デイリーニュース

  • 『フリントに乾杯』:フリント市の飲料水をめぐる闘いのACLUによる前例のない検証

    3月8日、有権者たちが4つの州で投票に向かいますが、中でもミシガン州はその獲得が重要視されており、同州のフリント市で起きている水道水をめぐる危機が民主党選挙戦で大きく取り上げられています。この危機は、ミシガン州のリック・スナイダー知事によって選挙なしで任命された緊急事態部長が、明らかにコスト削減を目的としてフリントの飲料水の水源を腐食性のあるフリント川に切り替えた事が発端となっています。ミシガン州の年間最優秀ジャーナリストに選ばれたカート・ガイットと映画製作者のケイト・レビーによって作られた、ミシガン州アメリカ自由人権協会(ACLU)のドキュメンタリーHere’s to Flint(『フリントに乾杯』)を、デモクラシー・ナウ!の独占放送でお届けします。この映画は、地元住民やジャーナリスト、科学者ちが組織的に水質汚染危機を暴いていった様子を内側から描いています。。この危機は、議会聴聞会や公務員たちの辞職、そして米国内における緊縮の影響とインフラの弱体化についての国民的議論を巻き起こしました。

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    2016/3/8(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 革新派議員が語るサンダース対クリントン:グリハルハ&クラーク両下院議員による討論会評

    バーモント州のバーニー・サンダース上院議員は先週末、メイン州、カンザス州、ネブラスカ州の党大会で勝利、一方ヒラリー・クリントン候補もルイジアナ州を危なげなく制し、民主党の候補指名争いが白熱しています。これまで19州で予備選挙や党大会が行われ、クリントンが獲得した代議員数は658人、サンダースは471人となりました。これに加えてクリントンは、党幹部などで構成される選挙を経ないスーパー代議員たちから圧倒的な数の支援を確保しています。ミシガン州フリント市で6日に開かれた討論会では、通商政策、企業の公的救済、銃規制、医療制度に加え、ビル・クリントン大統領の署名で成立した1994年の犯罪法が論点になりました。連邦議会革新議員団のメンバー2人がゲストです。ニューヨーク州選出のイベット・クラーク議員はクリントン候補を支持しています。アリゾナ州選出のラウル・グリハルハ議員はバーニー・サンダースを大統領候補に推すと公言した初の連邦下院議員です。

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    2016/3/7(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「民主主義の問題」:討論会で注目されたフリント水危機の根本的原因を探る

    民主党の両大統領候補が対決する討論会が6日夜、水汚染で全米の注目を浴びているミシガン州フリント市で開かれました。フリント市の水危機は、2014年に選挙を経ずにリック・スナイダー州知事に任命されて就任した非常事態管理者が、飲料水の水源を50年間使用していたデトロイト給水設備から、腐食性がみとめられるフリント川に切り替えたことが発端でした。デモクラシー・ナウ!は2016年2月、ミシガン水戦争の最前線にいるフリント市の住民を取材しました。水道水が鉛に汚染されているため、住民は飲用や調理はもちろん、入浴までボトル水に頼らざるを得ない状況が続いており、しかも今なお全米でも最高水準の水道料金を払わされています。フリントの後に取材した同州メコスタ郡では、世界最大のボトルウォーター会社であるネスレが、ミシガン湖に水を注ぐ帯水層から数百万ガロンもの水を吸い上げています。

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    2016/3/7(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米大統領選と環境レイシズム:民主党討論会でフリント市の水危機が焦点に

    バーモント州のバーニー・サンダース上院議員は先週末、メイン州、カンザス州、ネブラスカ州の党大会で勝利、一方ヒラリー・クリントン候補もルイジアナ州を危なげなく制し、民主党の候補指名争いが白熱しています。両候補は6日夜、水汚染で全米の注目を浴びているミシガン州フリント市で開かれた討論会で対決しました。フリント市の水危機は、2014年に選挙を経ずにリック・スナイダー州知事に任命されて就任した非常事態管理者が、飲料水の水源を50年間使用していたデトロイト給水設備から腐食性がみとめられるフリント川に切り替えたことが発端でした。切り替え後まもなく、住民はさまざまな身体症状を訴え始めました。6日の討論会では、両候補ともフリント市の惨状を糾弾し、危機対策計画を提示しました。討論会からの抜粋を紹介し、ニューヨーク州選出の民主党下院議員イベット・クラークに話を聞きます。クラークは連邦議会黒人議員団派遣団の一員としてつい最近、フリントに赴きました。

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    2016/3/7(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ベルタ・カセレス追悼 ホンジュラスで暗殺された先住民&環境問題の指導者

    ホンジュラス先住民で環境オーガナイザーのベルタ・カセレスがホンジュラスの彼女の自宅で暗殺されました。彼女はホンジュラスの先住民族の土地への権利についての運動を組織した指導者の一人でした。カセレスは1993年に「ホンジュラス民衆と先住民の国民協議会(COPINH)」を共同設立しました。この団体は、コミュニティを崩壊する採鉱やダム計画に立ち向かったため、長い間脅迫と抑圧にさらされていました。昨年、カセレスは世界の環境分野では最も栄誉ある賞とされる、ゴールドマン環境賞を受賞しました。本日はカセレス自身の話しを聞くと共に、彼女の甥であるシルビオ・カリーヨと長年の友人であるビバリー・ベルに話を聞きます。

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    2016/3/4(Fri)
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    4
  • 「州知事を評価する」:フリント市で起きた人為的水道水汚染について ルビオがスナイダー州知事を称賛

    3日の共和党討論会はデトロイトで行われたにもかかわらず、フリント市の水道水危機については1回だけしか話題になりませんでした。これはFOXニュース司会者のブレット・バイヤーからの質問に答えたもので、マルコ・ルビオはそれについてミシガン州知事リック・スナイダーを称賛しました。「これを政治問題とするのは不公平です。ある朝起きて、『人に害を及ぼすために水道システムを汚染しよう』なんて考える人はいないからです。・・・私は州知事を評価します。なぜなら彼は起きたことへの責任を取ったからです」とルビオは話しました。

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    2016/3/4(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ドナルド・トランプはKKKとネオナチが待ち望んでいたカリスマ的指導者?

    白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)の元最高幹部デイヴィッド・デュークからの支持を即刻拒否しなかった事で、トランプはなぜネオナチとKKKによって支持されているかについての一連の質問に直面しました。本日はサン・バーナーディーノにあるカリフォルニア州立大学の「憎悪・過激主義研究センター」(Center for the Study of Hate and Extremism)のブライアン・レビン所長に話を聞きます。彼は最近、ロイヤル・ホワイト・ナイト(LWK)として知られるアナハイムにあるKKK支部が開催したデモ行進でトランプ支持者と話をしました。

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    2016/3/4(Fri)
    記事番号: 
    2
  • トランプは米国を地の底へ突き落すとロムニーが警告するも 他候補者は彼が選ばれれば支持すると明言

    共和党にとっては珍しいことに、過去の共和党公認大統領候補の2人であるミット・ロムニーとジョン・マケインがドナルド・トランプについて、米国や共和党にとって危険な人物だとして痛烈に批判しました。ロムニーは「ドナルド・トランプは偽物でペテン師だ。彼の公約はトランプ大学の単位と同じくらい価値がない」と発言しています。ロムニーの発言の数時間後、3日に行われたデトロイトでの討論会では、ドナルド・トランプはより多くの批判を浴びましたが、他の3人の候補者は全員、トランプが共和党公認大統領候補に選ばれれば、彼を支持すると誓いました。

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    2016/3/4(Fri)
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    1
  • リビアを巡るギャンブル: ヒラリー・クリントンが戦争を後押しし 破綻国家作りに関わった内幕

    ニューヨークタイムズ紙がThe Libya Gamble(「リビア・ギャンブル」)と題した2部構成の大型暴露記事を掲載しました。これは5年前の3月、国務長官時代のヒラリー・クリントンが、オバマ大統領にリビアに対する空爆を開始するよう迫ったことについての詳細記事です。現在、リビアは破綻国家となり、テロリストの温床となっています。現在の危機に対し、ヒラリー・クリントンはどの程度の責任があるのか? ニューヨークタイムズ紙のスコット・シェーン記者に話を聞きます。

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    2016/3/3(Thu)
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    3
  • 米最高裁の女性判事3人はテキサス州の反中絶法を非難 男性判事もそれに続くか? 

    米最高裁判判事アントニン・スカリアが死去して3週間たったばかりでの今、最高裁には現在8人の判事しかいません。数十年来で最も重要とされるこの中絶に関する裁判で4対4に票が割れる可能性があります。票が同数に割れた場合、テキサス州法の大部分を支持した下級裁判所の判決が有効となり、同じ控訴裁判所区域にある、ミシシッピー州やルイジアナ州など他州の裁判にも影響が出る可能性があります。現在、ミシシッピ州には中絶が可能な医療クリニックは1件しかなく、ルイジアナ州では、テキサスと同様の患者受け入れ特約法のために、州内の1施設を除いて中絶医療クリニックの存続が危ぶまれています。今回の最高裁での口頭弁論では、女性判事3人が中絶医療を制限するテキサス州法を批判しました。ルース・ベーダー・ギンズバーグ判事は、「女性患者は同様の制限のない隣州ニューメキシコのクリニックに出向くことも可能なため、同法は不当な負担を強いるわけではない」とする、テキサス州の主張に疑問を投げかけました。「ニューメキシコの施設を持ちだすのは奇妙ですね」とギンスバーグ判事は言いました。「あなたの主張が正しいなら、患者がニューメキシコで中絶医療を受けられるから大丈夫と考えるのはおかしいでしょう。テキサス州は、テキサスの女性を守るためにはこれらの設備が絶対必要だと主張しているわけでしょう。

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    2016/3/3(Thu)
    記事番号: 
    3

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