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2012年5月23日(水)

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  • 歴史的な選挙が始まっています。エジプトの人々がホスニ・ムバラクを追放して以来初めての大統領選挙のために投票所に向かっています。この国の歴史上初めて、当選者が決まっていない選挙です。カイロからデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースに最新状況を聞きます。高い投票率が予想されていますが、クドゥースはエジプトの軍部支配者たちの役割を巡り懸念が残っていると話します。「憲法なくして大統領もないと、多くの人が発言しています ……つまりこの大統領は基本的に、軍部に対し、内閣に対し、議会に対してどんな権限を持つのかはっきりとわからないまま選ばれるのです。そしてこの革命を起こした若者たちの多くは……大統領が誰になろうとそれは軍最高評議会の操り人形だろうと言っています。大統領に実権は何もなく、街の人々の本当の苦闘はこれからも続くだろうと話しています」

  • 国勢調査によれば、ほぼ2人に1人のアメリカ人が貧困の中で暮らしています。そしていま連邦議会予算事務局が、もしこのまま2013年度予算案で大統領と議会が硬直状態のままなら事態はじきにもっと悪化すると警告しています。下院共和党は国防関連予算を維持しながらも食糧援助、医療保険、社会福祉の分野での予算削減を求めています。この貧困問題に関してピーター・エデルマンと話をします。彼はクリントン政権で保健社会福祉省の次官補でしたが、クリントン大統領が1996年の福祉改革法に署名をしたことに抗議して辞職しました。この改革法は、その後数百万もの人びとを路頭に迷わせることになりました。「いまこの時点で米国には、基本的に生活保護は存在しません」とエデルマンは言います。「この国には収入はフードスタンプ(食料配給券)だけという人たちが600万人います。それは貧困最低線の収入の3分の1の金額に相当します……19の州では貧困の子供たち全体の10%以下にしか対応できていません。これはセイフティネットの重大なほころびです。この国の多くの地域でいま福祉が消滅してしまっているのです」と彼は言います。現在ジョージタウン大学法律センター教授であるエデルマンの新著は、So Rich, So Poor: Why It’s So Hard to End Poverty in America(『あまりに裕福、あまりに貧乏:アメリカの貧困を終わらせることがなぜにそう困難なのか』)です。「私は占拠運動をおおいに支持しています」と彼は付け加えます。「1%と99%という……考え方……それらが全て一緒になる──私たちは本当にみな1つの国にならなければならないのです」

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