デイリーニュース

  • 「我々がそうだから、セルマがそうだったから私も」:歴史的な「血の日曜日」記念行進からの人々の声

    アラバマ州セルマで3月8日、「血の日曜日」の50周年を記念して8万人にのぼる人が行進しました。数百人の平和的な投票権運動活動家らは1965年3月7日、投票権の抗議デモでセルマからモンゴメリーまで行進中にエドマンド・ペタス橋を渡っていたところをアラバマ州警察によって容赦なく攻撃されました。「血の日曜日」は3回試みられた行進の最初のものでした。行進は最終的に、連邦の保護のもと、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師に導かれて3月24日に達成されました。こうした抗議行動は1965年の投票権法成立を促しました。3月8日にエドマンド・ペタス橋を渡っていた行進者たちに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2015/3/10(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 投票権のための死:ジミー・リー・ジャクソンからビオラ・リアゾまでセルマで命を落とした人たちを振り返る

    歴史的なセルマからモンゴメリーの行進50周年を記念する放送を続け、アラバマ州で投票権を獲得するための闘いで命を落とし、公民権運動に殉じた人たちについて見ていきます。1964年の2月から8月の間に、アラバマ州で、ジミー・リー・ジャクソン、ビオラ・リアゾ、ジェームズ・リーブ牧師、ジョナサン・ダニエルスの4人の公民権運動活動家が殺害されました。何万人もの人々がセルマで50周年を記念する中、デモクラシー・ナウ!では、こうした公民権運動に殉じた人々に敬意を払っていた行進者たちに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2015/3/10(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 公民権運動の象徴的存在C.T.ビビアンが語る非暴力と、米国が国外で推進する民主主義の偽善

    アラバマ州セルマにある歴史的な「ブラウン・チャペル・アフリカン・メソジスト監督教会」(Brown Chapel African Methodist Episcopal Church)で、エイミー・グッドマンは、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の親友かつ相談相手で公民権運動の先駆者C.T.ビビアンと話す機会がありました。50年前の1965年、ビビアンはセルマにある裁判所で投票登録のためにアフリカ系米国人の一団を中に入れようとしていたところ、その外階段でダラス郡保安官のジム・クラークに顔を殴られました。クラーク自身が自分の手の骨を折るほど強い殴り方でした。ビビアンから非暴力の力と投票権を求める継続的な闘いについて聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/10(Tue)
    記事番号: 
    2
  • マーティン・ルーサー・キング3世:私の父を崇拝するのではなく、自由と正義と平等に対する彼の理想を推進しましょう

    アラバマ州セルマでの歴史的な投票権運動の50周年についての放送を続けます。1965年の3月第2火曜日、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師はセルマからモンゴメリーまでの行進の2回目の試みを先導しました。その2日前の「血の日曜日」には、アラバマ州警察がエドマンド・ペタス橋を渡る平和的な行進者たちを打ちのめしました。「方向転換の火曜日」として知られるようになったその日、2000人の抗議者たちが橋を行進しました。橋の向こう側では、閃光灯とパトカー、ショットガンを抱えヘルメットをかぶった警官隊が行進を待ち構えていました。キング牧師は行進に参加している人たちにこう言いました。「みなさん、我々は止まらなければいけません。しかし我々はひざまづいて祈るだけの時間を持つことはできます」。短い祈りの後、行進者たちは引き返しました。セルマからモンゴメリーまでの3回目、そして最後の行進はその2週間弱後の3月21日に始まりました。キング牧師の長男であるマーティン・ルーサー・キング3世は2015年3月8日、キング牧師がよく演説を行った、セルマにある歴史的な「ブラウン・チャペル・アフリカン・メソジスト監督教会」(Brown Chapel African Methodist Episcopal Church)で演説しました。

    dailynews date: 
    2015/3/10(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 公民権運動の先駆者ダイアン・ナッシュ:「セルマ記念でジョージ・ブッシュとともに行進することを拒否した」

    この週末に行われたセルマのエドマンド・ペタス橋をわたる記念の行進に参加しなかった著名な公民権活動家の一人は、学生非暴力調整委員会(SNCC)の創設に携わったダイアン・ナッシュです。彼女は、公民権のために戦う人たちを称えるイベントで講演し、彼女の拒否の理由はジョージ・W・ブッシュ元大統領の参加だと語りました。「セルマ運動は非暴力と平和と民主主義と公平性そして投票権を意味しています。そしてジョージ・ブッシュはその全く反対の代表です。彼は暴力、戦争、不正選挙を代表し、そしてなんてことでしょう、彼の政権は人々を拷問していたのです」とナッシュは話します。「選挙で選ばれた政治家の人たちに未来を託すのはアメリカ人にとって大きな間違いです…もしも私たちが、政治家たちが食堂やバスから人種差別を撤廃し投票権を獲得するのを待っていたとしたら、私たちは50年後もまだ待ち続けていたことでしょう」と彼女は主張します。

    dailynews date: 
    2015/3/9(Mon)
    記事番号: 
    8
  • 「行進はまだ続く」:オバマ大統領がセルマの「血の日曜日」50年で演説

    オバマ大統領は7日、50年前に公民権活動家らが投票権を求めて3つのデモ行進をしたアラバマ州セルマのエドマンド・ぺタス橋付近で演説を行いました。「正しく、公平であり、包含的、そして寛大なアメリカという考え。この考えが、最後には勝利しました。彼らがとった行動により、機会の扉が黒人の同胞だけでなく、すべてのアメリカ国民に開かれたのです。女性はこの扉を通って行進しました。ラテン系アメリカ人もこの扉を通って行進しました。アジア系アメリカ人や同性愛者のアメリカ人、障がいを持っているアメリカ人──彼ら全員がこの扉を通りました」とオバマ大統領は語り、「この行進がまだ続くことを我々は知っています。競争の勝者はまだ決まっていないことをわれわれは知っている」と結論づけました。

    dailynews date: 
    2015/3/9(Mon)
    記事番号: 
    7
  • 「まだやるべきことがある」:ジョン・ルイス下院議員 意識がなくなるまで暴行されたセルマに50年ぶりに戻る

    ジョン・ルイスは50年前、学生非暴力調整委員会(SNCC)の若き組織者としてエドマンド・ぺタス橋を600人の人たちと共に行進しました。ルイスは7日、アラバマ州警察によってルイスとその他の公民権活動家らが暴力を受けた「血の日曜日」の記念式典でオバマ大統領を紹介するため、ジョージア州代表の民主党議員としてアラバマへ戻りました。「その日、600人の人が歴史に向かって歩きました。血まみれになる人もいましたが、我々は決して辛いとは思いませんでした。この橋の上であの出来事が起きた後では、私たちの国は決して以前と同じにはならないだろう。しかし、まだまだやるべき事があります」とルイスは話します。

    dailynews date: 
    2015/3/9(Mon)
    記事番号: 
    6
  • 公民権については1857年以来最悪の最高裁判所:アラバマ州初の黒人連邦判事が声を上げる

    1965年の投票権法を可決するよう米国議会を促した重要な瞬間を記念するため、何千人もの人が集まるなか、本日は、アラバマ州初のアフリカ系アメリカ人連邦裁判所判事であるU・W・クレモンに話を聞きます。クレモンは「(現在の米国最高裁判所は)私たちがあの大きな南北戦争で戦ったと思い、決着がついたと思っていた州権限に魅了されています」と語り、これは「50年前に課したのと同様の」投票権の制限を州政府が新たに制定することを許す危険な傾向だと批判します。クレモンは非常に懸念しており「最高裁判所は火炎放射器であり、公民権については、南北戦争を引き起こした判決のあった1857年以来最悪の最高裁だと私は判断している」とまで語っています。クレモンが言及したのは1857年のドレッド・スコット対サンドフォードの訴訟の裁判所の判決です。スコットには自らの自由を要求する法的権利はないとする判決は、奴隷制をめぐる国の亀裂を深めました。またカリフォルニア州選出の下院議員のバーバラ・リー、エベネゼルバプテスト教会牧師のラファエル・ウォーノック牧師、そしてノースカロライナ大学法学部の公民権センターのテッド・ショーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/9(Mon)
    記事番号: 
    5
  • セルマ訪れたマイケル・ブラウンの母 ファーガソン警察署の廃署を呼びかける

    米司法省は、アフリカ系アメリカ人住民を組織的に差別しているとして、ファーガソンの刑事司法制度の総点検を呼びかけています。本日はマイケル・ブラウンの母で、投票権を求めたデモ行進から50年を迎えたセルマで行進に参加したレズリー・マクスパデンに話を聞きます。「私の息子は、まだ生きていたら今度行われる選挙で投票できるはずだった」とマクスパデンは、昨年8月に18歳でファーガソンの警官ダレン・ウィルソンに射殺されたブラウンについて話します。マクスパデンは、ファーガソンの黒人に対する警察官の嫌がらせや暴行、人種プロファイリングについて記録した司法省の新たな報告書について意見を述べ、ウィルソンが公民権違反で訴追されないことが決まったとの発表について話します。彼女は、ファーガソン警察署長、市長、そしてミズーリ州知事ジェイ・ニクソンの辞任を求めています。またマイケル・エリック・ダイソン教授にも、ファーガソンの報告書とデモについて聞きます。「この事件は例外だと大統領は言っています。私はそこまで確信を持てません。この事件は大統領や他の人々が認めたがっているよりももっと全体を代表しています。警察とこの国の多くの地域の人々との間の緊張状態を表しています」と語ります。

    dailynews date: 
    2015/3/9(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「闘争は終わりのない過程」:キング牧師の娘バーニス・キング セルマの行進や「黒人の命は大切」を語る

    50年前、アラバマ州セルマのエドマンド・ぺタス橋を渡る行進を率いたマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の前に、アラバマ州警察が対峙しました。この週末、彼の娘のバーニス・キングは、アフリカ系アメリカ人の州警官にエスコートされながらこの橋を渡りました。「昔と今の変化は驚くべきことですが、現実には、私たちは岐路に立っています」とキングは話します。彼女は1965年に勝ち取った投票権が以来効力を失いつつあると主張し、取り戻すためのアクティビズムの復活を呼びかけています。「闘争は終わりのない過程です。自由は決して完全に勝ち取れるものではない。常にその世代が獲得し、勝ち取らなければならない」とキングは、彼女の母コレッタ・スコット・キングの言葉を引用して話しました。またキングは、警官が非武装の若者マイケル・ブラウンを射殺した事件を受けて抗議行動が起きたミズーリ州ファーガソンで彼女が行っている、非暴力の訓練についても話します。

    dailynews date: 
    2015/3/9(Mon)
    記事番号: 
    3

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