デイリーニュース

  • マット・タイビ:学生ローンバブルが若者世代に負わせる負債と経済への脅威

    オバマ大統領は、ごく最近、連邦政府の補助金を受けている学生ローンの金利を、2015年まで、比較的低く抑える法案に署名しました。ローリング・ストーン誌の政治記者マット・タイビに、米国の大学の高い学費と、それを支払うための学生ローンを連邦政府が伸張させているという事実が経済に与える大きな脅威について話を聞きます。タイビは、新たな記事"Ripping Off Young America: The College-Loan Scandal"(『搾取される米国の若者:大学ローン・スキャンダル』)の中で、次のように記しています。「学生ローンの適正ではない金利は、米国の高等教育の暗い秘密です。ローンの費用そのものより、問題なのは、その元金です。つまりインフレ率の2、3倍の高騰を見せている、あきれるほどに高い学費です。この高騰は、2008年以前の数年間に急騰した住宅価格の動きに不気味なほどに似通よった上昇傾向を見せています。真実に近づいてみて明らかになるのは、ここ数年にわたって若者世代に対して体系的に行われてきた、恥ずべきで弾圧的な暴虐です。」タイビは、連邦政府は次の10年間で、学生の借り手たちに何の抜け道を与えることなく、学生ローンで1850億ドルを捻出しようとしていると言います。「ギャンブラーですら、破産宣告をするこことができます。

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    2013/8/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ウィスコンシン州知事への抗議「連帯の歌の集い」 取材したプログレッシブ誌編集者が拘束される

    ウィスコンシン州の共和党知事スコット・ウォーカーに抗議して州議会議事堂で続いている「連帯の歌の集い」(Solidarity Sing Along)で、これまでに200人以上が拘束されました。15日には、プログレッシブ誌の編集者で発行者のマシュー・ロスチャイルドが抗議行動の取材中に身柄を拘束されました。大広間で歌ったとして拘束されたデモ参加者を写真撮影したロスチャイルドは、微罪と身柄拘束への抵抗の容疑をかけられました。

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    2013/8/19(Mon)
    記事番号: 
    3
  • アーダフ・スエイフ:流血のエジプトで「我々は『革命』の言論が消えないよう努めている」

    エジプトのかつての独裁者ホスニ・ムバラクが今週釈放される可能性があるとの報道が出る中、高名なエジプト人作家アーダフ・スエイフに話を聞きます。2011年のタハリール広場の有力支持者だったスエイフは、エジプトの革命の現状と深刻化する分裂について話します。「我々が経験した最も残念なことは、かつて革命とされ、進歩的でリベラルとされた一連の流れが完全に軍と警察に支えられ、承認され、軍と警察をけしかけ、 そして徹底的に容赦なく、ムスリム同胞団とイスラム主義者を悪者扱いしています。これが暴力の激化が起きた原因の1つだと私は思います。あたかもみんなが期待されている役割どおりにふるまっているかのようです」とカイロからスイエフは語ります。また、デモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースと中東研究と情報プロジェクト(Middle East Research and Information Project)理事長のクリス・テンシングに話をききます。

    dailynews date: 
    2013/8/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アブドゥル・クドゥース:近代エジプトで最も血塗られた時期 「新たな恐怖が毎日訪れる」

    エジプトは、その近代史で最も残忍な時代の中、大規模な暴力が続いています。エジプト軍が5日前にムスリム同胞団のデモ隊野営地を襲撃して以降、約900人が死亡しています。16日に行われたムスリム同胞団によるデモ「怒りの日」(Day of Rage)では少なくとも173人が死亡、また続く17日にも79人が死亡しました。この暴力で警官と兵士90人近くが死亡しましたが、犠牲者の大半は、ムスリム同胞団と追放されたモルシ大統領のイスラム教支持者らです。18日には、看守の証言によると移送中に脱走しようとした囚人少なくとも36人がカイロで死亡しました。しかしムスリム同胞団は、国の治安部隊が「冷血な殺人を行った」と責め、国際的な調査を要求しています。そして19日未明、シナイ北部で武装集団の襲撃により、少なくとも24人の警官が死亡したと報告されています。「新たな恐怖は毎日のように訪れています。エジプト国民が今まで想像したこともないような悪夢のような光景がここにはあります」と、デモクラシー・ナウ!特派員のシャリフ・アブゥル・クドゥースはカイロから報告します。「多くの人が知っているカイロではありません。両者が状況の激化を宣言したため、今後状況が悪化するのは確実です」

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    2013/8/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 8歳の少年が工作員? 少年が忍ばせた追跡チップで米無人機がイエメン男性を爆殺

    米国が8歳の少年を使って、アルカイダの工作員とされる男性のポケットに追跡チップを仕込み、その男性をミサイルで爆殺したという報道がありました。少年はイエメンの米国協力者にそそのかされて、父親がわりのアドナン・アルカーディのポケットに追跡チップを潜ませました。ほどなくして米国の無人機がアルカーディの位置をつきとめ、ミサイルで爆殺しました。この殺害は昨年11月、オバマ大統領が再選されて24時間のうちに起きました。この事件について、アトランティック誌に”Did an 8-Year-Old Spy for America?”(8歳の少年がアメリカの工作員?)という記事を発表したグレゴリー・ジョンセンに話を聞きます。

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    2013/8/16(Fri)
    記事番号: 
    5
  • クローリー元国務省報道官「米国はモルシ追放をクーデターと呼ぶべき」

    オバマ大統領は15日、ムスリム同胞団に対するエジプト軍部の流血の弾圧を非難し、来月に予定されていたエジプトとの共同軍事演習を取りやめると発表しました。しかし大半が軍事用途である年15億5千万ドルにのぼる米国の援助の打ち切りには触れず、またモハメド・モルシ追放をクーデターと呼ぶことも避け続けています。オバマ政権で2009年から2011年まで国務省報道官を務めたP. J. クローリーに感想を聞きます。またブラッドリー・マニングについても話を聞きます。2011年に辞職する前、クローリーは学生たちに次のように語っていました。「ブラッドリー・マニングに対する国防省の対応は馬鹿げており、非生産的で愚かなことだ」。

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    2013/8/16(Fri)
    記事番号: 
    4
  • カイロ「怒りの日」 反クーデター勢力が死傷者続出の弾圧に抗議の大規模デモ

    ムスリム同胞団のメンバーが本日、エジプト全土にわたる「怒りの日」の行動を呼びかけています。14日の弾圧で少なくとも638人の死者、3000人の負傷者を出したことを受けてのことです。14日の流血は治安部隊がカイロの2カ所の抗議キャンプの強制排除に取りかかったことから始まりました。エジプト初の自由な選挙で選ばれたモハメド・モルシ大統領を軍部が追放したことを糾弾する野営が続いていました。本日のデモ行進は金曜礼拝のあとカイロの28カ所のモスクから開始されます。カイロにいるデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースに話を聞きます。

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    2013/8/16(Fri)
    記事番号: 
    3
  • NSAの違法監視は何千回におよび エリアコード202(ワシントンDC)の全通話を誤って傍受したことも

    国家安全保障局(NSA)が、2008年に議会から大ざっぱな追加権限を与えられて以来、プライバシー保護規定の違反や越権行為にあたる活動を毎年数千回にわたって繰り返していたことを、ワシントンポスト紙が暴露しました。エドワード・スノーデンが漏洩した2012年5月のNSA監査報告書によると、それまでの12カ月間に保護規制の対象となる通信記録をNSAが無断で収集、保管、参照、配布したケースが2776件ありました。その中には、ワシントンから発信された「膨大な数の」電話通信を傍受していたという事件もあります。プログラムのエラーで、エリアコード「202」(ワシントンDCの市外局番)を、「20」(エジプトの国別コード)と取り違えたせいです。この監査報告が載せている違反の件数は、NSAのフォート・ミードの本部とワシントン地区の施設で起きたものだけです。アメリカ自由人権協会のアレックス・アブドと話をします。

    dailynews date: 
    2013/8/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレス NY市の政治戦略家の草分けビル・リンチを偲ぶ

    8月9日に72歳で亡くなったニューヨーク在住の有力な政治戦略家ビル・リンチの葬儀が15日に行われました。1988年の民主党大統領選予備選挙でニューヨーク市の民主党員からどんでん返しでジェシー・ジャクソン師が選出されたのは彼が手引きしたおかげでした。同市で最初のアフリカ系市長としてデイビッド・ディンキンズが当選した際も彼が重要な役目を担っていました。2009年にはニューヨーク市会計監査官に、市全体の公選職で初めてアジア系のジョン・リウが当選したのも彼の尽力があったからです。

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    2013/8/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 禁固90年に直面するマニング 文書漏洩の「意図しない結果」に対し後悔の念を表明

    ブランドリー・マニングは8月14日の量刑審理で、ウィキリークスに秘密文書をリークしたことを謝罪しました。先月20件の罪で有罪となったマニングは、最長禁固90年を言い渡される可能性があります。マニングは「私の行動が意図しない結果を生んでしまったことに謝罪します。これらの行動決断したときには、自分は他の人を助けるのだと信じており、他人を傷つけるとは思っていませんでした」と言いました。加えて「自分がしていることも、決心についても理解していました。しかし自分の行為が、大きな意味でどのような結果を生むか、本当にはわかっていなかった。様々な形での拘留期間中に自己反省を積み重ね、今回の判決に至るまでの証言を目にしたことで、今ではその影響がはっきりと理解できました」と語りました。同日には、イラク駐屯中にマニングを分析した軍の心理学者と、逮捕後マニングを21時間に渡り診察した臨床心理学者の証言も行われました。マニングの姉と伯母も証言台に立ち、子ども時代の彼について感動的に語りました。14日も法廷内で傍聴し、これまでもマニング裁判を詳細に取材してきたアレクサ・オブライアン記者に話を聞きます。「ブラッドリー・マニングは政治的意図ではなく、正義感から行動したのです」とオブライアン記者は言います。

    dailynews date: 
    2013/8/15(Thu)
    記事番号: 
    2

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