10人目のジャーナリストは4月30日、アフガン東部の都市ホーストで射殺されました。カブールを拠点とするフリーランス・ジャーナリストのアリ・ラティフィとフランス通信社の編集長フィル・シェトウインドに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 黒人解放神学創始者のコーン師が死去 「彼は黒人と抑圧されるすべての人々のために戦った」

    黒人解放神学の創始者ジェームズ・コーン師が4月28日、79歳で死去しました。コーン師の生涯と業績を振り返ります。コーン師は1960年代に人種的正義のための言論活動を開始し、被抑圧者の経験からキリスト教の福音を解釈しました。黒人神学にキリスト教のアイデンティティを与えたマーティン・ルーサー・キング師、黒人神学に黒人のアイデンティティを与えたマルコムXに影響を受けたと語っています。コーン師の演説の抜粋をお送りします。ゲストにコーン師が50年にわたって教壇に立ったユニオン神学校のセリーン・ジョーンズ博士、エピスコパル神学校学部長でユニオン神学校教授ケリー・ブラウン・ダグラス博士、キング牧師の出身教会エベネゼル・バプテスト教会の上級牧師ラファエル・ワーノック師を迎えます。ダグラス博士とワーノック師はコーンの教え子です。ワーノック師はまた「ニュー・ジョージア・プロジェクト」代表で、The Divided Mind of the Black Church: Theology, Piety, and Public Witness(『黒人教会の引き裂かれた心:神学、信仰、証』)の著者でユニオン神学校の理事でもあります。

    dailynews date: 
    2018/4/30(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 北朝鮮との核交渉 米国は制裁と経済封鎖を解除するか ティム・ショロック記者に聞く

    北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、米国が朝鮮戦争の終結に公式に同意し、北朝鮮に侵攻しないことを約束すれば核兵器を放棄すると約束しました。声明は、金委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が4月27日、朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた板門店(パンムンジョム)で歴史的な会合を行った後に発表されました。北朝鮮の国営メディアは29日、核実験とミサイル実験を直ちに停止し、豊渓里(プンゲリ)核実験場を閉鎖することを金委員長が誓ったと伝えました。歴史的な進展となる可能性もあるこの出来事について、ネイション誌とソウルの「コリア調査報道センター」(Korea Center for Investigative Journalism)の記者であるティム・ショロックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • カレン・コレマツ 「父は日系人抑留に抵抗しました。トランプの入国禁止令も同じくらい不当です」

    最高裁判所はイラン、リビア、ソマリア、シリア、イエメンなど7カ国からの人々の入国禁止をするトランプ大統領の入国禁止令を是認する準備が整ったようです。25日に行われた口頭弁論では、アンソニー・ケネディ裁判官は保守派に同調しているようでした。トランプの入国禁止令は何度も修正を重ねていますが、繰り返し下級裁判所で阻止されています。憲法違反であり連邦移民法に抵触するとの理由です。最高裁判所に入国禁止令を違憲と判断するよう要請している人々の中には、第2次世界大戦中に拘束されていた日系アメリカ人の子供たちがいます。

    本日はそのひとり、カレン・コレマツに話を聞きます。彼女の父フレッド・コレマツは、日系アメリカ人の収容所への送還命令を拒否したために投獄された公民権運動の有名人です。彼の裁判は最高裁判まで争われました。昨年、カレン・コレマツはワシントンポスト紙の論説に”My father resisted Japanese internment. Trump’s travel ban is just as unfair”(私の父は日系人抑留に抵抗しました。トランプの入国禁止令は、それと同じくらい不当です)という標題の記事を寄稿しました。フレッド・T・コレマツ研究所代表のカレン・コレマツに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「辞任を求めます」 倫理スキャンダル山積の環境保護長官スコット・プルーイット 議会で糾弾 

    スコット・プルーイット米国環境保護庁長官は26日、連邦議会において彼の支出や業界ロビイストとの関係をめぐる夥しいスキャンダルについて議員たちから厳しい質問攻めにあいました。プルーイットには6件以上の調査が行われています。スキャンダルの中にはこういうものがあります。彼が一晩あたりわずか50ドルの賃料で借りているキャピトル・ヒルの分譲マンションは、多くの化石燃料企業を顧客とするワシントンの有名エネルギー業界ロビイストの妻が所有しています。プルーイットは自分のオフィスに4万3000ドルもする防音の電話ブースを導入しました。これに関して政府の監査役は支出基準に違反するとしています。プルーイットは環境保護庁の予算300万ドルを使って自らの身辺警備を強化し、フルタイムの捜査官18名を採用するなどしていました。プルーイットは、いつもファーストクラスやビジネスクラスで移動します。報道によれば彼の政策に憤りを感じるエコノミークラスの乗客に詰め寄られたことが原因です。この問題について、ニュー・リパブリック誌スタッフライターのエミリー・アトキンに聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「夢が現実に」:平和活動家 南北朝鮮首脳の正式な戦争終結への意欲を歓迎

    朝鮮半島で今日、新たな歴史が刻まれました。文在寅韓国大統領と金正恩朝鮮労働党委員長が韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)で握手を交わし、朝鮮半島の非核化と朝鮮戦争の終結を公式に宣言するために努力を重ねると誓いました。今日の歴史的な南北首脳会談では、北朝鮮トップが初めて韓国に足を踏み入れました。会談中に金正恩氏は、「私は対立の歴史を終わらせるために来ました」と発言しました。南北朝鮮の首脳は、1953年に結ばれた不安定な休戦協定に代わる正式な講和条約を結ぶために米国を交えた対話を進めると約束しました。退役米軍大佐で元国務省外交官のアン・ライトに更に詳しい話を聞きます。彼女は朝鮮戦争の終結を呼びかけてきた国際調停団体ウィメン・クロスDMZのメンバーです。

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    2018/4/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 大量虐殺から逃れた50万人以上のロヒンギャ難民 今度はバングラデシュでモンスーンの季節に直面

    救済機関は、6月のモンスーンの季節を前に、数万人のロヒンギャ難民を、混雑したバングラデシュの難民キャンプから移動させようと必死で動いています。現在、数十万人の登録済みロヒンギャ難民がバングラデシュ南東のコックスのバザール地区で生活を送っています。彼らは、国連が「典型的な民主浄化」と呼ぶビルマの軍隊によるレイプ、殺人、放火作戦を逃れてきた難民です。国連難民高等弁務官は、この先数か月に渡る大量の雨で少なくとも15万人が「土砂崩れおよび洪水の高い危険」に晒されていると発言しています。難民の一部は、メグナ川河口に最近できた島に移動することが可能です。このような状況の中でも未だ、ビルマから国境を越える難民が後を絶ちません。ニューヨークのスタジオに「英国ロヒンギャ系ビルマ人協会(Burmese Rohingya Organisation UK)」会長で、「ロヒンギャ解放連合(Free Rohingya Coalition)」の一員でもあるトゥン・キンをお迎えしました。キンはビルマで生まれましたが1982年、ビルマの国籍法で事実上、無国籍者となった100万人のロヒンギャの一人です。

    dailynews date: 
    2018/4/26(Thu)
    記事番号: 
    4

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