5月1日、ベネズエラでは政府支持者および反政府派の2つの集会が行われました。その前日、反政府派リーダーのフアン・グアイドが先導するクーデターが失敗に終わりましたが、米国がそれを後押しをしていたとマドゥロ大統領は非難しています。ミラフロレスの大統領府前に集まった大勢の支持者を前に、マドゥロは米国は複数のベネズエラ政府高官がマドゥロ政権に反旗を翻す用意があるとの嘘の情報でだまされたと述べました。ワシントンでは1日、国家安全保障会議がベネズエラに関する主要者会合を開催。ワシントン・ポスト紙の報道によれば、ジョン・ボルトン国家安全保障問題担当大統領補佐官は、米軍がベネズエラに対する軍事的選択肢を十分に準備していないとして、米軍の最高司令官と衝突しているということです。一方で、国防長官代理であるパトリック・シャナハンは、ベネズエラ問題に集中するため予定されていた外国訪問をキャンセルしています。また、マイク・ポンペイオ国務長官は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣に電話をし、ベネズエラへのロシアの介入を止めるよう求めました。それに対しラブロフは、米国はこれ以上「攻撃的ステップ」を取らない方が良いと警告したとのことです。