米国とタリバンは、アフガニスタンで18年間続いている戦争を終わらせるため、駐留米軍の段階的撤収を定めた合意に署名しました。長く待たれていたこの合意は、1年半の交渉を経て、1週間の部分的休戦の後に実現しました。政府関係者は、この合意が権力分担および恒久停戦創出のためのより詳細な和平案の布石となることを望んでいますが、重要な当事者であり米国が支援してきたアフガニスタン政府は含まれていません。タリバンは長年、アフガニスタン政府を「傀儡政権」と呼び話し合いを拒否してきました。今回の合意により、アフガニスタンにいまも駐留する米軍12,000人のうち 約5,000人が135日以内にアフガニスタンを去ることになります。残りの部隊は、タリバンが合意の条件を順守すれば14カ月後に撤退します。この合意内容の詳細について、受賞歴のある調査報道記者アズマット・カーンに話を聞きます。ニューヨークタイムズ・マガジンの寄稿者であり、ニューアメリカ財団の「戦争の未来」(Future of War)研究員です。