デイリーニュース

  • プエルトリコ住民 Vs. ヘッジファンド:プエルトリコの破産法をめぐる最高裁の公聴会

    22日、連邦最高裁判所は、プエルトリコが700億ドルの巨額な負債の一部を再編し財政破綻を回避することが可能か否かを決定するため、口頭弁論の公聴を行いました。最高裁判所での争点は、2014年にプエルトリコ議会で可決された、自治領プエルトリコの公益事業が債権者に負っている200億ドルあまりの負債の再編を許可する破産法です。回収法(Recovery Act)として知られるこの法は、2015年に反対する複数の大口債権所有者が連邦最高裁判所に訴えて勝訴したため、無効にされました。ニューヨーク・ディリー・ニュース紙の最新の連載コラムでフアン・ゴンザレスは、この件に関し「プエルトリコの将来は最高裁の手中に("Puerto Rico's future lies in the hands of the Supreme Court.")」と題する記事を書きました。

    dailynews date: 
    2016/3/23(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ベルギー襲撃事件への共和党の反応は?拷問とムスリム居住地区での「パトロールと取締まり」

    ベルギーでの襲撃事件を受け、共和党大統領候補の1人テッド・クルーズは、「アルカ-イダやイスラム国の存在が顕著な国からの難民の流入を即座に停止すべきだ。取締りを強化し、ムスリム居住地区でパトロールを行い、住民が過激化しないうちに保安を確保すべきだ」との声明を出しました。一方、ドナルド・トランプ候補は、拷問を禁止する国際法が存在するにも関わらず、パリ襲撃事件の容疑者サラ・アブデスラムに水責めを課すよう提唱しました。トランプは、「私なら、水責め以上のことをする」と放言しました。3人のゲストから話を聞きます。ブリュッセルからフランク・バラット、ニューヨークのスタジオから報道記者のジョシュア・ハーシュ、そしてフランスから「フランスのイスラム 嫌悪に反対する共同体」(Collective Against Islamophobia in France・CCIF)のヤセル・ロウアティが参加します。

    dailynews date: 
    2016/3/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ブリュッセル襲撃への対応は? 戦争の激化か テロの根本原因の点検か?

    22日、ブリュッセル空港と欧州連合(EU)本部に近い人通りが多い地下鉄駅で起きた爆破事件で少なくとも31人が死亡、230人が負傷しました。ベルギーは3日間の喪に服しています。イスラム国(ISIS)が犯行声明を出し、襲撃は今後も続くと予告しました。今回の爆破事件は、130人の命を奪った昨年11月のパリ攻撃の容疑者サラ・アブデスラムの逮捕からわずか数日後に起きました。22日の爆破とパリでの爆破事件の両方に関与した疑いがある、ベルギー国籍で24才のナジム・ラシュラウイは逃走中で、大規模な捜索が行われています。この10年間、数百人規模のベルギー国籍の若者が家族のもとを去り、イスラム国やその他の武装勢力の中東での闘いに加わりました。ブリュッセル襲撃に関して、ベルギーはどのような対応策を取るべきか、3人のゲストから話を聞きます。ブリュッセルからフランク・バラット、ニューヨークのスタジオから報道記者のジョシュア・ハーシュ、そしてフランスから「フランスのイスラム 嫌悪に反対する共同体」(Collective Against Islamophobia in France・CCIF)のヤセル・ロウアティが参加します。

    dailynews date: 
    2016/3/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • アリゾナの高速道路でトランプの選挙運動を妨害 米市民ながらも移民局に引き渡された運動家に話を聞く

    3月22日、民主党と共和党の有権者はユタ州とアリゾナ州の予備選挙に向かいます。この予備選では移民制度改革が焦点となっています。アリゾナでは、22日の予備選に先立ち19日にフェニックス市郊外でおこなわれたドナルド・トランプの選挙集会への経路である高速道路を抗議者が塞ぎ、集会が遅れるという出来事がありました。この出来事では3人が逮捕されました。そのうちの1人、主導的な移民支援運動家のジャシンタ・ゴンザレスはバリケードを作るため、自分の首をバンの窓にくくりつけて抵抗しました。その結果、米国市民であるにも関わらず彼女は移民局に引き渡されたのです。米移民関税捜査局(ICE)は次のような声明を出しています。「ICEの現行の手続きでは、マリコパ郡刑務所に収容された外国生まれの人間については、その個人の法的地位と国外退去の可能性、手続き執行の優先順位などを決定するため、ICEの係官が面談をする決まりになっている。」マリコパ郡保安官のジョー・アルパイオは「憲法による保護に対する制度的な軽視」があるとして米司法省の監視下に置かれています。ラテンアメリカ系組織の全米的集まりである、団体「ミヘンテ(同胞)」(Mijente)地域支部長のジャシンタ・ゴンザレスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/3/22(Tue)
    記事番号: 
    4
  • イスラエル-パレスチナ関係についてクリントンはトランプよりも右寄りか 大統領候補とアメリカ・イスラエル公共問題委員会について討論

    3月21日、3人の共和党大統領候補とヒラリー・クリントンが、親イスラエル団体のアメリカ・イスラエル公共問題委員会(AIPAC)の集会で発言しました。クリントンは、共和党の有力候補であるドナルド・トランプが、イスラエル、パレスチナ間の平和協定交渉の際は中立の立場をとると発言したことを繰り返し暗喩し、自分がトランプ以上にイスラエル寄りであることを強調しようとしました。クリントンの演説は、イスラエル問題については、トランプよりも右寄りである印象を作ろうとしているように多くの目には映りました。トランプも演説を通じて自分がイスラエルを強く支持している印象を作ろうとしました。バーモント州選出上院議員のバーニー・サンダースは3月22日のアリゾナ州とユタ州での予備選とアイダホ州の民主党員集会にむけた選挙運動を続けるためAIPACを欠席しましたが、移動の途中でイスラエル問題について発言しています。大統領候補者の発言について、次の二人に討論してもらいましょう。「イスラエルの占領を終わらせる全米運動」(U.S. Campaign to End the Israeli Occupation)代表のユセフ・マヌイエールと、ジョンズ・ホプキンス大学政治学客員教授で、元ボルチモア・ヘブライ大学 学長のロバート・フリードマンです。

    dailynews date: 
    2016/3/22(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ユセフ・マヌイエール 「ブリュッセルとパリの攻撃はシリア危機に取り組む必要性を浮かび上がらせた」

    3月22日火曜日のベルギーの攻撃は、ベルギー政府当局が、130人の死者を出した2015年11月のパリ攻撃の首謀者サラ・アブデルスラムを逮捕した、ほんの4日後に起こりました。アブデルスラムはパリ攻撃のあと、ベルギーに逃げ込んでいました。3月18日の強制捜査でアブデルスラムを逮捕したのち、ベルギー内務省は報復攻撃の可能性があるとして国内に高レベルの警報を出していました。「私は、今日の攻撃が浮かびあがらせたのは、シリアの危機と惨事の緊急性、そして国際社会がシリア内戦への関与をさらに強める必要性だと思います。内戦によってシリア政府が衰弱し、シリアとイラクの間に権力の真空地帯ができた。そこにISISという怪物が発生し、それが世界に蔓延しつつあるのです。」と 「イスラエルの占領を終わらせる全米運動」(U.S. Campaign to End the Israeli Occupation)代表のユセフ・マヌイエールは言います。マヌイエールと、ジョンズ・ホプキンス大学政治学客員教授で、元ボルチモア・ヘブライ大学学長のロバート・フリードマンに話を聞きましょう

    dailynews date: 
    2016/3/22(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 2ヶ所同時攻撃で少なくとも34人が死亡 ベルギーとはヨーロッパはどう対処するべきか

    ベルギーの首都ブリュッセルで、国際空港と地下鉄の駅の2ヶ所が爆破され、数十人の死者と多くの負傷者が出たと報じられました。ベルギーの連邦検察官によれば、空港で起きた2つの爆発は自爆犯によるものだということです。3月22日の朝8時に起きた空港での爆発の前に複数の発砲があったとも報道されています。その約1時間後、地下鉄のマルベーク駅で別の爆発が起こりました。ヒューマンライツウォッチの非常事態部長であり、ベルギー出身のピーター・バウカートは、「今回は本当に中枢部が標的となりました」と言っています。「シューマン駅とマルベーク駅はヨーロッパの諸機関の公務員の多くが仕事に向かうため地下鉄を下りる駅です。今回の爆破は9時ちょっと過ぎに起きている。ヒューマンライツウォッチの私の同僚も含め、ちょうど皆が職場に向かっていた時間です。私の同僚は爆発のほんの数分前に地下鉄の駅を出ました。今回の事件はベルギーをまさに中心から揺すぶったのです。」ジュネーブにいるバウカートに最新情報を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/3/22(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ニューヨーク市長顧問と74歳の活動家が逮捕を撮影中に逮捕され一晩 留置場で過ごすことになったワケ

    ニューヨーク市では3月15日、ビル・デ・ブラジオ市長の顧問を務める人物とハーレムの有力活動家が逮捕され、ニューヨーク市警内務局が捜査を開始しました。1人はファイブ・ムアリム=アク、マンハッタンのミッドタウンでホームレスの男性と警官の衝突を仲裁しようとしていた時に逮捕されました。ファイブは行動保健分野および刑事司法制度に関する特別調査委員会でブラジオ市長の顧問を務めています。ファイブは逮捕直前、ジョージ・ソロスが創設したオープン・ソサエティ財団のイベントに参加、5年間にわたる独房監禁の体験を綴った新著Hell is a Very Small Place(『地獄はとても狭い場所』)に収められたエッセイを朗読し、会場を出たばかりでした。2012年に釈放されて以来、ファイブは収監体験をもつ人々の支援者として精力的に活動しています。15日にファイブと共に逮捕されたのは、ハーレムの活動家ジョセフ・「ジャズ」・ヘイデンです。ホームレスの男性と警官との衝突を携帯で録画中でした。ヘイデンは、警察の暴行に反対する団体「オール・シングス・ハーレム」(All Things Harlem)の創設者です。朗読イベントに参加したほかの5人も、ファイブとジャズの逮捕について問い合わせるために警察署に出向いた際に逮捕されました。罪状は「散会拒否」でした。

    dailynews date: 
    2016/3/21(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「ドナルド・トランプ 消えうせろ」:各地のトランプ集会で暴力沙汰がおきる中 ニューヨーク市民がレイシズムに抗議して街頭行動

    米国では3月19日、アリゾナ州でドナルド・トランプに抗議する人々がトランプの集会場にいたる高速道路を封鎖し、ニューヨーク市では2000人あまりがトランプの人種差別的発言と各地集会での暴力に抗議する集会を開きました。アリゾナ州ツーソンでのトランプ集会でも同じ日に、抗議者をいきなり殴ったとしてトランプ支持者1人が逮捕されています。トランプの選挙運動統括者のコーリー・レバンドフスキーは抗議者のシャツの襟をつかんだところを録画されました。ニューヨーク市では、抗議者たちがコロンバスサークルにあるトランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワーから5番街にあるトランプ・タワーまでデモを行いました。ニューヨーク市警が厳重な警戒態勢を取る中、3人が逮捕され、多数が催涙スプレーをかけられました。デモクラシー・ナウ!の現場取材をご覧ください。

    dailynews date: 
    2016/3/21(Mon)
    記事番号: 
    2
  • オバマ大統領 歴史的なキューバ訪問 なるか対キューバ経済封鎖の解除とグアンタナモ返還

    オバマ大統領がキューバに到着し3日間にわたる訪問が始まりました。現職大統領がキューバを訪れるのは88年ぶりです。オバマは現地時間の21日朝、ハバナの革命宮殿でキューバの国家評議会議長ラウル・カストロと会談する予定です。両国の国交は回復されましたが、未解決の問題は山積みです。54年間続いてきたキューバ禁輸措置は現在も続いており、米国はキューバのグアンタナモ湾にある海軍基地と軍収容所の撤収も拒否しています。ラウル・カストロは2015年、米政権がグアンタナモをキューバに返還するまでは米国との国交正常化はありえないと述べています。キューバから元キューバ外交官のカルロス・アルスガライ・トレト、首都ワシントンから「国家安全保障アーカイブ」(the National Security Archive)の「キューバ記録プロジェクト」(the Cuba Documentation Project)責任者のピーター・コーンブルーが番組に参加します。

    dailynews date: 
    2016/3/21(Mon)
    記事番号: 
    1

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