デイリーニュース

  • キズル・カーン:トランプ大統領とケリー主席補佐官の戦死兵士の妻への電話は遺族の哀しみの政治利用

    トランプ大統領は、ニジェールで戦死した米兵の妻への電話で「入隊する時に[戦死の可能性も]分かっていたはずだ」と発言したとの報道を否定しています。番組では、米国で最も著名な金星章[戦死兵家族に送られる徽章]遺族、キズル・カーンの1時間のロングインタビューをお届けします。カーンの息子は2004年にイラクで戦死しています。キズル・カーンは、2016年の民主党全国大会で、当時のトランプ候補に対する鋭い批判演説で脚光を浴び、その後も批判を続けています。カーンは、米国の独立宣言は「あらゆる時代のあらゆる場所で、植民地化に苦しむすべての人々にとって、まさに希望の物語なのです」と語りました。青年時代に、初めて米国憲法を読んだ時のことを「すべてが腑に落ち、目から鱗が取れた気がしました」とも言います。

    dailynews date: 
    2017/10/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 帝国主義米国によるアフリカでの「対テロ戦争」の拡大の帰結としてのニジェールとソマリアでの破壊的攻撃

    アフリカでの米軍の駐留と、4人の米陸軍特殊部隊兵と5人のニジェール人兵士が殺された、ニジェールでの武装勢力による米軍特殊部隊への奇襲攻撃で何が起きたかについて検証しましょう。この事件は現在、軍と連邦捜査局(FBI)の捜査対象となっています。現在、少なくとも800人の米軍人が、西アフリカの武装勢力を打倒するためのフランス主導の作戦を支援するために、ニジェールに駐留しています。一方、ソマリアでは今も、少なくとも358人が死亡した首都モガディシオでの大規模爆発からの復興が続いています。現在、ガーナ大学アフリカ研究所のクワメ・エンクルマ議長として西アフリカで1年を過ごしているホレス・キャンベルに話を聞きます。キャンベルは平和と正義を研究しているシラキュース大学のアフリカン・アメリカン研究および政治学の教授です。弁護士で、「ブラック・アジェンダ・レポート」の常連寄稿者であるマーク・ファンチャーからも話を聞きます。同サイト上の彼の新記事のタイトルは、”U.S. Troop Deaths in Niger: AFRICOM’s Chickens Come Home to Roost”(「ニジェールでの米兵の死:米アフリカ軍司令部の身から出た錆」)です。

    dailynews date: 
    2017/10/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • プエルトリコ人 気候活動家「援助金の分配は不公平、公害汚染地域からの汚染流出は続いている」

    プエルトリコで続く人道的危機について、ドナルド・トランプ大統領は自身の政権による対策は「10点満点」に値すると述べました。しかし、同島の100万人以上の人々は今も清潔な飲み水がなく、住人たちは汚染水にさらされたことによる眼感染症と胃腸疾患に苦しんでいます。プエルトリコ人の環境活動家エリザベス・ヤンピエールに話を聞きます。彼女はナオミ・クラインと、”Imagine a Puerto Rico Recovery Designed by Puerto Ricans”(「プエルトリコ人たちによって計画されるプエルトリコ復興を想像しよう」)という記事を共同執筆しました。

    dailynews date: 
    2017/10/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • トランプの税制改革はトランプ一家と閣僚に数十億ドル規模の恩恵となり 世界的な「租税戦争」を誘発する

    米上院は、歴史的な税制改革への道をひらく予算案を僅差で可決しました。トランプ大統領の減税案がいかに最富裕層に多額の恩恵をもたらすかについて考えます。トランプの家族や閣僚も受益者に含まれています。「米国進歩センター行動基金」(Center for American Progress Action Fund)の分析によると、トランプ大統領の家族と閣僚は、提案されている不動産税の廃止だけで合計35億ドルに上る負担軽減を棚ぼた式に得ることとなります。事業税の課税対象をそのオーナーとする「パススルー課税」に25%の課税上限を設ける案も、富裕層の貯蓄を数百万ドル規模で増やすものとみられます。「税制正義ネットワーク」(Tax Justice Network)のエコノミストのジェームズ・ヘンリーと、ピュリッツァー賞受賞のジャーナリストのデイビッド・ケイ・ジョンストンに話を聞きます。ジョンストンは、“Nine Reasons Trump's Tax Plan Will Hurt You”(「トランプの税制案があなたを害する9つの理由」)と題した最新記事を発表しています。

    dailynews date: 
    2017/10/23(Mon)
    記事番号: 
    3
  • トランプの大統領就任が欧州の右翼国家主義と反移民運動をいかに加速したか

    10月に総選挙が行われたオーストリアでは保守派国民党が僅差で勝利し、セバスティアン・クルツ党首が組閣に当たっています。反移民政策を掲げた国民党は現在、総選挙で26%を獲得した極右ポピュリスト政党自由党との連立を検討しています。自由党は60年前、元ナチ党員らによって設立されました。一方、英国ではヘイトクライムが過去最多に達し、欧州各地で反移民を掲げる国家主義運動が高まりを見せています。カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校の教授で欧州政治が専門のドミニク・トーマスに詳しく聞きます。トーマスは、フランス・フランス語圏研究学科の代表でもあります。

    dailynews date: 
    2017/10/23(Mon)
    記事番号: 
    2
  • スペイン政府のカタルーニャの直接統治への動きと指導者排除 カタルーニャは独立を宣言するか

    スペインではカタルーニャ州の独立を問う住民投票の後、中央政府が同地方の直接統治への動きを見せており、政治的危機が拡大しています。スペインのマリアノ・ラホイ首相は21日、カタルーニャの独立運動をつぶすため、同国北東部にあるカタルーニャ州の自治権を停止すると発表しました。ラホイ首相は21日の緊急閣議の後、スペインの近代民主主義の歴史の中で一度も使用されたことのない憲法155条を発動する方針を明らかにしました。カタルーニャ議会のカルマ・フルカデイ議長は、同地方の統治権を握ろうとするスペインのこの措置を「事実上のクーデター」と批判しています。カタルーニャ州首相のカルラス・プチデモンは州議会が数日中に召集されるだろうと述べ、カタルーニャの独立宣言が一方的になされるのではとの憶測が広がっています。カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校の教授で欧州政治が専門のドミニク・トーマスに詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2017/10/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 気候運動の大勝利も世界的カオスは増大 次の動きについてリーダー達が討論

    世界中で異常気象が起きた夏が過ぎたところで、 レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)事務局長リンジー・アレン、「先住民族環境ネットワーク」代表ダラス・ゴールドトゥース、気候団体「350.org」の政治部門「350アクション」の常任理事メイ・ブビ-ら環境保護運動リーダーを招いて次のステップについての討論会を開きます。

    dailynews date: 
    2017/10/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 都市の大火:防火研究専門家 気候変動とカリフォルニア山火事を異常にしたものの関係

    カリフォルニアの山火事は少なくとも42名の死者を出し、何千もの家屋や事業所を破壊し、ニューヨーク市の面積に匹敵する20万エーカー以上の土地を焼き尽くしています。この火災は観測史上で最大の犠牲者を出しています。地球の気温が上昇を続ける中、山火事と気候変動の関係性についてカリフォルニア大学サンタバーバラ校の防火研究専門家マックス・モーリッツと共に見ていきます。

    dailynews date: 
    2017/10/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • カリフォルニアの山火事 強制送還を恐れる移民は避難所に行かずホームレスに

    カリフォルニアで発生している壊滅的な山火事は少なくとも42名の死者を出し、何千もの家屋や事業所を破壊しています。この地域にいる2万人もの在留資格のない移民は山火事から逃れる避難先がなく、避難所で連邦捜査員に会うのを避けるため海岸で寝泊まりする者もいます。そんな中でブライトバートのような極右メディアが、在留資格のない移民が山火事との関係で逮捕されたとの虚偽の報道をしています。警察は、この男性に山火事への関与は認められないと発表しています。カリフォルニア州ソノマ郡の郡副審議官アレグリア・デ・ラ・クルーズとソノマ郡ラ・ルス・センター所長フアン・へルナンデスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/10/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • グアンタナモでハンガー・ストライキをする囚人 看守から彼らが「死ぬまで強制注入を中止する」と脅されたと語る

    グアンタナモ湾米軍基地で勾留されハンガー・ストライキ中の囚人らは、当局が彼らが餓死に至る可能性のある方針転換を突然行ったと非難しています。医師らは食事の強制注入を止めると脅しており、彼らの定期健康診断も現在は中止しています。グアンタナモの囚人41人中8人の弁護を担当する人権保護団体「リプリーブ」(Reprieve)のクライブ・スタッフォード=スミスに話を聞きます。リプリーブは、支持者に対し囚人に連帯を示すハンガーストライキを行うよう呼びかけています。この運動にはイギリス労働党のトム・ワトソン議員や、ピンク・フロイドの創設メンバー、ロジャー・ウォーターズ、コメディアンのサラ・パスコー、俳優で演出家のマーク・ライランス、そしてフランス生まれの女優キャロライン・ラガーフェルトも参加しています。

    dailynews date: 
    2017/10/19(Thu)
    記事番号: 
    3

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