デイリーニュース

  • 新財団:前代未聞の米政府の秘密主義を相殺するために100以上のウィキリークスが必要

    ウィキリークスは3月第2週、政府の透明性と説明責任の追及に貢献する独立系ジャーナリズム組織に資金提供する新団体から、大規模な財政支援を新たに受ける予定です。その一方、マスターカード、ビザ、ペイパルは依然としてウィキリークスへの送金手続きを拒否しており、そのことが同団体への寄付の送金を困難にしています。「ウィキリークスは1つでは足りません。我々には10あるいは100のウィキリークスが必要なのです。現在、米国では、政府の秘密主義が前代未聞のレベルに達しています。」と、「報道の自由財団」(Freedom of the Press Foundation)の共同設立者で総責任者のトレバー・ティムは言います。同財団の理事を務める、ガーディアン紙のコラムニスト、グレン・グリーンウォルドからも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/3/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • グレン・グリーンウォルドが語るブラッドリー・マニング:検察の行き過ぎが内部告白者全員を反逆者にする

    「接続する自由」(Freedom to Connect)会議場からの放送です。インターネットを使って戦争の恐ろしさを暴露した内部告発者、ブラッドリー・マニング上等兵について検証します。米軍の検察官は、3月第1週の予備審問でマニングが米国史上最大の国家機密の漏えい事件への責任を認めたことを受け、彼に対し最大限の求刑をすることを決めました。マニングは罪状軽減を求める中で、米国民に“戦争の本当の代価”を知らせ、“外交政策についての議論に火をつける”ためにウィキリークスに機密文書を渡したのだと証言しました。マニングは、訴追されている罪状より少ない、10の訴因について有罪を認めました。この10件では最高で20年の禁錮刑になります。しかし検察側は3月1日、この申し立てを受け入れる代わりに、敵対勢力のほう助を含む罪状で、マニングに対して仮釈放のない終身刑を求めるつもりだと発表しました。マニングの軍法会議は6月に始まる予定です。ガーディアン紙のコラムニストであるグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。彼は、この事件について長い間報道し、同事件のマニングにとっての意味と、内部告白者と彼らが接触するジャーナリストにとっての広範囲の影響について取材してきました。

    dailynews date: 
    2013/3/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 地方自治体ブロードバンドネットワークが埋める情報格差、通信業界による妨害活動の中

    米国人の最大で10人に1人が、動画視聴などの一般的なオンライン活動をするための十分な速さのインターネット接続を得られていません。多くの地域社会が、教育、医療、そして仕事への平等なアクセスを達成するため、ケーブルテレビ会社や電話会社によって提供されている速度の遅い回線サービスの代替として独自の自治体ブロードバンドネットワークを作りだし、情報格差に対応しています。成功例の1つは、10年以上、住民にインターネット接続を提供しているジョージア州トーマスビルです。しかしこれらの取り組みも、まもなく規制されます。約19の州で、地域社会がこのような投資をすることを阻止する法律が可決されました。次はジョージア州の可能性もあります。本日は、地元自立研究所(Institute for Local Self-Reliance)の「コモンズとしての情報通信」イニシアチブの責任者、クリス・ミッチェルに話を聞きます。彼は先日発表された報告書「帝国の逆襲ロビー:全米規模のケーブルテレビ会社とDSLプロバイダーがノースカロライナ州で競争を禁じた手段(The Empire Lobbies Back : How National Cable and DSL Companies Banned The Competition in North Carolina )」の共同著者です。

    dailynews date: 
    2013/3/4(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 携帯のSIMロック解除で禁錮5年? 元共和党スタッフの請願活動で規制法を調査へ

    1月下旬、携帯利用者が別の電話会社を利用するために自分の携帯電話のSIMロックを解除することが違法となりました。「自分たちの機器にこのとても一般的なテクノロジーを使用することを違法化する極めて奇妙な規制です」と元共和党スタッフのデレク・カーナは語ります。彼は、この禁止に対するオンライン請願活動を主導し、11万4千人分の署名が集まり、 複数の政治議論サイトで幅広い支持を集め、連邦通信委員会(FCC)による調査を促しました。カーナとダーシー・バーナーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/3/4(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 共和党の「期待の星」デレク・カーナ、著作権法改革を提言して解雇される

    「接続する自由会議」は、「共和党の期待の星」とされ、ミット・ロムニーの大統領選にも携わったデレク・カーナを含む、政治的スペクトルの幅広い人材を引き付けています。カーナは、共和党下院保守派グループ「共和党研究委員会(RSC)」で「著作権法の3つの神話とまず修正するべき点(Three Myths About Copyright Law and Where to Start to Fix It)」と題した政策提言を執筆しました。この中で彼は、現在の著作権法は進歩を妨げ、憲法の基本原則に反していると論じ、著作権侵害に対する罰則の軽減とフェアユースの拡大を提言しました。この提言書が発表された翌日、エンターテインメント業界や政治家からとされる圧力を受け、委員会はこの提言書を撤回、カーナは解雇されました。著作権改正が党利党略より勝る理由について、カーナが語ります。

    dailynews date: 
    2013/3/4(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「アーロンの後に」:遺志を継ぎ「開かれたインターネット」への活動は続く「接続する自由会議」で

    本日は、インターネットの自由と普遍的な接続性を促進する全国集会、 「接続する自由会議(Freedom to Connect conference)」の会場から生放送でお送りします。本会議は、物議をかもしているサイバーセキュリティー法案「CISPA」が下院に再提出された中、開催されました。この法案は、既存のプライバシー法に対して「サイバーセキュリティー」上の例外適用を求めるもので、可決すれば、国家安全保障局(NSA)、連邦捜査局(FBI)、そして米国国土安全保障省に機密の顧客情報一覧を提供した企業に免責が与えられることになります。昨年の同会議では、サイバー活動家、コンピューター・プログラマー、社会正義活動家、そして作家で、今年始めに自殺したアーロン・シュワルツが「オンライン海賊行為防止法案(SOPA)」廃止への闘いについて説明する基調講演を行いました。シュワルツは、会員制の学術論文アーカイブの「JSTOR」から著作権保護された大量の学術論文をダウンロードするために、マサチューセッツ工科大学のコンピューターを使用した件に関する裁判が行われる数週間前に、26歳で自らの命を絶ちました。JSTORは刑事告発を拒否しましたが、検察当局がこの事件を起訴しました。シュワルツは、コンピュータ不正行為防止法違反で有罪となれば、最高で禁錮35年および多額の罰金刑を言い渡される可能性がありました。

    dailynews date: 
    2013/3/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • パンドラの弁当箱:加工食品がいかにアメリカの食事を乗っ取ったかを明らかに

    年商1兆ドルの「加工食品産業複合体」の奥を探って、いかにして数十年にわたる食品科学の成果が世界一安価で癖になりやすく、最も栄養の劣る食べ物へと結実したかを検証します。米国で消費される食品のカロリーベースで7割を占めるパックフード、ファストフードには加工過程で失われるビタミン群が添加されていますが、それらはナイロンや羊脂、石油から作られています。長年にわたり食品問題の記者を務めるメラニー・ワーナーに話を聞きます。彼女はPandora’s Lunchbox : How Processed Food Took Over the American Meal(『パンドラの弁当箱:加工食品がいかにアメリカの食事を乗っ取ったか』)の著者です。

    dailynews date: 
    2013/3/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 塩、砂糖、脂肪:巨大食品会社がアメリカをジャンクフード漬けに NYタイムズ記者

    食品業界は、塩や砂糖、脂肪がアメリカ人の消費量だと体によくないということを 何十年も前から知っていました。しかし毎年、私たちは推奨摂取量の2倍ほどの塩や脂肪、そして70パウンド(32kg)もの砂糖を摂取するように仕向けられています。ニューヨーク・タイムズ記者のマイケル・モスに、彼の新刊Salt Sugar Fat : How the Food Giants Hooked Us(『塩、砂糖、脂肪:巨大食品会社はどのように我々を中毒にしたか』)について話を聞きます。数年におよぶ取材で、モスは企業研究室の奥深くまで調べ上げました。そこでは食品科学者たちがソフトドリンクの甘さの「至福点」や油脂分の「食感」を計算し、先進技術を使ってそれらを手を出さずにはいられない、病みつきになるものに仕上げているのです。この年商1兆ドルの産業のおかげで、現在成人の3人に1人、子供の5人に1人が肥満症なのです。

    dailynews date: 
    2013/3/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ウィキリークスに内部告発したブラッドリー・マニング 人々に「戦争の本当の代価」を見せたかった

    25歳の米陸軍上等兵ブラッドリー・マニングが初めて、自分が米史上最大の国家機密漏洩事件の情報源であることを認めました。逮捕から1千日以上が経った2月28日、マニングが軍事法廷で証言台に立ちました。彼は、アメリカの国民に「戦争の本当の代価」を見てもらいたくて内部告発サイトのウィキリークスに機密文書を漏洩したのだと証言しました。用意した35ページの声明文を1時間以上にわたって読み上げながら、マニングは「もし一般の人々が、とくにアメリカの社会がこの情報に触れることができたなら……軍の役割とわが国の外交政策一般に関して、国内的議論にきっと火がつくだろうと信じていました」と述べました。メリーランド州フォートミード軍事基地のこの予備審問でマニングは罪状のうち比較的軽微な10件についてのみ有罪を認めました。これは最高で20年の禁固刑になります。しかし、たとえ判事がこの罪状軽減を受け入れたとしても、検察側が残る12件の罪を軍法会議に持ち込むことはありえます。その中で最も重い罪は「敵対勢力のほう助」で、これは最高で終身刑です。憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)名誉会長で、ジュリアン・アサンジおよびウィキリークスの弁護士でもあるマイケル・ラトナーに話を聞きます。ラトナーはマニングの予審傍聴から戻ったばかりです。

    dailynews date: 
    2013/3/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 独房で40年を過ごしたアルバート・ウッドフォックス ルイジアナ州に3度目の釈放命令

    連邦裁判所判事は、ルイジアナ州に、元ブラック・パンサーのメンバーで、40年間以上独房に入れられているアルバート・ウッドフォックスを釈放するよう命令を下しました。ウッドフォックスは、「アンゴラ・スリー」と呼ばれるもう1人の囚人ハーマン・ウォラスと共に、アンゴラ刑務所の看守を殺害したとして有罪を言い渡されました。「アンゴラ・スリー」とその支援者らは、彼らは政治運動をしていたために犯人に仕立てられたのだと主張しています。2月26日にウッドフォックスの釈放を命じた連邦判事は、2008年にも、再判で人種差別があったことを理由にウッドフォックス釈放判決を出しています。彼の有罪判決が否定されたのはこれで3度目となりますが、検察はこれまでの2度の勝利を反転させることに成功しています。今回もルイジアナ州はウッドフォックスの収監継続を求めて、上告すると見られています。2人のゲストをお招きしました。「アンゴラ・スリー」の3人目のメンバーで、30年間の獄中生活の後2001年に釈放されたロバート・キングと、「アンゴラ・スリー」を長く支持しているムワリム・ジョンソンです。

    dailynews date: 
    2013/2/28(Thu)
    記事番号: 
    3

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