デイリーニュース

  • トランプを起訴する論拠:エリー・ミスタルが語る刑事責任が依然として可能であり必要である理由

    【21/02/16/1】 ドナルド・トランプ前大統領が2回目の上院弾劾裁判で無罪となり、今度は彼に対する刑事訴追を求める声が高まっています。民主党のナンシー・ペロシ下院議長は、1月6日の反乱およびそこに至るまでの行為をさらに捜査するため、9.11同時多発テロの際と同じスタイルの調査委員会を承認したと発言しました。ネイション誌の司法記者エリー・ミスタルは、弾劾裁判で検察役を務めた下院議員たちによる、1月6日の米連邦議事堂での反乱についての証拠提示は、ドナルド・トランプの「刑事責任についてかなりの説得力を持っている」と言います。「起訴をする論拠はあると思います。少なくとも試してみるべきです」と彼は言います。

    dailynews date: 
    2021/2/16(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ランセット誌の論文:米国の新型コロナ死者の4割は防止できた いまこそ国民皆保険制度が必要だ

    【21/02/15/3】米国では新型コロナウイルスによる死者数が50万に近づいていますが、そんな中で死者の40割近くは回避できたという報告書が出ました。医学学術誌『ランセット』は、米国の感染状況には他の高所得の国々と比較して見逃せないギャップがあり、 それは、トランプ前大統領の「無能で不十分」なコロナ対策であると同時に、数十年にわたり自滅的な公共政策が続いたためであるとしています。同誌が推奨することのひとつは、メディケア・フォー・オールのような単一支払者モデルへの医療保険制度改革です。しかし、バイデン新大統領は今のところこれを拒否し、オバマ政権が導入したアフォーダブル・ケア法の強化を優先しています。「アフォーダブル・ケア法では、依然として2900万人もが医療保険未加入のまま放置されています。この問題を解決するのは単一支払者制度です」と、ランセット誌の論文の著者の一人メアリー・バセット医師は言います。

    dailynews date: 
    2021/2/15(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 保守派の弁護士ブルース・ファイン:トランプの無罪評決は将来の大統領に法を破る許しを与えることになる

    【21/02/15/2】1月6日の連邦議会議事堂乱入事件を扇動したとして弾劾されたドナルド・トランプ前大統領に対し上院は無罪の評決を下しました。これについて憲法問題の弁護士でレーガン政権の政府高官であったブルース・ファインと話します。「乱入事件は米国議会に対する攻撃だけではなく、法の支配や憲法そのものを破壊しようとする試みです」とファインは言い、トランプを有罪にできなかったことは、将来の大統領に法を破る許しを与えることになるだろうと指摘しました。「大統領はやりたい事を何でもやって、罰っせられない権利を持つという判例を作ったことは、本当に恐ろしいことです。もはや法の支配ではありません」。

    dailynews date: 
    2021/2/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • トランプ前大統領の弾劾裁判  証人喚問は見送られ無罪判決

    【21/02/15/1】連邦議会上院は、1月6日の議事堂乱入事件を扇動したとして訴追されたドナルド・トランプ前大統領に対し、有罪57、無罪43の評決を下しました。有罪とするために必要な3分の2には届かず、トランプは無罪とされました。7人の共和党議員が民主党議員とともに有罪票を投じ、米国の弾劾裁判の歴史上で最も超党派的な評決となりました。検察役を務めた下院議員たちは、証人の喚問を見送りました。共和党側がそれに抵抗して、証人喚問になった場合は弾劾裁判を数週間もしくは数カ月間にわたって長引かせ、議会の他の業務を遅延させると脅迫したためです。評決に先立って、ジェイミー・ヘレーラ・バトラー下院議員による証言のみが唯一、裁判記録に残されました。「ドナルド・トランプよりも国を尊重するかどうかが問われたのとです。そして43人の共和党議員がトランプを選んだのです」と上院多数党院内総務チャック・シューマー議員は投票後に述べました。

    dailynews date: 
    2021/2/15(Mon)
    記事番号: 
    1

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

  • V-Day:詩人アヤ・モネとV(イヴ・エンスラー)が女性や少女に対する暴力をなくす運動について語る

    世界的に家庭内暴力が増加している中、女性に対する暴力と戦う「行動の日」であるV-Dayの創始者に話を聞きました。「ヴァギナ・モノローグ」の劇作家で受賞歴のある「V」は、以前はイヴ・エンスラーとして知られていました。いま、世界中のV-Day主催者たちが反撃の方法を見つけていると彼女は言います。「このようにコロナ禍の中で人々が引きこもり、閉じ込められている状況にもかかわらず、私たちの草の根の女性運動が、世界中で立ち上がる方法を見つけていることに、とても感動しています」と彼女は言います。もう一人のゲストは、ブルースの詩人で運動組織者のアジャ・モネです。彼女は、V-Dayの『VOICES』キャンペーンのアーティスティック・クリエイティブ・ディレクターです。「黒人女性によるレイプの届け出の一件につき、少なくとも15人の黒人女性がレイプを報告していません」とモネは言います。「この長いリストからは、性暴力の被害と虐待が黒人女性に与えてきた影響が浮かび上がります。黒人女性だけでなく世界中の女性にも影響を与えています」。VOICESは新しい学際的なパフォーマンス・アート・プロジェクトであり、V-Dayによる黒人女性の物語に基づいた女性への暴力を終わらせるためのキャンペーンです。

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    2021/2/12(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ラルフ・ネイダー企業犯罪を語る 欠陥旅客機ボーイング737 MAXの責任追及とバイデン新政権の最初の数週間について

    著名な消費者運動家ラルフ・ネイダーは、米国は「企業犯罪の高まり」に見舞われていると言います。トランプ政権が欠陥旅客機ボーイング737MAXの事故をめぐってボーイング社と25億ドルで和解したことは、「手ぬるすぎる」と批判しています。このボーイング社の欠陥機種は、2018年と2019年の二度にわたって墜落事故を起こし、合計346人が死亡しました。犠牲者の中には、ネイダーの孫で当時24歳のサミヤ・ストゥモも含まれています。バイデン新政権の司法省は前政権の和解を撤回して捜査を再開し、ボーイング社の責任を完全に問うべきだとネイダーは主張します。「これは巨大企業が企業犯罪の責任を免れている多くの事例のほんの一つにすぎません。衝撃的なほど企業側に甘い処分であり、亡くなった者たちの思い出に対する侮辱です。航空旅行者の安全を今後さらに危険にさらすことになります」と。

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    2021/2/12(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 目撃証人はどこにいる? 民主党の訴追事由は「敗北の処方箋」とラルフ・ネイダー

    上院ではドナルド・トランプ前大統領に対する歴史的な弾劾裁判が続いています。ここで、元大統領候補者ラルフ・ネイダーに話を聞きます。長年にわたり消費者の権利を訴え、企業活動批判を行ってきました。彼は、民主党は審議手続きを急ぎすぎ、証人喚問を行わなかったことにより、敗北に向かって突き進んでいると言います。「弾劾条項の狭い解釈によって、民主党は強力なカードを切ることができない。10本の矢を持っているというのに、1本か2本しか使っていないのです」。

    dailynews date: 
    2021/2/12(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ライブ: 議事堂への暴徒乱入を扇動したトランプ前大統領に対する歴史的な上院弾劾裁判

    ドナルド・トランプ氏に対する弾劾裁判で訴追委員会の民主党議員たちが検察側の弁論を終えました。前大統領は依然として脅威であり、1月6日に連邦議会議事堂で死者を出した暴動を扇動した罪で有罪判決を受けるべきだと主張しています。ここからは、裁判はトランプ前大統領の弁護団による弁論へと進みます。弾劾裁判3日目のハイライトを放送します。検察官役筆頭のジェイミー・ラスキン下院議員は、トランプ氏は1月6日の事件の前から長期にわたり暴力を扇動する発言を繰り返してきたことを改めて指摘し、「この場にいる政治指導者の中に、もしも上院がドナルド・トランプ氏に無罪判決を下し、万が一にも大統領執務室に復帰することになった場合、暴力を先導して自分のわがままを通すことを彼がやめると思っている人が一人でもいるでしょうか」 と言いました。「トランプ前大統領は、自分の行為は完全に適切だったと宣言しています。ということは、もし彼が大統領に再任され、再び同じことが起きたとしても、そのときに私たちは自分を責めるしかありいません」。

    dailynews date: 
    2021/2/12(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「お前たちも逃れられない」:インドで農民デモが進行する中 モディ政権は独立メディアを弾圧

    【21/02/11/4】インドの農民たちは、大きな争点となっている農業関連法改正を無効とするようナレンドラ・モディ首相に求めるデモを継続しています。農民たちは、市場の規制を取り払い大手企業が価格を設定できるこの改正法は、彼らの暮らしを脅すと主張しています。デモが始まって以来、数十人が犠牲となっていますが、これは厳しい冬の季節にニューデリーや他の都市の郊外で数万人がキャンプを張っているためです。モディ政権は、進歩派で独立系のニュースサイト「ニュースクリック」(NewsClick)支社を強制捜査し、ツイッターに数百のアカウントの削除する要求するなど、デモ情報への弾圧を行っており、厳しい批判が集まっています。「この対応の一番の目的は、我々のような他の独立メディアに対し、お前たちもこうなるぞ、と警告することなのです」と、賞に輝くインドのジャーナリストで、「インドの農村の人々のためのアーカイブ」(People’s Archive of Rural India)創設者のP.サイナスは言います。「独立メディアの状況は今、非常に厳しくなっています」

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    2021/2/11(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 追悼アン・フィーニー ストライキの現場で歌うのを好んだ伝説的な労働運動ソングライター

    【21/02/11/3】ピッツバーグの伝説的フォーク・シンガーソングライターで民衆扇動家を自称したアン・フィーニーが、COVID-19のため亡くなりました。69歳でした。フィーニーは、10年前ウィスコンシンでの厳格な反組合法に対する蜂起に加わり、「彼らへの連帯を示す歌をうたった」と、マディソン在住でこのデモを取材したネイション誌のジョン・ニコルズ記者が、その思い出を語ります。(Image Credit: Facebook: Anne Feeney)

    dailynews date: 
    2021/2/11(Thu)
    記事番号: 
    3

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