共和党の予備選挙の中、ミット・ロムニーは、数百万ドルの彼の個人資産を、悪名高いカリブ海のタックス・ヘイブン(租税回避地)であるケイマン諸島に設立した投資ファンドに置いてあることで激しい非難を浴びています。米国税公正ネットワーク(Tax Justice Network USA)の議長ジャック・ブラムから話を聞きます。議会による金融犯罪捜査の捜査官トップであったブラムは、、脱税はすでに低迷している経済を深刻に傷つける可能性があると言います。ブラムは。サンダンス映画祭で初公開されたドキュメンタリー映画We’re Not Broke(『我々は破産していない』)に出演しています。同映画は、米国でまん延している企業の脱税と海外のタックス・ヘイブンの増大する役割について検証しています。「(ロムニーは)不正行為をしたのか? そうではありません」とブラムは言います。「彼は、連邦議会に対する政治的影響と巨額の政治献金によって今のように出来上がったシステムを、最大限に利用しただけのことです。我々は内国歳入法を書き直すだけではなく、裕福な人々と企業から公正な負担金を受け取らなければなりません。それが収支を合わせる唯一の方法です」。