デイリーニュース

  • 「中絶への弾圧を止めろ」:米最高裁 近年最も重要な中絶裁判の口頭弁論を開始 数千人がデモに集まる

    米最高裁では3月2日、ここ数十年来で最も重要とされる中絶裁判の口頭弁論が行われました。この裁判は「完全な女性の健康」(Whole Woman’s Health)を筆頭とした幾つかのテキサス州の中絶を提供する医療クリニックが、テキサス州議会が2013年に通過させた広範囲におよぶ反中絶法の規定に異議を申立てているものです。この法律は市民による議事妨害およびウエンディ・デイビス同州上院議員の11時間に及ぶスピーチにも関わらず強行採決されたもので、問題となっている規定は、中絶を提供するクリニックに総合病院並みの手術設備基準を義務づけ、中絶医が付近の病院から患者受け入れ特約を取得することを義務づける法律です。しかし中絶に対する反発感情も強い土地柄で、多くの施設はこのような特約を取得できずにいます。同様の規定が他の複数の州でも通過しています。最高裁内で口頭弁論が行われている中、この訴えを支持するため中絶医療従事者や中絶経験者の女性を含む、2000人以上とみられる支持者が最高裁前に集まりました。デモクラシー・ナウ! は現地で中絶反対派のデモの様子を取材し、参加者にも話を聞きました。

    dailynews date: 
    2016/3/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • コロラド州民主党党大会 大規模な参加者 ラティーノの投票でバーニー・サンダースが勝利

    大統領予備選のスーパーチューズデーで、1日、民主党のバーニー・サンダースが、バーモント、オクラホマ、ミネソタ各州に加え、コロラド州の党大会で勝利を収めました。コロラド州ではラティーノの人口が増加を続け、州の有権者数の約 15 パーセントを占めます。その大多数が民主党に登録しています。コロラド州の党員集会には党員登録をした人しか参加できませんが、同州ではこの数ヶ月で約 3 万人が民主党員になりました。中には党員集会でサンダースを推せるからという理由で入党した人たちもいると報じられています。コロラド州デンバーの非営利デジタルニュース機関、「コロラド・インディペンデント」の記者コーリー・ハッチンズと、メキシコ移民でコロラド州のバーニー・サンダース選挙運動代表のデュルセ・サエンズに話を聞きます。ラトガース大学歴史学准教授のドナ・マーチもゲストです。

    dailynews date: 
    2016/3/2(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 『トランプの汽車は昨夜 テキサスに停まらなかった』:最高裁が妊娠中絶訴訟の審理を進める中、クルーズが地元州で勝利

    スーパーチューズデーでテッド・クルーズ上院議員が地元州テキサスで勝利を収めました。本日のゲスト、アンドレア・グライムスがレポートします。グライムスは、 テキサス・オブザーバー紙の政治取材を担当し、女性の健康についても執筆しています。グリムスによると、投票は有権者つぶしと「極度のゲリマンダー(訳注:ゲリマンダーとは、特定の政党・候補者に有利なように選挙区の区割りをすること)」から大きな影響を受けました。折りしも本日、最高裁判所では10 ヶ所を除く全ての妊娠中絶施設の閉鎖を命じたテキサスの州法をめぐる裁判の口頭弁論が行われ、裁判所前ではリプロダクティブライツ(生殖に関する権利)の大勢の活動家達が抗議活動を行う予定です。、「原告である『ホールウィメンズヘルス』(Whole Women's Health)の言い分が認められなければ、米国全土で過酷な反妊娠中絶法案が相次ぐことになりかねません」とグリムスは言います。また、銃所持許可書を持つ学生がキャンパスに銃を持ち込むことを認める新しい州法「キャンパス携帯」法についても話します。この法は、今秋の新学期に先立って施行される予定です。ラトガース大学歴史学准教授のドナ・マーチもゲストです。

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    2016/3/2(Wed)
    記事番号: 
    3
  • スーパー・チューズデー座談会:予想通りの展開 クリントンとトランプが 7 州で勝利 サンダースは 4 州を獲得

    大統領選予備選における最大の投票日スーパーチューズデーで、民主党のヒラリー・クリントン候補と共和党のドナルド・トランプ候補がそれぞれ 7 州で勝利し、大多数の選挙人を獲得して大勝利をおさめました。民主党のバーニー・サンダース候補は、地元州バーモントを含む 4 州で勝利しました。共和党上院議員のテッド・クルーズ候補は地元州テキサスのほか、オクラホマ、アラスカでも勝利しました。共和党のマルコ・ルビオ候補はミネソタ州で初勝利を収め、ジョン・ケーシック候補はバーモント州で 2 位になりましたが、ベン・カーソン候補はすべての州で敗北しています。本日は、各候補者のスーパー・チューズデー演説のハイライトを放送し、大統領選について座談会を行います。3 人のゲストを迎えています。ラトガーズ大学歴史学准教授のドナ・マーチは、ニュー・リパブリック誌に最新記事"The Clintons’ War on Drugs: When Black Lives Didn’t Matter"(「クリントン夫妻の麻薬戦争:黒人の命が大切でなかった時」)が掲載されました。ジョージタウン大学政府学准教授のハンス・ノエルは、The Party Decides (『政党が決める』)の共著者で、最近、ニューヨークタイムズ紙に":Why Can't G.O.P.

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    2016/3/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプにはうんざりだ運動:ラティーノのリーダー達 有権者登録運動を立ち上げ

    デモクラシーナウ!の共同司会者のフアン・ゴンザレスは、ディリーニュース紙に連載しているコラムの最新記事で「憎悪を撒き散らすドナルド・トランプ 共和党の大統領候補指名にますます接近。『トランプにはうんざりだ(Basta Trump)』運動に本腰を入れるべき時が来た」と執筆しました。米国のラティノ人口は5 千万人を超えますが、 11 月の大統領選に向けてリーダー達は、最近、大規模な有権者登録運動を立ち上げました。スペイン語ネットワークのユニビジョンは、テレビおよびラジオの全放送局を用いて投票権をもつ 3 百万人に新たに有権者登録を行うよう呼びかける計画を発表しています。ゴンザレスによると、トランプに対して誰よりも強い怒りを抱いているのは、ここ数ヶ月間にわたるトランプの反移民および反メキシコ人の論調で最大の被害を受けたと感じているラティーノの若者たちです。

    dailynews date: 
    2016/3/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ロバート・ライシュ:ドナルド・トランプは保守主義ではない、彼は独裁主義者だ

    クリントン大統領の下で労働長官を務めたロバート・ライシュは、共和党の最有力候補ドナルド・トランプの台頭についてコメントし、次のように述べています。「ドナルド・トランプは保守主義だとは思いません。彼は独裁主義者だと思います。そこには違いがあります。彼は民主主義を気にかけているとは思えません。実際、彼が述べたこと全てから思うに、ドナルド・トランプは民主主義を、彼がしたいことをするための障害と見ているのかもしれません」。ライシュは次のように付け加えています。「米国で今、多くの人々が非常に細分化され、孤立していると感じているときに、独裁主義者の影響を和らげて抑制し、または多少なりとも減らすことができる労働組合や他の組織といった強い調停機関を我々が持たないなら、それは非常に危険なことです」。

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    2016/3/1(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「我々は望みを高く持たなければならないし持つことができる」:クリントン政権の元労働長官ロバート・ライシュがバーニー・サンダースを公式に支持

    1993年から1997年までビル・クリントン大統領の下で労働長官を務めたロバート・ライシュに、民主党公認候補の大統領としてバーニー・サンダース上院議員を正式に支持するという彼の決心について聞きます。「他の候補者たち、特にヒラリー・クリントンについて私が懸念しているのは、我々は望みを高く持つことはできない、または我々は野心的であってはならない、我々は大胆になろうとしてはならない、なぜならそこには到達できないからだというようなメッセージがあることです。これは私にとっては、正に間違ったメッセージです」と、ライシュは言います。「議会を動かし、議会を変え、我々に対して責任感を持った政府を得るために、米国民を活性化させ、組織し、その反応を出すには、我々は望み高く持たなければならないし持つことができるというメッセージが必要なのです。」このコメントは、4人のトップ経済学者とバラク・オバマおよびビル・クリントンの元顧問たちがサンダース上院議員に対し彼の経済政策を批判する公開書簡を出した中で発表されました。ライシュは多くの本の著者であり、最新刊はSaving Capitalism: For the Many, Not the Few(『資本主義の救済:少数ではなく多くの人のために』)です。

    dailynews date: 
    2016/3/1(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ドナルド・トランプは戦争犯罪を犯したがっているが、ネオコンは依然として彼は穏健すぎると考えている

    共和党の最有力候補ドナルド・トランプの選挙運動は、元中央情報局(CIA)長官マイケル・ヘイデンを含む軍事高官たちから批判を浴びています。ヘイデンは、もしトランプが大統領に選出されたら米軍の当局者たちは彼の命令に従うのを拒否する可能性があると述べています。トランプは、水責めや、彼が「もっとひどい」という手段を含む拷問の形態を復活させると公約しています。彼はさらに、テロリストの家族を殺害することを繰り返し求めています。これは、ジュネーブ条約に違反する行為です。ザ・インターセプトの記者であるザイド・ジラーニに話を聞きます。ジラーニは、トランプの拷問についての公約は「単純に違法」だが、過去の大統領たちもまた、国際法に従わず、国際法を否定していたと主張します。彼の新しい記事はNeoconservatives Declare War on Donald Trump(『新保守主義者たちがドナルド・トランプに宣戦布告』)です。「ザ・ネイション研究所」(The Nation Institute)のノブラー研究員で、ネイション誌の寄稿記者であるマイカル・デンゼル・スミスにも話を聞きます。

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    2016/3/1(Tue)
    記事番号: 
    2
  • スーパーチューズデー:人種差別をめぐる抗議の中、ドナルド・トランプが主要予備選で勝利する見込み

    大統領選において最も多くの州の予備選が集中するスーパーチューズデーが始まりました。共和党員と民主党員が、それぞれ11の州で投票を行います。大富豪のドナルド・トランプは、11州のうち最大8州で勝利する可能性があります。彼はこれまでに、4つの党員集会と予備選のうち3つで勝利しました。トランプが有名な白人至上主義者で元クー・クラックス・クラン(KKK)指導者のデビッド・デュークからの支持を最初は拒否しないとしたことで、その選挙運動への批判が広がっています。その中で今回の投票となりました。トランプのコメントは、彼の最近の集会中に、いくつかの抗議行動を引き起こしました。トランプは2月28日、ジョージア州での彼の集会で外野席に静かに立っていた約30人の黒人学生たちを追い出すようシークレット・サービスに命じたと報じられています。同じ日にバージニア州で行われた別のトランプの集会では、「憎悪はもうたくさん! 憎悪はもうたくさん! 平等になろう! 偉大になろう!」と唱えていた黒人学生たちも追い出されました。「以前はこうしたことはヘイトスピーチ、あるいは彼が使う卑しくいやらしいレトリックだと流すこともできました」と、ネイション誌の記者マイカル・デンゼル・スミスは言います。

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    2016/3/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ハリウッドはラティーノについて「あいまい」か メイドとギャングに偏るラティーノ俳優の役柄

    「ハリウッドは、ラティーノの描き方について決めかねているようです。無関心に見える時もあります」とロサンゼルス・タイムズ紙でニュースと映画リポーターと編集者を務めるヘクター・ベセラは言います。最新記事は"In This Town, It’s as if Hollywood Tries Not to Cast Latinos."(「ハリウッドという街はラティーノにキャスティングをしたくないようだ」)です。彼らは配役されたとしても、しばしばメイドかギャング団のメンバーとしてであり、「そこには配慮というものが欠けています」とベセラは言います。2年連続で監督賞を受賞したメキシコ出身のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督ともこの問題の重要性について議論します。

    dailynews date: 
    2016/2/29(Mon)
    記事番号: 
    5

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