米国境警備員の手による死亡事件が大幅に増える中、米国土安全保障省が長いあいだ待ち望まれていた、警備員の武力行使について調査をはじめることに同意しました。2010年以降、少なくとも18人が国境警備員に殺されています。そのうちの一人、バレリア・“マニーケ”・タチキンは、9月28日白昼、カリフォルニアの、メキシコ国境から数マイル北の地点で、米国境警備員に殺されました。タチキンは米国の市民権をもち、5人の子どもの母親でした。タチキンの遺族は国境警備員を相手取り、不法行為による死亡で訴訟を起こしています。被害者の父バレンティン・タチキンと、「南部国境地帯コミュニティ連合」(Southern Border Communities Coalition)会長で、「サンディエゴ同盟」(Alliance San Diego)の人権保護部長も勤めるクリスチャン・ラミレスに話を聞きます。