デイリーニュース

  • マルコムXを取りまく複雑な環境、マラブルの伝記で明らかに

    マニング・マラブルが執筆に20年を費やした、600ページ近くに及ぶ伝記Malcolm X: A Life of Reinvention(『マルコムX:改革する人生』)は、マルコムXの人生の再評価を目指して書かれました。自伝の中では、暗殺された状況についての新たな考察の他、マルコムXの自伝に関する疑問などが指摘されています。マニングは、同著作が出版される数日前の1日、この世を去りました。著者の功績をお話しするために、ジョージタウン大学の社会学者で、Making Malcolm: The Myth and Meaning of Malcolm X(『メイキング・マルコム:マルコムXの神話と意味』)の作者でもあるマイケル・エリック・ダイソン、それにマラブルの友人であり長年、労働・人種問題のアクティビストとして活動しているビル・フレッチャー・ジュニアに番組に参加してもらいました。フレッチャーは次のように語っています。「マルコムの死に関心があった3つの組織があり、その点をめぐりこの書籍は非常に重要になってくるのです。警察、FBI、ネイションオブイスラムです。だが一方で、マルコムの組織内部にも、彼が方向性を変えて行ったことを快く思わない人びとがいました。

    dailynews date: 
    2011/4/4(Mon)
    記事番号: 
    2
  • マニング・マラブル死去、歴史学者 マルコムX伝記出版直前に

    著名なアフリカ系アメリカ人の歴史家であるマニング・マラブルが1日、60歳でこの世を去りました。彼のライフワークであったマルコムXの記念碑的な伝記が出版される数日前のことでした。執筆に20年を費やしたMalcolm X: A Life of Reinvention(『マルコムX:改革する人生』)は、マルコムXの人生を再評価することを目指して書かれました。番組ではエイミー・グッドマンが2005年、2007年に行ったマラブルへのインタビューの一部をお送りしました。インタビューではマルコムXの自伝から抜けていた章や、彼の殺害に加担した団体について質問しました。★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2011/4/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 前回選挙を牽引した市民運動派を切り捨て オバマは企業インサイダーを次期選対部長に任命

    共和党も民主党も2012年選挙に向けてすでに動き出しています。同選挙に使われる資金は史上最高になると見られています。オバマ大統領は4月14日に再選に向けた選挙運動を正式にスタートさせると見られています。彼が集める選挙献金は10億ドルに達する可能性があります。進歩派から批判されていることですが、オバマはホワイトハウスの首席補佐官代理だったジム・メッシーナを選挙対策本部長に任命しました。この人事で、メッシーナの経歴に厳しい目が注がれています。アメリカ企業界とのつながりや、医療制度改革で公的保険制度の排除に尽力したこと、ゲイの人権への支持の欠如などです。ジャーナリストで著書もあるアリ・バーマンに、ネイション誌に発表したメッシーナについての新たな紹介記事に関して話してもらいます。「メッシーナは反対など歯牙にもかけない強硬な姿勢で有名だ。問題は、彼と対立するのが民主党の活動家や市民運動のオルガナイザーだということだ」

    dailynews date: 
    2011/4/1(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 反バグボ勢力が大統領府を包囲 コートジボワール危機強まる

    コートジボワールの指導者ローラン・バグボが政権維持のために必死です。政敵であるアラサン・ワラタの軍隊が最大の都市アビジャンを包囲しています。戦闘は重武装で防衛された大統領府周囲に集中しています。ワラタ派の軍隊は同国土の80%を掌握していると推定されます。人権団体ヒューマンライツ・ウォッチのアフリカ部上級研究員コリーヌ・ダフカと、AfricanDiplomacy.comでコートジボワールの政治を分析しているナカ・ラゴケに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/4/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • オハイオ州が反組合法を制定 民主党は住民投票に持ち込む方針

    オハイオ州の共和党知事であるジョン・ケイシックが36万人以上の州公務員から団交権を奪いストライキを禁止する法案に署名しました。民主党は今後90日以内に23万人の署名を集めてこの法律の即時施行を阻止し、11月の住民投票で直接、州民に是非を問うと発表しています。「企業の、企業による、企業のための政府という考え方が支配している」と、ゲストのオハイオ州第10選挙区選出のデニス・クシニッチ民主党下院議員は言います。「組合は、企業による金権政治に対する最後のとりでの1つなのだ」

    dailynews date: 
    2011/4/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • クシニッチ下院議員: 議会承認なきオバマのリビア攻撃は「弾劾もの」

    米民主党のデニス・クシニッチ下院議員(オハイオ州選出)が登場します。リビア上空の飛行禁止空域の実施に議会の承認なしで米軍を参加させたオバマ大統領の行為は、「弾劾の対象となる犯罪」かもしれないと考える理由を話してくれます。「この大統領はこれまでいかなる大統領も、あのプッシュ大統領さえも持たなかった権力を握っている」とクシニッチは言います。「私たちはこのことに焦点を絞る必要がある。オバマ大統領が好きか嫌いか、民主党を支持するか否かの問題ではなく、権力の分立という憲法上の基本原則を理解しているか否かの問題なのだ」

    dailynews date: 
    2011/4/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 米最高裁 小売大手ウォルマートの女性労働者への性差別に対する大規模集団訴訟を審理

    米最高裁は、小売大手のウォルマート社を相手取った大規模な性差別集団訴訟の審理を進めるかどうかについて、意見聴取をおこなっています。同社の現役および元女性職員によれば、同僚の男性職員よりも給与が低く、昇進の機会も少なかったといいます。ウォルマートの元マネージャーで原告の一人ステファニー・オドルは、同社の企業文化を変えるために訴訟を起こしているのだと語ります。労働者側の弁護士、ジョセフ・セラーズにも話を聞きます。「今回のケースでは、女性に対するこれまで目にしたことがないようなステレオタイプが存在していた証拠を見つけました。まるで彼らは1950年代に逆行しているかのようです」とセラーズは語ります。

    dailynews date: 
    2011/3/31(Thu)
    記事番号: 
    3
  • リビア カダフィ軍によるレイプを命をかけて告発した女性が行方不明

    ムアマル・カダフィ派の兵士にレイプされたと訴えた女性は、外国人ジャーナリストが多く滞在するトリポリのホテルに駆け込み事件について話したことで逮捕され、その後5日がたちましたが以前行方不明のままです。エマン・アル=オベイディという名のこの女性は、本人の意に反して2日間拘束され、その間カダフィ派の兵士15人にレイプされたと語りました。オベイディの顔と脚には外傷があり、右腿には血がついていました。カダフィ政権下でのリビア人女性への性的暴力について、ジャーナリストのモナ・エルタハウィに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/3/31(Thu)
    記事番号: 
    2
  • スケイヒルと元国防情報局分析家が語る「イエメンの米国の危険なゲーム」とリビアのCIA活動

    イエメンでは米国が後ろ盾となっているアリ・アブドラ・サーレハ大統領の辞任を求める断固とした抗議活動が続いていますが、30日には数十万人が街頭を埋め尽くしました。 独立系ジャーナリストのジェレミー・スケイヒルと米国防情報局のイエメン分析家の職を最近辞任したばかりのジョシュア・ファウストに話を聞きます。スケイヒルは、米国の秘密戦争が予期せずサーレハ政権の弱体化を引き起こす大きな要因になったと論じます。また、米国主導の空爆を支援する西側の秘密部隊の一部としてCIAがリビア国内で活動しているという最近のニュースについて二人にコメントしてもらいます。
    ★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2011/3/31(Thu)
    記事番号: 
    1
  • デモクラシー・ナウ!のシャリフ・アブドゥル・クドゥースが中東特派員に

    デモクラシー・ナウ!のシニアプロデューサーとして8年間働いてくれたシャリフ・アブドゥル・クドゥースにお別れを言わねばなりません。クドゥスは2003年に米国がイラクに侵攻した時、デモクラシー・ナウ!に加わりました。彼はすぐにイラクに飛んで取材し、帰国後は毎日のショーをプロデュースしてくれました。ハリケーン・カトリーナのときはニューオリンズに行ってその余波を取材し、コペンハーゲン、ボリビアやカンクンでは気候変動会議も取材ししました。数週間前にはエイミー・グッドマンとともにハイチの元大統領ジョンベルトラン・アリスティドの帰還を取材するためにハイチに入りました。エジプトの民衆蜂起ではクドゥスはカイロのタハリール広場で目となり耳となって蜂起の全容をリポートしてくれました。クドゥースは故郷エジプトに戻りますが、今後もデモクラシー・ナウ!の特派員としてそこからリポートしてくれる予定です。

    dailynews date: 
    2011/3/30(Wed)
    記事番号: 
    4

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