デイリーニュース

  • ユダヤ人による犯罪リストを公開したナチの手口を 今度は移民を対象に試みようとするトランプ

    トランプ政権は、「サンクチュアリー・シティ」と呼ばれる地域で、不法滞在の移民が犯した犯罪のリストを毎週公表する計画だと発表しました。「サンクチュアリ・シティ」とは、国外退去処分のスピードを上げようとする連邦移民局への協力を地元当局者および警察が拒否している地域のことです。国土安全保障省が発表することになっている週刊リストの発表は、先週、署名されたトランプの大統領令に含まれていたものたものです。アンドレア・ピッツァーに話を聞きます。ピッツァーの新著はOne Long Night: A Global History of Concentration Camps(『長き一夜――強制収容所の世界史』)というタイトルです。

    dailynews date: 
    2017/2/2(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ホロコーストを「ユダヤ人抜き」に? トランプ 国際ホロコースト記念日に「ユダヤ人」という単語を避ける

    有名な白人至上主義者でドナルド・トランプの支持者リチャード・スペンサーは、国際ホロコースト記念日の声明で、600万人のユダヤ人が犠牲になったことに触れなかったトランプを称えました。今回、言及を避けたことでトランプは多くの批判を浴びましたが、トランプ政権は繰り返しこの声明を擁護しています。ティム・ケイン上院議員はこれは「ホロコースト否定」だと一歩踏み込んだ批判をしています。一方、スペンサーはこの声明をホロコーストから「ユダヤ人抜き」をしたと称えています。近日、著書One Long Night: A Global History of Concentration Camps(『長き一夜――強制収容所の世界史』)が刊行されるアンドレア・ピッツァーに話を聞きます。同書は1896年から現在までの、裁判なき市民の大量拘束を検証しています。

    dailynews date: 
    2017/2/2(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 両親に会いに来る子どもたちの入国を阻止する トランプを訴えた弁護士にインタビュー

    米国務省がイラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメン国籍のすべて人々の一時渡航および移住ビザを暫定的に取り消したという、新たな情報が明らかになりました。トランプ政権の大統領令に異議を申し立てる集団訴訟の主任弁護士で、「ノースウエスト移民の権利プロジェクト」(Northwest Immigrant Rights Project)のマット・アダムス法務部長に話を聞きます。彼は米国に合法的に居住し、現在、ソマリア、シリア、イエメンの3カ国から子どもを呼び寄せるのを阻まれている3人の親の代理としてシアトルで訴訟を起しました。

    dailynews date: 
    2017/2/2(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「反撃しないなら辞職を」:草の根運動からの圧力で 民主党派議員がトランプとの戦いを激化

    米国連邦議会では混乱の中、上院がエクソンモービルの前CEOのレックス・ティラーソンを56対43票で承認しました。ロイター通信によれば、少なくとも過去50年来、これほどの僅差だったことはなく、反対票の数は群を抜いていました。上院司法委員会(Senate Judiciary Committee)は更に、党路線に沿った投票で共和党派が全員賛成票を投じることでジェフ・セッションズ上院議員を司法長官に承認しました。民主党議員は上院財政委員会(Senate Finance Committee)で、ドナルド・トランプ指名の閣僚候補2人に対する投票をボイコットしました。それは財務長官候補のスティーブン・ムニューチンおよび、保健福祉省長官候補のトム・プライス2人への投票で、同委員会の規則では、民主党派議員が少なくとも1人出席しないと投票はできません。しかし同委員会の共和党派議員はこれに対し、同規則を一時停止とすることで2人の候補者への委員会での承認投票を強行し、上院議会での投票に持ち込みました。民主党議員は、環境・公共事業委員会(Environment and Public Works Committee)でも、スコット・プルーイットの環境保護庁長官承認投票をボイコットしました。ハフィントンポストのワシントン支局長ライアン・グリム記者に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/2/2(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ジェシー・ジャクソン師:セッションズの司法長官承認はキング牧師の遺産にナイフをつき立てるもの

    31日(火)、上院の民主党議員は司法長官に指名されたジェフ・セッションズの承認投票を遅らせることに成功しました。ジェフ・セッションズが過去に行ってきた投票権法への反対や、人種差別的な発言の歴史に対する抗議行動が続いている中での出来事です。30日(月)には、全米黒人地位向上委員会(NAACP)のコーネル・ウィリアムズ・ブルックス議長はじめ約10人のメンバーが、アラバマ州モービルにあるセッションズの事務所で座り込みを行って逮捕されました。ブルックスたちNAACPのメンバーがセッションズの承認に反対して逮捕されたのは、これが2度目です。レインボー/PUSHの創設者で代表のジェシー・ジャクソン師に詳しい話を聞きます。彼は1984年と1988年に民主党の大統領予備選に出馬しました。

    dailynews date: 
    2017/2/1(Wed)
    記事番号: 
    4
  • バノン大統領?レイシストでイスラム嫌悪の「ブライトバート・ニュース」トップがトランプの大統領府で権力増強

    トランプ大統領は先週、スティーブン・バノン主席戦略官を国家安全保障会議(NSC)の幹部委員会常任メンバーに加える異例の措置を取りました。バノンはホワイトハウスで最も有力な人物のひとりになっています。ニューヨーク・タイムズ紙は31日(火)付けで"President Banon?"(バノン大統領?)という表題の社説を載せ、「スティーブン・バノンほど厚かましく権力基盤の強化に動いた補佐官は、これまで見たことがない。上司のはずの人物の大衆的な人気や、有能さの見かけを、こんなに速く、こんなにひどく傷つけた補佐官も、初めてだ」と書きました。マザージョーンズの上級記者ジョシュ・ハーキンソンに聞きます。ハーキンソンの最新の記事は、"The Dark History of the White House Aides Who Crafted Trump’s 'Muslim Ban.'"(トランプの「ムスリム追放」を仕掛けたホワイトハウス補佐官の暗い歴史)です。

    dailynews date: 
    2017/2/1(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「盗まれた判事席」 オバマの最高裁判事指名の承認審議を拒んだ共和党議員たち

    トランプ大統領は、故アントニン・スカリア最高裁判事の後任に、ニール・ゴーサッチ判事を指名することができたのは、昨年、オバマ大統領の指名した候補者の審議を共和党主導の上院議会が拒否したからにすぎません。オバマ大統領は2016年3月16日にメリック・ガーランド判事を指名しましたが、共和党上院議員たちは数カ月にわたり指名承認公聴会の開催を拒否しました。現在、ゴーサッチ判事の指名を「盗まれた判事席」と呼ぶ人が大勢いるのは、そのためです。この件に関して、米国進歩センター(Center for American Progress)行動基金の上級フェローでニュースサイトThinkProgressの司法編集者のイアン・ミルハイザー、そして、市民団体「正義のための同盟」(Alliance for Justic)代表ナン・アーロンに詳細を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/2/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領 ニール・ゴーサッチを最高裁判事に指名 労働者 女性 規制に反対する判決を出してきた人物

    ドナルド・トランプ大統領は最高裁判事の人選で、亡くなったアントニン・スカリア判事の後任にニール・ゴーサッチ判事を指名すると発表しました。ゴーサッチ判事はフェデラリスト協会の会員で、保守的な法律専門家として広く知られています。第10巡回裁判所の判事として、オバマケアが義務づけている従業員向けの医療保険の適用対象に産児制限措置を含めることを雇用主側が拒否できるか否かを争ったホビー・ロビー裁判で、企業側を支持する判決を下しました。また、長年にわたり、連邦法に違反する人種、性別、年齢、障害、政治信条による差別や報復に関わる数々の裁判で、被雇用者の訴えを退ける判決を出してきました。上院の民主党議員たちはこの指名に反対し、フィリバスター(長演説による議事妨害)で阻止するとしています。この件に関して、米国進歩センター(Center for American Progress)行動基金の上級フェローでニュースサイトThinkProgressの司法関連編集者のイアン・ミルハイザーと、市民団体「正義のための同盟」(Alliance for Justic)代表のナン・アーロンに詳細を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/2/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • トリタ・パルシ:追放がトランプのイランへのアプローチなら、核交渉は緊張に耐えられないだろう

    27日、ドナルド・トランプは、難民全員の米国への入国を一時的に禁止し、ムスリムが多数派の7カ国の市民を90日間、入国できなくする大統領令に署名しました。この厳しい措置により、イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イェメンの2億1800万人の市民は米国への道を即座に断たれました。番組ではこのことでイラン系アメリカ人が受けている過大な影響について検証します。全米イラン系アメリカ人会議 (National Iranian American Council) のトリタ・パルシに聞きます。

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    2017/1/31(Tue)
    記事番号: 
    5
  • サルソー ル対トランプ パレスチナ系アメリカ人活動家 ムスリム追放破棄を求めて米大統領を告訴 

    サルソール対 トランプ訴訟の話題です。米国=イスラム関係会議(Council on American-Islamic Relations)は1月30日、すべての難民の米国への入国を一時的に禁止したうえに、ムスリムが多数派を占める7カ国―イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメン―の2億1800万人の全市民の米国への入国も禁じるトランプの大統領令に挑戦する包括的な訴訟を起こしました。訴状はトランプによる追放を「ムスリム排除令」と呼んでいます。また、この大統領令は憲法に違反しており、修正第1条の宗教の自由の保護ならびに修正第5条の平等な保護の保証に違反するとしています。パレスチナ系アメリカ人活動家で原告代表のリンダ・サルソールに聞きます。サルソールは、ワシントンでのウィメンズ・マーチの議長のひとりでした。

    dailynews date: 
    2017/1/31(Tue)
    記事番号: 
    4

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