著名な精神科医ロバート・ジェイ・リフトンはこれまで50年にわたり、米国による広島への原子爆弾投下や、ナチの犯罪を手助けした医師たち、そして核戦争に至るまで、戦争の心理的側面について精力的に執筆してきました。1967年にはリフトンは、著書『ヒロシマを生き抜く─精神史的考察』で全米図書賞(National Book Award)を受賞。1970年には、ベトナム戦争についての米上院委員会で証言し、帰国した退役軍人の社会復帰に向け人間性を取り戻すための手助けが必要だと警告しました。1986年、リフトンは多大な影響を及ぼした著書The Nazi Doctors: Medical Killing and the Psychology of Genocide(『ナチスの医師たち:医療的殺害とジェノサイドの心理』)を出版しました。インタビューの締めくくりとしてリフトンは、彼が「悪の社会化」と呼ぶホロコーストからベトナム戦争、そして死刑について語ります。