経済的機会の改善、代議制をよりよくいかす選挙制度、政治汚職の根絶を求めて、スペイン全土で数万人がデモを繰り広げています。この民主化推進デモは、5月15日に変革を要求する市民がマドリードの中央広場に集まったことに端を発しています、この新しい運動は、「トマ・ラ・プラサ(広場を占拠せよ)運動」と呼ばれています。5月第3週、抗議運動はスペイン全土、10以上の都市に広がりました。同国の失業率は欧州内で最高で、30歳未満の人口の約半分は失業中です。各地で独自に展開しているこの運動では、食料、燃料、そしてコンピューターにいたるまで寄付によってまかなわれています。毎日の集会では全員による投票で民主的に決定が行われ、現地の委員会は、清掃作業から法務問題にいたるまで、さまざまな任務を割り当てられます。マドリードにいる独立系ジャーナリストのマリア・キャリオンと、運動を代表してイバン・マルティノスに話を聞きます。