デイリーニュース

  • インドで史上最多の200万人近くが市民権喪失の恐れ

    インド政府が9月1日に「国民登録簿(NRC)」を発表したことで、北東アッサム州の住民200万人近くが国籍を失うかもしれません。多くから正当性が疑問視されているこの登録簿は1951年に最初に作られ、1971年3月24日までに同州に移住したことを証明できる人が登録されています。この日にちは、隣接する当時の東パキスタンがパキスタンより独立を宣言しバングラデシュになった前日です。インド政府は、この登録簿は法律で認められた住人ではないバングラデシュ移民を識別するのに役立つと言っています。しかし、政府の行動を批判する人たちは、数百万人のイスラム教徒を国外退去処分にするためのリストだと、非難しています。「外国人」の疑いをかけられた住人は一斉逮捕され収容所に送られています。アッサム州住人は同登録簿が発表されショックを受けています。登録簿に名前が掲載されていない住人は120日以内に「外国人裁判所」に登録漏れの不服申し立てを行う必要があります。受賞歴のあるインド作家でジャーナリスト、北東インド出身のシッダールタ・デブに話を聞きます。「信じられないような権利の剥奪が横行しています。そのやり方は、ここ数年で混乱と勝手な解釈によって一貫性を失っています」とデブは言います。

    dailynews date: 
    2019/9/5(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 米民主党全国委員会は気候関連討論会を拒否したが 候補によるグリーン・ニューディールや環境正義についての討議は実現

    9月4日CNNがニューヨークで主催したの気候変動タウンホールに民主党の大統領選有力候補10人が登場しました。米民主党全国委員会(DNC)が、気候変動危機がメインテーマの討論へ候補らの参加を許す決議を否決したのはほんの約2週間前のことでした。何か月も前から、気候変動対策を求める「サンライズ・ムーブメント(Sunrise Movement)」その他の環境保護グループがDNCに気候変動に関する討論開催を求めてきましたが、民主党は拒否しました。米環境保護庁の環境正義プログラム元部長ムスタファ・アリと、ジャーナリスト、ケイト・アロノフ、「サンライズ・ムーブメント(Sunrise Movement)」デジタル部長マティアス・レーマンに討論をしてもらいます。

    dailynews date: 
    2019/9/5(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 気候危機:米国は化石燃料産業を国有化すべきか? ウォーレンは反対、サンダースは賛成

    9月4日に行われたCNNの気候変動に関するタウンホールで、2020年大統領選有力候補のエリザベス・ウォーレン上院議員とバーニー・サンダース上院議員は気候政策の多くの点で同意したものの、公益事業の国有化については意見を違えました。サンダース議員はこの案に賛意を表しましたが、ウォーレンは反対しました。ジャーナリストのケイト・アロノフに話を聞きます。
    (画像提供:CNN)

    dailynews date: 
    2019/9/5(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 気候対策を披露したバイデン 翌晩は化石燃料企業役員によるの寄付集めイベントに出席

    9月4日にCNNが主催した気候危機に関するタウンホールに参加したジョー・バイデン前副大統領は、化石燃料産業との関係について質問され人々の関心を集めています。観客のひとりが、バイデンが石油ガス関連の献金を受け取らないと公約にしているにもかかわらず、翌日5日、化石燃料企業の役員アンドリュー・ゴールドマン主催の寄付金集めのイベントに出席を予定していることを指摘しました。バイデンは最初、ゴールドマンがウェスタンLNGという天然ガス会社の共同創設者であるにも関わらず、化石燃料産業の関係者であることを否定しました。司会のアンダーソン・クーパーにさらに追及されると、その点は確認するつもりだとバイデンは答えました。米環境保護庁の環境正義プログラム元部長ムスタファ・アリと、ジャーナリスト、ケイト・アロノフ、「サンライズ・ムーブメント(Sunrise Movement)」デジタル部長マティアス・レーマンに討論をしてもらいます。

    dailynews date: 
    2019/9/5(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ナイジェリアのジャーナリストで活動家のオモイェレ・ソウォレ、平和的な抗議行動を呼びかけたため、勾留続く

    ジャーナリストで民主主義を求める活動家のオモイェレ・ソウォレは、政府に対する平和的な全国的抗議を呼びかけたために、刑務所に収監されており、拘束2か月目に入ります。ソウォレは自分の運動を「レボルーション・ナウ(Revolution Now)」と呼び、活動家を動員して8月5日に各地の街頭で抗議デモを行おうとしました。しかし、その一連の抗議行動が始まる2日前にソウォレは政権によって逮捕され、政府転覆を企てたとして告発されました。人権団体がソウォレの即時釈放を求め続けるなか、彼は現在1カ月以上投獄されています。彼の妻オピイェミ・ソウォレとオモイェレ・ソウォレの弁護団の一人であるナニ・ヤンセン・レベントローに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/4(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ジャーナリストで活動家のブランドン・リーが、フィリピンで「国家の敵」と呼ばれ、銃撃される

    米国のジャーナリストで、先住民族および環境権利活動家のブランドン・リーは、8月初旬にフィリピン北部の自宅の外で複数回銃撃された後、4週間以上たったいまも重体です。リーは、8月6日に少なくとも4回背中と顔を撃たれました。彼の家族と支援者は、フィリピン政府がリーの暗殺を企てたと述べています。ブランドン・リーはサンフランシスコで生まれ育った中国系アメリカ人ですが、ここ10年はフィリピンで妻と若い娘と暮らしています。彼は週刊新聞「ノーザン・ディスパッチ」(Northern Dispatch)の通信員であり、地元の農民、先住民族の権利および環境団体の活動家です。「ノーザン・ディスパッチ」の編集者が「記者を保護するための委員会(the Committee to Protect Journalists)」に語った話によると、リーはその活動のために2015年以来、標的にされ、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の政府からの絶え間ない監視に直面してきました。先週フィリピンに赴きリーへの襲撃を調査した事実調査団のリーダーで、サンフランシスコ監視委員会委員であるマット・ヘイニーと、ブランドン・リーの友人でフィリピン人の女性活動家であるラケル・レドンディエスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/4(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「気候の緊急事態」:危機にある地球の最前線 ハリケーン「ドリアン」によって荒廃したバハマ

    カテゴリー5[ハリケーンの指標で最大級]のハリケーン「ドリアン」で壊滅的な被害を被ったバハマ諸島のハリケーン襲撃直後の映像です。ハリケーンはカテゴリー2に威力が落ちましたが、フロリダ、ジョージア、およびカロライナ各州の住民は現在、警戒態勢にあります。バハマでの死者は公式には7人とされていますが、犠牲者数は増加するおそれがあります。アバコ島とグランドバハマ島では、家屋13,000戸が崩壊、あるいは大規模な被害を受けています。広範な洪水により、救助活動が妨げられています。グランドバハマ国際空港を含め、被災地の70~80%が浸水下にあるとの報告もあります。バハマ赤十字はじめ救援グループは、生存者のw救援に奮闘しています。グランドバハマのフリーポートから、ケンタッキー州立大学アトウッド「人種、教育、および民主主義的理想」研究所の教授であるクリスタル・デグレゴリーと、グランドバハマのフリーポートに拠点を置く「コーラル・ヴィータ(Coral Vita)」の創設者でサンゴ礁担当最高役員のサム・タイシャーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/4(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 香港の「民主主義の父」マーティン・リーがデモ参加者たちの要求を聞き入れるよう政府に要請

    政治的自由の拡大と、問題視されている中国への身柄引渡し条例の撤回を求める、香港での大規模抗議行動が8月最終週末も続き、これで13週目を迎えました。数千人の学生たちが9月2日と3日、新学期の授業をボイコットしました。抗議者たちは9月1日、もう一度空港に集結し、香港空港を再び封鎖すべく道路にバリケードを築きました。警察は8月31日、混沌とした夜間街頭デモの間に催涙ガスと放水銃を発砲しました。マスクを付けた一部の抗議者たちが警察に火炎ビンを投げる姿も見られました。キャリー・ラムは9月3日朝、辞任を申した出たことはないと否定しました。香港民主党創設者のマーティン・リー(李柱銘)に、香港から話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/3(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 気候変動によって勢いを増したハリケーン「ドリアン」 「前代未聞の災害」でバハマを破壊

    ハリケーン「ドリアン」はバハマで引き続き大被害をもらしています。グランドバハマ島とアバコ島では8月最終週末、大嵐と洪水で5人が死亡し、多くの人が身動きが取れなくなりました。このカテゴリー3の嵐は、最大風速毎時180マイルで9月2日終日バハマ諸島を打ちのめし、9月3日も同地に留まっています。ハリケーン「ドリアン」は、大西洋を襲った史上最大の嵐の1つで、破壊的な威力のままフロリダ州に向かい、その後ジョージア州とサウスカロライナ州の沿岸に進むと見られています。「ドリアン」はバハマに9月1日、カテゴリー5の嵐として上陸しました。2人のゲスト、バハマ人の詩人で学者、エッセイストのクリスチャン・キャンベルと、アメリカ領バージン諸島セントトーマス島出身の受賞歴のある詩人で小説家のティファニー・ヤニークから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • オデッサの大量殺人で7人が死亡22人が負傷した翌日 テキサス州が銃規制緩和を実施

    銃を持った男が8月31日、7人を殺害し、1歳5ヶ月の女児を含む22人を負傷させました。警察は発砲犯を36歳のセス・エイターと特定しました。エイターは銃乱射事件を起こす数時間前に、トラック運送会社をクビになったばかりでした。死者の出たこの一連の事件は、テキサス州ミッドランドの警官がウィンカーを出し忘れたエイターの車に停止を命じたことから始まりました。警察によれば、エイターは半自動小銃AR15を発砲したのち、猛スピードで走り去ったといいます。彼はその後、住人やドライバーに向けて無差別に発砲し始めました。この銃乱射は、20マイル離れたオデッサの映画館の外でエイターが警察に射殺されたことで終わりました。一方、テキサス州で9月1日、銃規制を緩和する8つの新法が施行され、テキサス州の教会や学校、集合住宅ビルで銃を携帯することが以前より容易になりました。「テキサス・ガン・センス」(Texas Gun Sense)の取締役会長で広報担当のエド・スクラッグスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/3(Tue)
    記事番号: 
    1

Pages