デイリーニュース

  • 国際エイズ会議ワシントンで開催 HIV感染者の入国規制撤廃後初

    世界最大の国際エイズ会議が開幕しました。米国での開催は22年ぶりになります。1週間に及ぶこの会議のためにトップクラスの科学者や外交官、活動家など、世界中から約2万人の人々がワシントンDCに集まります。同エイズ会議の国際共同議長で国際エイズ学会代表のエリー・カタビラ博士と、ネイション誌でエイズ会議取材を担当する独立ジャーナリストのメリッサ・ジャイラ・グラントに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/7/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ケネス・チェンバレン殺害前に人種差別用語を使ったホワイトプレインズの警官 停職処分

    ニューヨーク州ホワイトプレインズ市の自宅内で警察によって射殺された、68歳のアフリカ系米国人で海兵隊の退役軍人ケネス・チェンバレン・シニアの事件の最新情報です。チェンバレンが射殺される直前に彼を“エヌ・ワード(ニガー)”という差別用語で呼んだことで非難されていたホワイトプレインズ市の警官スティーブ・ハートは、給与無しの停職処分となりました。チェンバレンの家族は7月初め、ホワイトプレイン市、ホワイトプレインズ住宅局、同事件に関与した8人の警官を相手取った2100万ドルの公民権訴訟を起こしました。チェンバレンの家族の弁護士メイヨ・バートレットから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/7/24(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ラティーノ2人射殺、デモ隊攻撃 アナハイム市警察の過剰暴力が住民の怒りを刺激 

    カリフォルニア州アナハイム市の警察は、7月第3週末に2人のラティーノ男性を射殺し、抗議の群衆に向けてゴム弾を発砲したことで、殺人行為と過剰暴力について糾弾されています。アナハイム警察は7月21日、24歳のマニュエル・ディアスに発砲し殺害しました。ディアスは路上で対峙した警官らから逃げたと報告されていますが、武器は一切持っていませんでした。彼の死から数時間後、この発砲に抗議した地元住民集団に向けて警察がゴム弾と催涙ガスを発射するという騒然とした事態が発生しました。その翌日、別のラティーノ住民ジョエル・アセベドが警察に射殺されました。警察はアセベドの車強盗の容疑者だったと述べましたが、彼の死にまつわる状況は確認されていません。オルタナティブ新聞オーシー・ウィークリー(OC Weekly)の編集者グスタボ・アレヤノと、2009年に、5人の子供の父親で当時35歳だった息子セサル・クルズを複数の警官によって射殺されて以来、アナハイム警察の説明責任を求めて遺族たちと活動を続けてきたテレサ・スミスに話を聞きます。「今回の事件は、アナハイム市でここ1年に起きた8回目の警官による発砲なんです。コミュニティは当然、憤慨します」と、アレヤノは言います。「憤りを感じている住人たちがたくさんいます。当然ですよね。」

    dailynews date: 
    2012/7/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • サンダスキー不祥事の隠蔽でペンシルベニア大学の学生がNCAAの制裁を受ける一方 理事らにはお咎めなし

    米大学スポーツの管理組織は7月23日、フットボールの元アシスタンのトコーチ、ジェリー・サンダスキーによる少年性的虐待の多岐にわたる隠蔽工作に対する独自調査を受け、ペンシルべニア州立大学に対する一連の異例の制裁措置を発表しました。全米大学体育協会(NCAA)は、6000億ドルの罰金、学生選手のための奨学金の減額、1998年から2011年までの同大学の全勝利記録の取り消しなどの処分をおこないました。ネイション誌のスポーツコラムニストで、ラジオ番組エッジ・オブ・スポーツ・ラジオ(Edge of Sports Radio)の司会、デイブ・ザイリンから話を聞きます。ザイリンは、こうした制裁は同大学の学生を罰しながら、上層関係者を見逃していると言います。その中には、現ペンシルバニア州知事の、トム・コルベットも含まれます。コルベットは州司法長官時代に、知事選への準備を進めながら、サンダスキー事件の捜査を行いましたが、その捜査が現在批判を浴びています。「ハッピー・バレーで起こったこのひどい犯罪により権力者たちは何の影響を受けることもなく苦しむこともないのに、奨学金を受けている18歳の学生選手らが責めを受け、代償を払わされるのです」とザイリンは言います。「私はNCAAを判定機関として信用していません。彼らの存在自体により、今後もまた隠蔽とスキャンダルが生まれるのが明白だからです」。

    dailynews date: 
    2012/7/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • オクラホマシティ爆破事件犠牲者の父バド・ウェルチ:死刑拒否、悲劇からの治癒

    コロラド州オーロラの映画館で起きた銃乱射事件の容疑者、ジェームズ・ホームズは今日、法廷に出廷する予定です。彼は死刑になる可能性があります。本日は、168人の犠牲者を出した1995年4月19日のオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件で、23歳の娘ジュリーを失ったバッド・ウェルチに話を聞きます。当初、彼は娘を殺害した犯人への死刑を支持していましたが、後にはっきりと死刑反対の立場をとるようになりました。

    dailynews date: 
    2012/7/23(Mon)
    記事番号: 
    4
  • バージニア工科大学銃乱射事件の生存者、コリン・ゴッダード:「今こそ銃規制法求める行動を」

    32人の死者を出した2007年のバージニア工科大学銃乱射事件でコリン・ゴッダードは4発の銃弾を受けました。彼は現在、銃による暴力阻止のためのブレディ・キャンペーンで働いています。「解決策の議論はつきません。こういった議論はこの銃乱射事件が起こる前に行われるべきだったのです…『市民の怒り』という欠けていたピースが揃い、今は議員への働きかけに焦点を合わせるべきです。なぜならば今現在、彼らが文字通り指を一本動かしさえすれば、そこに法案があるのですから」

    dailynews date: 
    2012/7/23(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「次の虐殺が起きるのを待つのか?」キャロライン・マッカーシー下院議員が銃規制強化を呼びかける

    コロラド州オーロラ市で発生した銃乱射事件の容疑者は、警察によると、6,000発以上の実弾に加え、実弾100発を一度に装てんし1分間に50〜60発を発砲できる「ドラム弾倉」をインターネットで購入していました。連邦議会で1年以上も立ち往生している法案が可決されていれば、このような購入は規制されていたでしょう。本日は、議会で銃規制を呼びかける中心人物の1人、キャロライン・マッカーシー下院議員に話を聞きます。マッカーシーは、1993年にロングアイランドの列車内で起きた6人の犠牲者を出した銃乱射事件で夫を亡くし、息子が重症を負った後、議会選挙に立候補しました。「大型の弾倉やアサルトウェポンは一般市民のために出回る必要はありません。これらは軍事用に作られているのです。アメリカ国民はこれを理解していると思います。問題は、国中の政治家たち、議員たちが、『われわれに背けば選挙で落選させる』といわんばかりに多額の資金をつぎ込んでいる全米ライフル協会(NRA)と銃製造業者におびえているのです」とマッカーシーは語ります。オバマ政権が新たな銃規制法制定の呼びかけを却下したことについて、マッカーシーは「(オバマ大統領は)何かをしなければならない、われわれの国で起きているこのような暴力を止めるために何かしなければならない、とは言っています。彼を説得できるかどうかは私と多くの議員にかかっています。

    dailynews date: 
    2012/7/23(Mon)
    記事番号: 
    2
  • オーロラ市銃乱射事件:目撃者のオマル・エスパーザが語る虐殺、映画館からの避難

    コロラド州オーロラ市で同市の映画館で22日に起きた銃乱射事件の犠牲者の追悼に、数千人が集まりました。この事件で12人が死亡、58人が負傷、うち9人が重傷を負いました。犯人が発砲し始めた時に辛うじて避難した事件の目撃者オマル・エスパーザに話を聞きます。「彼が館内に入って来て、観客を撃ち始めた時、私たちは床に伏せて、反対側まではっていこうとしました。銃声がやんで、犯人が銃を交換しているようだったので…逃げるなら今だ、これを逃したら死ぬと思いました。とっさの判断で反応し、出来るだけ急いで外に出なければなりませんでした。危機一髪でした」とエスパーザは事件当日の様子を振り返ります。

    dailynews date: 
    2012/7/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 気候ペアレンツ:子供たちの未来のために マーク・ハーツガードが訴える家族ぐるみの地球温暖化との戦い

    1950年以来最悪の干ばつが米国を襲っています。作家で環境問題記者でもあるマーク・ハーツガードが新たなプロジェクトClimate Parents(気候ペアレンツ)について話します。ハーツガードの最近の記事"Parents Need to Act Against Climate Change for Their Kids’ Sake"(わが子のために親は気候変動阻止の行動を)には、「暑くて嫌だ、不快だというだけでなく、この記録的猛暑は若い世代の未来を心配する者すべてに難問を突きつける。物理や化学の法則──二酸化炭素は大気中に排出されてから数十年はそのまま残り続けるという事実──に従えば、人間が引き起こした地球温暖化がいま始まりつつある。その結果として、私の(娘の)キアラや世界中の何百万という若者たちは、人類文明の1万年の歴史の中で最悪の不安定な気候条件に一生つき合っていかねばならないのである」。ハーツガードはHot: Living Through the Next Fifty Years on Earth(『酷暑:今後50年の地球の生活』)の著者です。またネイション誌の環境問題通信員でニューアメリカン財団の特別研究員です。「私たちは実際、シェル、エクソン・モービル、ピーボディ・コールなど、すべての巨大化石燃料会社を援助しているのです」とハーツガードはいいます。

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    2012/7/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • シュバンカル・バネルジー:オバマ政権が許可を与える前こそシェルの北極圏試掘を止める好機

    石油メジャーのシェルが北極圏での試掘開始の準備を行う中、世界の活動家が抗議活動を始めています。オバマ政権はこの試掘の最終許可を与えるかどうかの判断を来月8月までに行うとしています。この10年、アラスカ北極圏は近年の米国で最も激しく開発が競われた土地です。しかし北極圏は、石油や天然ガスや石炭だけでなく多様な生物の宝庫でもありますし、数千年にわたって何世代もの先住民たちの故郷でもあります。著名な写真家で作家、活動家のシュバンカル・バネルジーに話を聞きます。バネルジーは北極圏保護のために10年にわたって尽力し、人権と気候変動に関する人々の啓発に努めてきました。バネルジーは新刊書Arctic Voices: Resistance at the Tipping Point(『北極の声:瀬戸際からの抵抗』)の編集者で、ラナン基金の2012年文化自由賞を受賞しました。

    dailynews date: 
    2012/7/20(Fri)
    記事番号: 
    2

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