教皇になる以前のローマ教皇ベネディクト16世が、米国と教皇の母国ドイツでの性的虐待の実態について見て見ぬふりをしていた疑惑があるとの報道について、ローマ教皇庁(バチカン)は否定しました。前週、ローマ法王庁は、1950~60年代にかけて聴覚障害を持つ少年たち200人に性的虐待を行ったウィスコンシン州在住のローレンス・マーフィー神父の聖職をはく奪しなかったことについて、強く擁護しました。ナショナル・カトリック・レポーター紙は、ローマ教皇は今回の件に関する疑問に答える必要があると述べ、さらにこのスキャンダルを「この数世紀、いやおそらくはカトリック教会の歴史上最大の組織の危機」と呼びました。「Roman Catholic Womenpriests(ローマ・カトリック教会女性司祭の会)」の広報担当者ブリジッド・メアリー・ミーハンに話を聞きました。