W.R.グレース社に対する公判で20日、政府・検察側の最後の証人が召喚されました。同社とその幹部5人の公訴罪状は、モンタナ州リビー地区にある同社バーミキュライト鉱山から採掘されたアスベスト汚染鉱石に、危険と知りながら同社労働者や一般住民をさらしていたというものです。政府はこれを「米国最大の環境災害」と呼んでいます。これがもとで数百人が死亡しました。W.R.グレースは1963年にこの鉱山を購入した時点からリビーの人々の死因を知っていました。にもかかわらず所有の30年間にわたり、鉱石によるアスベスト汚染を放置していたのです。この問題を取材する2人のジャーナリストに話を聞きましょう。