デイリーニュース

  • セント・ジョン・ディバイン大聖堂がコロナでキリスト教原理主義グループと協力 司教が説明

    4月は世界中の信者たちが復活祭、過ぎ越しの祭り、ラマダンなどの準備を開始する月ですが、マンハッタンのセント・ジョン・ディバイン大聖堂はニューヨーク市と協力し、より多くのコロナウイルス患者が病院で治療を受けられるよう、聖堂内に非感染者用の400床を用意するとしています。しかし懸念もあります。ニューヨーク市がこの提携でキリスト教原理主義団体「サマリタンズ・パース」(Samaritan’s Purse)とも協力していることです。「サマリタンズ・パース」は、激しいイスラム嫌悪で知られ、反中絶、反LGBTQを掲げるフランクリン・グラハムがリーダーを務める団体です。「サマリタンズ・パース」は先週、マウント・サイナイ病院に収容しきれない患者を収容するため、セントラル・パークに野外病院を建設しました。ニューヨーク市長ビル・デブラシオは、「サマリタンズ・パース」が患者差別をしないよう監視する職員の派遣を約束しました。セント・ジョン・ディバイン大聖堂のクリフトン・ダニエル首席司教は、「彼らの価値観には同意できないが、援助は歓迎する」と述べました。「私たちの仕事は人々の命を救い助けることです。あなたが砂漠で渇きのために死にそうな時に、グラス一杯の水を差し出されたら、免許証を見せろなどと言わず、ただ感謝するでしょう」。

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    2020/4/6(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「ここで死なせないでほしい」:刑務所内の感染率が急上昇 受刑者が釈放と保護を求める

    コロナウイルス危機のなか、ウイリアム・バー司法長官は4月3日、感染や重症リスクの高い連邦刑務所の受刑者を自宅監禁に変更するよう求める緊急指令を出しました。受刑者の釈放は少なくとも16の州が既に行っています。拘束されている人々への治療を見ていきます。ニューヨーク州では少なくとも受刑者24人の感染が確認されていますが、アンドリュー・クオモ知事は誰一人として釈放していません。一方ビル・デブラシオ市長は、ライカーズ島その他の市刑務所から約300人を釈放すると述べましたが、支援者たちはそれを遥かに上回る数の釈放を求めています。ライカーズ刑務所から4月4日の朝に釈放されたばかりのニューヨーク市立大学の大学院生ホセ・ディアスから詳しく聞きます。また、「高齢者を刑務所から釈放しろ」(Release Aging People in Prison)の責任者ホセ・サルダーナからも詳しく聞きます。

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    2020/4/6(Mon)
    記事番号: 
    2
  • パンデミックでも「12時間勤務5回で1枚のマスク」 ハーレム病院の看護師が感染防止の改善を要求

    ニューヨーク州の新型コロナウイルスによる死者が4千人を越える中、最前線で働く看護師など医療労働者が感染防止策の改善を求めています。ハーレム病院の外で行われているデモに参加しているサラ・ダウドと話します。ハーレム病院の内科・外科部門の正看護師で、COVID-19感染者の治療にあたっています。ニューヨーク州看護師労働組合のメンバーです。「傍観している時間はありません。既存の制度に大規模な改善を要求しなければなりません」とサラは言います。

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    2020/4/6(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 移民コミュニティを護れ:米国境の移民キャンプやICE収容施設で致命的なコロナ感染発生に懸念急増

    連邦議会のヒスパニック系議員団は、数千人の医療専門家と移民権グループと共に、新型コロナウイルス感染の拡大に鑑み、移民税関捜査局(ICE)がすべての囚人を移民収容施設から解放するよう求めました。一方、移民の権利擁護活動家たちは、コロナウィルス感染の拡大が壊滅的な結果をもたらす恐れがあるとして、メキシコ国境を越えて米国に亡命を希望する人々のための野営地の準備に取り組んでいます。トランプ政権が「メキシコ待機」政策を実施して以来、中央アメリカやアフリカのような地域から米国への亡命を希望する何万人もの人々がメキシコ国境の都市で立ち往生し、米国の裁判所で亡命申請が処理されるのを待っています。スエノス・シン・フロンテラス・デ・テハス(Sueños Sin Fronteras de Tejas)の創設者で事務局長のローラ・モリナーと話をします。この団体は、ラテーニクスや非白人女性が中心となって移民や亡命を希望する女性や子供、家族に支援を提供する共同体です。

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    2020/4/3(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 台湾が新型コロナを封じ込めた秘訣:迅速な初動、テクノロジー、数百万枚のフェイスマスク

    台湾は、中国本土からわずか160キロメートルしか離れておらず、武漢発着の定期便もありますが、それにもかかわらず新型コロナウイルスの大流行の中で最悪の事態を回避することに成功しています。台湾ではこれまでに5人の死者が出ており、確認された感染者は350人以下にとどまっており、ほとんどの学校や企業は営業を続けています。台湾はどのようにこれを達成したのでしょうか? 「積極的な行動」と語るのは、台湾の国民健康保険改革タスクフォースの元プロジェクトマネージャー、ジェイソン・ワン医師です。彼は現在、政策・転帰・予防センターの所長を務め、スタンフォード大学の小児科および医学の准教授を務めています。台湾の戦略とそこから世界が何を学ぶことができるかについて聞きました。

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    2020/4/3(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ウイルス感染の蔓延に伴い権威主義も拡大:フィリピンの外出禁止で暴力行使も辞さないドゥテルテ大統領

    フィリピンでは1日(水)、権威主義的なロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、ルソン島に施行されている厳格な外出禁止令に珠雲民が抵抗した場合は、射殺するように兵士に命じたと語りました。この命令が出される前、マニラのケソンシティの貧民街の住民が抗議行動を行い、外出禁止が2週間以上前に始まったときに約束された食糧がとどいておらず、空腹だと訴えていました。フィリピンでは現在、新型コロナによる死者が136人、確認された感染者数は3,000人以上です。感染者の数が増えるにつれ、看護師や医師から個人用防護装備の大幅な不足が報告されています。フィリピンで感染者が急増する一方、インドネシアでは現在までに181人が亡くなり、アジアでは中国に次いで2番目に多い死者数となっています。シンガポール、香港、台湾では、新型コロナウイルスの封じ込めに成功しています。この地域の国々がコロナウイルスにどう対応しているか、『ボイス・アジア』(VICE Asia)の編集長ナターシャ・グティエレス(Natashya Gutierrez)に詳しく聞きます。

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    2020/4/3(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「私たちの身体が危険にさらされている」 コロナ感染死の激増でニューヨーク市の看護師は防護装備を要求する

    新型コロナウイルスのパンデミックの最中、カリフォルニア州、フロリダ州、カンザス州、ミズーリ州、ネバダ州、テキサス州で、看護師たちが、国内最大級の病院チェーンHCA(ホスピタルコーポレーション)ヘルスケアの「準備体制の不備」に抗議しています。彼らは、看護師やその他のスタッフに最適な個人用保護具(PPE)を提供することを要求しています。米国におけるパンデミックの中心地ニューヨークでは2日(木)、ブロンクス地区のモンテフィオーレ医療センターの医者や看護師がPPEの欠如に抗議しました。今日は、マンハッタンのマウント・サイナイ病院の前で別の抗議行動が行なわれており、PPEの拡充、人員配置の改善、最前線のスタッフに対する新型コロナウィルステストを求めています。抗議活動の現場からライブで、マウント・サイナイ・ウエストの集中治療ユニット看護師のトレ・クウォンと話します。彼女はマウント・サイナイ病院の新型コロナウィルス最前線労働者タスクフォース(COVID-19 Frontline Workers Task Force)のメンバーです。クォンは、産休を取っていましたが、同僚を助けるために早めに切り上げて復帰しました。ニューヨーク市内の病院は新型コロナパンデミックに圧倒されています。クォンは『レフトボイス』(Left Voice)のンバーでもあります。

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    2020/4/3(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「検査キットが足りない」:パンデミックが拡大する中 南半球の発展途上国では最悪の事態を想定

    中国、ヨーロッパ、米国に打撃を与えたコロナウイルス・パンデミックは、南半球の発展途上国でも拡大しつつあります。国連は、このパンデミックが貧困国の脆弱な経済や食料安保を破壊しようとしていると警告しました。コロンビア大学の国際衛生医療および微生物科学の准教授で、「地球研究所」(EarthInstitute)の「持続可能な開発センター」(Center for Sustainable Development)事務局長のヤニス・ベン・アモアに話を聞きます。

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    2020/4/2(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「ソーシャル・ディスタンスは恵まれた人たちの特権」:感染拡大で13億人がロックダウン状態にあるインドで 社会的階級の分断が明らかに

    インドでは、コロナウイルスの感染を抑えるために、人口13億のこの国全体が封鎖状態に置かれてから1週間がたちました。インドの感染者数は2000人、死者数は少なくとも50人と報道されています。数百万人が貧困下にありますが、ロックダウンが発表されたとき、季節労働者は故郷から離れた場所で行き場をなくし、中には帰郷を選択しその旅で亡くなった人もいると報じられています。インドの労働市場は8割以上が非正規で、ほとんどは1日に2~3ドル以下の日給で暮らしています。現在は外出禁止のためその稼ぎも絶たれています。ワシントン・ポスト紙にグローバル・オピニオンを寄稿するインド出身のジャーナリスト、ラナ・アユブに話を聞きます。アユブは最近フォーリン・ポリシー誌に”Social Distancing is a Privilege”(「ソーシャル・ディスタンスは恵まれた人たちの特権」)という記事を寄稿しました。

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    2020/4/2(Thu)
    記事番号: 
    2
  • COVID-19に揺れる米国で トランプがギリアド社の税金投入治療薬の独占特許を維持するため 規制を停止

    米国はコロナウイルス感染者数が世界最多となり、国内の医療システムはすでに極限に達し保護具が不足しています。トランプ大統領と彼の公共衛生顧問たちは、2週間後には米国内のコロナウイルスによる死者は10万人を超える可能性があると発言しています。一方で、失業者は数百万人に達し、先週の330万件に加えて、今週は660万件という記録的な失業手当の申請がありました。コロナウイルスの経済的影響ついて、またこの感染拡大の中、トランプがFDA(食品医療品局)の規制を無期に停止することでギリアド・サイエンス社などの製薬会社に恩恵を与えた(後に辞退した)ことについてパブリック・シチズン(Public Citizen)のロバート・ワイスマン代表に話を聞きます。(画像クレジット:ホワイトハウス)

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    2020/4/2(Thu)
    記事番号: 
    1

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