デイリーニュース

  • 断食9日目のフィリピン気候交渉代表イェブ・サニョ:富裕国が地球汚染の支払いをすることを求める

    ポーランドのワルシャワで開催中の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)から、フィリピンの気候交渉代表のナデレブ・“イェブ”・サニョに話を聞きます。彼と気候活動家らは、世界中の59万人によって署名された、気候変動に取り組む緊急かつ、より大胆な行動を求める嘆願書を提出したばかりです。11月第2週にフィリピンを襲った巨大台風は、同会議に暗雲を投げ掛けました。公式発表されているこの台風による死者の数は4000人以上に膨れ上がっていますが、実際の数はそれよりもはるかに高いと信じられています。サニョは、気候変動への大きな対処を求める絶食断食の9日目に突入しました。「ここワルシャで有意義な結果を見るまで、断食を続けるつもりです」と、サニョは言います。「われわれが求めているのは、この会議で、いくつかの特定の議題についての具体的な言及がなされることです。その特定の議題の中には、フィリピンの事例が非常によく示している、気候変動によってもたらされる『損失と被害』に対する国際的な機構も含まれます。」

    dailynews date: 
    2013/11/19(Tue)
    記事番号: 
    1
  • COP19主催国のポーランド政府 「汚い石炭」の採用で批判浴びる

    ポーランド政府は、ワルシャワで行われている国連気候変動枠組み条約締結国会議の主催国を務める中、石炭が2060年まで国のエネルギー資源の最善の選択肢だという報告書を発表しました。ポーランドは、世界石炭協会とポーランド経済省主催の石炭会議もワルシャワで並行して開催しています。会議の主催者は「石炭業界にとって年内で一番重要なイベント」と宣伝しています。ポーランドは世界でも有数の石炭産出国で、国の電力の88%以上をまかなっています。これは16日の気候と社会正義のためにデモ行進に参加したワルシャワやクラコウ、その他の住民が頭を悩ませている問題でした。デモクラシー・ナウ!のルネ・フェルツが気候への懸念について彼らと話します。

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    2013/11/18(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 台風「ハイヤン」による惨劇 フィリピンが迅速な気候行動を呼びかけ

    台風「ハイヤン」によるフィリピン上陸から10日、国連は、国内避難民の数が先週の90万人から400万人に増えたと発表しました。死者数、行方不明者数は約5000人。巨大台風は、ポーランドの国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP19)に暗い影を投げかけました。フィリピンや、世界中の気候変動活動家は地球温暖化に対する具体的な行動を要求しています。COP19に出席している「気候正義のためのフィリピン運動」の国内コーディネーター、ジェリー・アランセスに話をききます。

    dailynews date: 
    2013/11/18(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「北極の30人」ロシアで拘束2か月目 グリーンピースがCOP19で釈放要求

    ロシア初の北極圏海底石油掘削基地に反対するため直接行動を起こして拘束され、2ヶ月間にわたって拘留されている「北極の30人」(Arctic 30)が本日、ロシアで再び法廷に出廷します。連邦検察当局は、グリーンピースの活動家28人とジャーナリスト2人を保釈すれば、国外逃亡の恐れがあるとして、拘留を更に3ヶ月延長するよう要求しました。「北極の30人」のための世界規模の1日行動が数百都市で行われた16日、グリーンピースの活動家らはポーランドのワルシャワで行われた大規模な気候正義集会で同僚のために発言しました。

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    2013/11/18(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 汚染者と提携? 化石燃料会社とのスポンサー提携でCOP19を非難

    ポーランドのワルシャワで行われている国連気候変動枠組み条約締結国会議の主催者は、大手自動車メーカーや石油会社、鉄鋼メーカー、石炭会社から企業スポンサーを受け入れていることで批判を受けています。一方で、ポーランド経済省はワルシャワで並行して行われる「石炭&気候国際会議」を開催するために世界石炭協会と協力をしています。小冊子The COP 19 Guide to Corporate Lobbying: Climate Crooks and the Polish Government’s Partners in Crime(『企業ロビーのためのCOP19ガイド:気候詐欺師、そして犯罪をおかすポーランド政府のパートナー企業たち』)を出版したばかりの欧州企業監視団体(Corporate Europe Observatory)のパスコエ・サビドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/11/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アフリカからフィリピンまで COP19で気候正義を要求する世界の声

    本日は、2週目に入った国連気候変動枠組み条約締結国会議、通称COP19が行われている、ポーランドのワルシャワからお送りします。16日、COP19が開催されているワルシャワ市内のナショナルスタジアム外まで、数千人が気候正義を求めてデモ行進を行いました。「気候正義のためのフィリピン運動」や「パン・アフリカ気候正義同盟」の気候活動家や、ベルギー、英国、フランスから700人以上のデモ参加者を集めたチャーター電車の手配をした人など、世界中から集まった演説者が群集に向かって演説をし、世界の指導者に地球温暖化への行動をとることを要求しました。大規模なシェールガス採掘が承認されたものの、住民のフラッキングへの抵抗が高まっているズラブローの村の住民を含む、ポーランドの活動家も演説を行いました。

    dailynews date: 
    2013/11/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 証拠焼却:武装集団 エルサルバドルの戦争犯罪 行方不明の子供たちを記録した文書に放火

    14日、武装集団が、米国がエルサルバドルの軍事政権を支援していた30年前に行方不明になった子供たちの発見に尽力しているエルサルバドルの非営利団体に攻撃を加えました。侵入者たちは、「行方不明の子供たちのためのプロ・ブスケダ協会(Pro-Búsqueda Association for Missing Children)」に侵入し、オフィスのうち4つを破壊し、アーカイブスに火をつけました。また、1980から1992年の間に軍のメンバーによって盗まれた子供たちに関する機密文書がはいっていた可能性があるコンピューターを盗みました。エルサルバドルの人権行政監察官のデイヴィッド・モラレスはAP通信に対し、攻撃は戦争犯罪を行った人びとへの恩赦を撤廃することになる同国最高裁への上訴に関係している可能性があると述べました。エルサルバドルの首都サンサルバドルとつないで、行方不明の子供たちのためのプロ・ブスケダ協会の調査班で働くモンセラット・マルチネスに話を聞きます。また、「エルサルバドルの人びととの連帯委員会」のアレクシス・スツムベルス専務局長も加わります。

    dailynews date: 
    2013/11/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • Calle 13のルネ・"レジデンテ" ・ペレス 革命的音楽 ウィキリークス & プエルトリコの独立を語る

    中南米で最もポピュラーなバンド、Calle 13(カジェトレセ)が、11月第3週にリリースした新曲には、思いもよらない共演者、ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジが登場します。"Multi_Viral(マルチヴァイラル)"というこの曲は、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロとパレスチナの歌手 カミリア・ジュブラーンも出演しています。作詞を行うため Calle 13 のリードボーカルでソングライターのルネ・ペレスは、アサンジとのライブのブレーンストーミングセッションで、ツイッターのフォロワーたちに、それぞれが抱えている社会正義に関する懸念を表現するよう求めました。Calle 13 が政治的な作品でニュースになるのは、今回が初めてではありません。2005年に、同グループはプエルトリコ独立運動の指導者フィルベルト・オヘダ・リオスがFBIによって射殺されてからわずか数時間後に、彼についての曲を急遽レコーディングして発売しました。彼らは、独立派アクティビストで、32年間以上も刑務所に収監されているオスカル・ロペス・リベラの釈放を求めており、警察の暴力行為と政府のスパイ活動にも正面から反対意見を述べています。Calle 13はラテン・グラミー賞を19回受賞するという新記録を達成しています。

    dailynews date: 
    2013/11/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 159ドルのジャケットを盗んで一生刑務所に?暴力を伴わない犯罪で3200人が仮釈放無しの終身刑に服役中

    アメリカ自由人権協会(ACLU)の新調査により、全米で3200人以上が、暴力を伴わない犯罪で仮釈放無しの終身刑に服しているというショッキングな事実が発覚しました。この囚人のうち、80%は麻薬関連の犯罪で有罪となり服役中です。65%はアフリカ系アメリカ人、18%は白人、16%はラティーノ。これを根拠にACLUは「極端な人種的格差」を指摘します。終身刑にいたった犯罪の中には、トラックからガソリンを窃盗、万引き、クラック用パイプの所有、マリファナを10ドルで販売、盗難小切手の現金化未遂などが含まれます。人権リサーチャーでACLUの新報告書 A Living Death: Life Without Parole for Nonviolent Offenses. (『生き地獄:非暴力的犯罪で保釈無しの終身刑』)の著者、ジェニファー・ターナーに話を聞きます。

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    2013/11/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 修道女が語る「麻薬戦争」:コンスエロ・モラレス メキシコ麻薬カルテルと腐敗した警察に対する反対運動を語る

    メキシコの麻薬戦争と、数千人の誘拐、拷問、消息不明、殺害事件の責任を追及する動きを見ていきます。最近秘密文書指定を解かれた在メキシコ米大使館と領事館からの公電によって、麻薬カルテルがここ数年「法の手がほぼ入ることなく」活動してきたことが明らかになりました。多くの場合、これら麻薬組織は政府当局と地域社会を牛耳り、思いのままに誘拐や殺害を行っています。一方ヒューマン・ライツ・ウォッチは、メキシコの治安部隊が「対麻薬戦争」の一部と称して暴力による失踪に関与してきたこと、そしてその関与を隠蔽しようとしていることを突き止めました。メキシコで、人権を侵害された人々の保護とその侵害を行った者への責任追及の戦いを先導している、シスター・コンスエロ・モラレスに話を聞きます。1992年、シスター・モラレスは「人権を守る市民の会」(Citizens in Support of Human Rights)の設立に協力しました。この団体は麻薬カルテルとメキシコの治安部隊による人権侵害を記録することを先頭に立って行い、被害者を支援してきました。シスター・モラレスは先日、ヒューマン・ライツ・ウォッチより活動の功績を認められ2013年度アリソン・デ・フォージュ賞を授けられました。

    dailynews date: 
    2013/11/14(Thu)
    記事番号: 
    3

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