デイリーニュース

  • シーサー・エスピノーサ:ハリケーン「ハービー」を生き延びたDACA受益者 自らの未来のためトランプのDACA撤回宣言と闘う

    米国の移民社会への大きな攻撃の1つとして、米司法長官ジェフ・セッションズはトランプ政権がDACA(児童期入国移民送還延期措置-Deferred Action for Childhood Arrivals)を撤回すると発表しました。現在DACAの保護を受けて、80万人近い青少年の移民が米国での居住と労働を許可されています。DACAはオバマ前大統領が2012年に大統領令を行使して実現しましたが、これは滞在許可を持たない青少年移民が全米で10年近くにわたって繰り広げた草の根運動や直接行動を受けて実現したものです。オバマ前大統領は5日、撤廃宣言を「誤り」「逆効果」「冷酷」と評しました。セッションズ司法長官の発表は直ちに抗議活動に火をつけ、ミネアポリス、シカゴ、ロサンゼルス、アトランタ、ワシントンDC、ヒューストンでは街頭で抗議活動が行われました。ニューヨーク市では、滞在許可を持たない移民の活動家が主導したトランプタワーでの座り込みで34人が逮捕されました。本日はテキサス州ヒューストンのシーサー・エスピノーサに話を聞きます。エスピノーサはDACAの恩恵を受けたDREAMerと呼ばれる移民の1人で、ヒューストンで滞在許可を持たないラティーノの青少年移民を支援する非営利組織FIFLの事務局長です。

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    2017/9/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ヒューストンのハービー後の復興 不平等を悪化させるのか?それともより公平な都市を構築するのか?

    ハリケーン「ハービー」による破壊的な洪水の影響がのこるなか、ヒューストンのあちこちで住民たちが地元地域に戻りはじめました。連邦議会は、ヒューストンとテキサス湾岸への援助として、数十億ドルをどのように分配するかの議論を始める予定です。救援活動からの恩恵を誰が受け、誰が受けない可能性があるかを理解するために、デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマン、ルネ・フェルツ、ハニー・マスードが9月第1週末、環境正義運動の創始者として知られるロバート・ブラード博士にヒューストンの彼の自宅で話を聞きました。

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    2017/9/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 石油都市:ハービー後の石油精製所からスーパーファンド地区までのヒューストン汚染ツアー

    テキサス州では、ハリケーン「ハービー」が残した惨状が続いています。少なくとも63人が死亡、4万軒以上の家が失われ、最大で100万の車が破壊されました。一方、この嵐による長期的な環境への影響は、まだ感じられるようになったばかりです。「生物多様性センター」(The Center for Biological Diversity)は、浸水した石油精製所と化学工場が嵐の間に最大で500万ポンド(約2300トン)の汚染物質を大気中に放出したと報告しています。テキサス州クロスビーでは9月1日の夜、浸水したアルケマ社の化学工場で新たな大規模火災が発生しました。その後、9月3日には、制御目的だとして、役所によって残りの6つの化学物質の入った容器に火が点けられました。同社は、敷地内で燃えた化学物質が何だったかについて地元住民に知らせることを拒否し続けています。デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマン、ルネ・フェルツ、ハニー・マスードは、環境正義運動主導者のブライアン・パラスの案内で、ヒューストンの大工場隣接住宅地域の「汚染ツアー」をおこないました。

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    2017/9/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • シャーロッツビルの集会に参加したファシストの甥と元ネオナチメンバーがレイシストとの対決を語る

    バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義集会で死傷者が出た数日後、注目すべき手紙がノースダコタ州ファーゴの地元の新聞に掲載されました。8月12日の同集会に参加しているところを写真に撮られたピーター・テフトの父、ピアース・テフトが書いた手紙です。ピアース・テフトは手紙で、「息子の信念には家庭で学んだものはひとつとしてありません。私たちが彼のねじ曲がった世界観を受け入れたことは一度もなかったし、これからもないでしょう。(息子は)『我々はファシストだが、言論の自由を認めないわけではない。言いたいことがある奴は何でも言えばいい。我々はただそいつを焼却炉に投げ込むだけだ』と冗談を言ったことがあります。ピーター、きみは私たちの身体も焼却炉に投げ込むことになるだろう。息子よ、憎しみを捨て、すべてを愛し、受け入れなさい」と綴りました。デモクラシー・ナウ!はピーター・テフトの甥であるジェイコブ・スコットに話を聞くことができました。ヘイトや暴力行為からの離脱を支援する「ライフ・アフター・ヘイト」の共同創設者クリスチャン・ピッチョリーニも加わります。ピッチョリーニは1980年代から1990年代にかけて、ネオナチのスキンヘッド暴力団の主要メンバーで極右過激派でした。

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    2017/9/4(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「ヘイト」後の人生 ネオナチから白人至上主義との闘いに転じた組織への助成をトランプ政権が打ち切り

    フォーリンポリシー誌が掲載したFBIおよび国土安全保障省(DHS)に関する報告書は、「2000年から2016年にかけて発生した26件の襲撃事件で起きた殺人事件の49件」が白人至上主義者グループの犯行であり、「米国内の過激派グループの中で最も多く事件を起こしている」と結論づけました。トランプ政権はこうした調査結果に反して、右翼の暴力との戦いを掲げる組織への補助金を削減しました。その一つ、白人ナショナリストやネオナチがヘイトや暴力行為から離脱するのをサポートする「ライフ・アフター・ヘイト」(Life After Hate)は、オバマ政権時に発足したDHSの「暴力的過激主義対策プログラム」( Countering Violent Extremism program)から助成金を受け取る予定でしたが、トランプ政権のキャサリン・ゴルカDHS政策顧問が6月に発表した最終的な助成対象から削除されました。キャサリン・ゴルカはハンガリーの極右組織、ナチ・シンパ組織との関係が疑われるセバスティアン・ゴルカ大統領補佐官の妻です。「ライフ・アフター・ヘイト」の共同創設者で元スキンヘッド・ネオナチ暴力団の一員だったクリスチャン・ピッチョリーニに話を聞きます。

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    2017/9/4(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 南北戦争のジャクソン将軍の子孫 南部連合のモニュメントの撤去を求める

    バージニア州シャーロッツビルで死傷者を出す事態となった白人至上主義者の集会へのトランプ大統領のぬるい反応に怒りが高まる中、南北戦争で南部連合を率いたストーンウォール・ジャクソン将軍の子孫に独占インタビューします。米国には1500に上る南部連合のシンボルが全国の公共空間にあります。しかし現在、多くの記念碑が取り壊されつつあります。像の撤去を求める声は南部連合の指導者の子孫からもあがっています。南部連合の将軍ストーンウォール・ジャクソンの4世代目の子孫に当たる2人に話を聞きます。ジャック・クリスチャンとウォーレン・クリスチャンはバージニア州リッチモンド市長に公開書簡を書き、同市にあるストーンウォール・ジャクソン像の撤去を求めました。二人は書簡の中で、「ストーンウォール像をはじめとする記念碑の撤去は、白人至上主義が数百年をかけて作り上げてきた人種間格差を積極的に是正する大きな取り組みの中でおこなうべきであり、それが正義だと私たちは信じています」と述べています。

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    2017/9/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ダコタ・アクセス・パイプラインのオーナー企業 グリーンピース&水を保護する先住民活動家を「エコ・テロリズム」と提訴

    化石燃料業界と人為的要因による気候変動に異議を申し立てる環境活動家への企業弾圧について考えます。ダコタ・アクセス・パイプラインを所有するエナジー・トランスファー・パートナーズ社は、「エコ・テロリズム」を扇動しているとして、グリーンピース・インターナショナルとその他の環境団体を提訴しました。グリーンピースUSA事務局長アニー・レナードと「オナー・ジ・アース」(Honor the Earth)全国キャンペーン責任者タラ・ホウスカに話を聞きます。彼女はカウチチング先住民地区(カナダ)のオジブワ族出身です。

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    2017/9/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • アルケマ化学工場の爆発 安全規制の見送りを進めたのはテキサス州の共和党員だった

    ハリケーン「ハービー」で洪水に見舞われた後、先月31日に2回の爆発を起こしたテキサス州クロスビーのアルケマ社の化学工場は、さらに6回にわたる爆破を起こした可能性があります。新しい調査が明らかにしたところによると、同社は連邦政府の監督機関に圧力をかけて、化学工場の安全手順の改善を目的とした新規制を遅らせることに成功していました。また化学業界から10万ドルを超す選挙資金を寄付されたケン・パクストン州司法長官が、工場の新たな安全規制に強く反対していたことも調査で明らかになりました。インターナショナル・ビジネス・タイムズの調査編集主任を務めるデイビッド・シロタに話を聞きます。記事は"Texas Republicans Helped Chemical Plant That Exploded Lobby Against Safety Rules"(『テキサス州共和党員は化学企業の安全規則に反対するロビイストの増加を助けた』)です。「パブリック・シチズン」のオルガナイザーでヒューストン在住のステファニー・トーマス、およびヒューストン・クロニクル紙のデータ分析記者で化学産業における規制失敗について一連の調査報道「化学崩壊」を発表したマット・デンプシーにも聞きます。

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    2017/9/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • テキサス州の化学工場が爆発 噴煙に含まれる化学物質が何かを地元住民は知るべきか

    上陸時の勢力が「カテゴリー4」だったハリケーン「ハービー」は、ルイジアナ州からミシシッピ州にかけて勢力を弱め、熱帯低気圧になりました。テキサス州によると、このハリケーンにより少なくとも44人が死亡、10万戸近い家屋が洪水により損壊しました。こうしたなか、ヒューストン北東約25マイルのクロスビーにある化学工場が先月31日、2度にわたる爆発を起こしました。この工場は揮発性の高い有機過酸化物の製造工場で、少なくとも郡保安官代理10人が工場から出た煙を吸って病院に搬送されました。冷却システムの主電源と非常用電源がともに失われたため、当局はすでに工場から半径1.5マイル内の住民を避難させていました。ハリス郡保安官のエド・ゴンザレスは早朝の記者会見で、工場で起きたのは爆発ではなく「破裂」であり、噴煙は破裂に伴うものだと主張しました。しかしブロック・ロング連邦緊急事態管理庁(FEMA)長官は、工場から排出された化学プルームは「非常に危険なもの」と述べています。ヒューストン・クロニクル紙のマット・デンプシー記者に話を聞きます。デンプシーは工場内の貯蔵物について化学企業アルケマ社に質問し、化学産業における規制失敗に関して一連の調査報道「化学崩壊」を発表しています。

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    2017/9/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • バージニア州で白人至上主義者から激しい暴行を受けたディアンドレ・ハリス 逮捕者がまだ2人なのはなぜ?

    バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義者による集会で、若いアフリカ系米国人男性が激しい暴行を受けた事件で、新たな容疑者がジョージア州で逮捕されました。アレックス・マイケル・ラモス(33)は、「右派団結(Unite the Right)」集会中に人種差別反対運動家ディアンドレ・ハリスを襲撃した傷害の容疑をかけられています。今週はじめ、オハイオ警察は18歳の白人至上主義者ダニエル・ボールデンも同暴行事件で訴追しています。警察はハリスに暴行を加えた容疑者の捜査開始と逮捕に手間取ったとして批判されました。写真や動画には、少なくとも6人の白人至上主義者がハリスを殴打し、蹴り、太いメタル製の棒で殴っている様子が映されています。ヒップホップ・アーティストで地元高校の特別支援教育補助教師を務めるハリスは後に、フォトジャーナリストのザック・ロバーツが撮影したビデオの中でこの暴行事件について語りました。また、ロバーツが撮影した写真は犯人の特定にも使用されました。ロバーツと、ハリスの弁護を務める公民権弁護士リー・メリットに話を聞きます。

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    2017/8/31(Thu)
    記事番号: 
    3

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