デイリーニュース

  • ハイチの「独立債務」400億ドル フランスに返還を要求

    国連が各国に呼びかけたハイチ復興基金によると、約束した援助金を全額支払った国はブラジルとエストニアの2国にとどまっています。米国、フランス、カナダなど多くの国は約束した援助金を送っていません。CNNが最近行なった調査によると、ハイチに実際に送られた援助は約束された金額のわずか2%であることが判明しました。ハイチに対してもうひとつ別の形、賠償金として支払われるべきものへの要求が高まってきています。著名な学者や活動家で作るグループは8月第3週、公開書簡のなかで、200年前独立を果たしたハイチにフランスが課した「独立債務」を、フランスはハイチに返還すべきだとしました。ハイチは、第二次大戦までの間におよそ9千万フランの金貨の支払いを強制されました。これは、利子とインフレ率分を加味すると現在の400億ドルに相当します。

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    dailynews date: 
    2010/8/17(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ハイチ 数千人の住民が仮設テントから追い立てられる恐れ

    30万人の死者と150万人を超す避難民を出しハイチに壊滅的打撃を与えた大地震から7カ月以上がたちますが、新しい住居を見つけた住民はごくわずかです。さらに仮設テントで避難生活を送る人々は新たな避難を迫られています。ハイチの地元の団体によれば、地震発生後に建てられた1300カ所の避難キャンプの一部から数千人が強制退去させられる恐れがあります。この立ち退き問題は、地震後の強姦や性的暴力が、特に国内避難民キャンプで増加しているという複数の報告がなされている中で浮上してきました。
    dailynews date: 
    2010/8/17(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 国連人道問題担当官ジョン・ホームズ 「パキスタンの洪水は前代未聞の規模」

    国連は、最悪の洪水に見舞われて2週間以上たつパキスタンで、数百万人に上る住民が汚水を媒介とした命にかかわる伝染病の危険にさらされていると警告しています。世界保健機関は、およそ600万人(うち半数以上が子ども)が腸チフス、肝炎のほか、コレラや赤痢にかかる恐れがあるとしています。この洪水で1600人以上が死亡し、パキスタン人口のほぼ12パーセントにあたる2千万人が避難しました。国連の人道問題担当官ジョン・ホームズとパキスタン人アナリスト、モシャラフ・ザイディに聞きます。
    dailynews date: 
    2010/8/17(Tue)
    記事番号: 
    1
  • NYのイスラム教コミュニティセンター建設問題 共和党と同調して数人の民主党トップが反対 関係者座談会

    ロウアーマンハッタンの世界貿易センター跡に近い場所に建設予定のイスラム教コミュニティセンター問題を取り上げます。これは全米的な賛否両論渦巻く問題となっています。建設反対の声は当初、狂信的な一部の右翼ブログの間で起こりましたが、すぐに一般の世論にまで広がるようになりました。その中には上院民主党院内総務のハーリー・リードなど民主党のトップ議員たちも含まれています。共和党はこの論議を秋の中間選挙のテーマの1つにすると明言しています。今日は4人のゲストにこの問題について話し合ってもらいます。イスラム教徒として初めて連邦議会議員になったミネソタ州選出の下院議員キース・エリソン、ユダヤ人のための指導者訓練施設兼シンクタンクの「教育と指導力のための全米ユダヤ人センター」(National Jewish Center for Learning and Leadership)からアーウィン・クーラ師、ジョージタウン大学のイスラム学教授ジョン・エスポジート、そしてタラット・ハムダニです。タラットの息子、サルマン・ハムダニは9.11世界貿易センター攻撃で亡くなりました。
    dailynews date: 
    2010/8/18(Wed)
    記事番号: 
    1
  • フィリピン系アメリカ人経験者に聞く ビデオに映ったフィリピンに広がる虐待

    男が警官に拷問されている生々しいビデオがフィリピンで人々の怒りに火をつけ、政府による調査が始まっています。 携帯電話で撮影されたビデオは、マニラのある 警察分署とされる場所の床に裸で横たわり血を流している男を映し出しています。 私服警官がこの被害者をむち打ち、性器に結びつけたロープを引くたびに男が叫び声をあげるのが聞かれます。過去10年以上にわたって、拷問、誘拐などによる強制的失踪、政治的殺人、裁判なしの投獄はフィリピンで日常茶飯事となってきました。2009年にフィリピンで拉致され拷問されたフィリピン系アメリカ人、メリッサ・ロハスに話を聞きます。
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    2010/8/19(Thu)
    記事番号: 
    4
  • オバマ 米国=メキシコ国境の軍事化を増強する6億ドルの法案に署名

    オバマ大統領は、メキシコとの国境沿いに新たに1500人あまりの 国境監視員と取締官、ならびに無人偵察機2機を配備する6億ドルの法案に署名しました。法案はまれにみる超党派の賛成により迅速に議会を通過しました。移民と難民の権利のための全国ネットワーク(National Network for Immigrant and Refugee Rights)のアーノルド・ガルシアに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/8/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 2006年以来28,000人の死者を出した末 メキシコで麻薬合法化が主流化

    過去数年間、徐々に軍事紛争の様相を呈してきていたメキシコ政府の対麻薬取引政策は、死者数を急増させただけという結果になっています。現在、メキシコでは、麻薬、特にマリファナを合法化しようとする動きが高まっています。麻薬をさまざまな度合いで非犯罪化する、あるいは合法化することをめざす4つの提案がメキシコの下院議会で審議されており、上院でも別の提案が検討されています。一方、麻薬撲滅戦争で米国の主要な協力者だったビセンテ・フォックス前大統領も麻薬合法化を支持し、麻薬の禁止によって暴力と腐敗は減らせなかったと言っています。
    dailynews date: 
    2010/8/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米国人活動家ロリ・ベレンソン 仮釈放3か月でペルーの刑務所に送還

    米国人活動家ロリ・ベレンソンは、仮釈放後わずか3ヶ月でペルーの刑務所に送り返されました。 ベレンソンは、反政府グループ、ツパク・アマル革命運動(MRTA)に協力したとして1996年の有罪判決後、15年間近く服役しました。リマにいるロリ・ベレンソンの母親ローダ・ベレンソンに話を聞きます。
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    2010/8/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • DREAM法は数百万の若年の在留資格の無い移民への福音か、それとも新兵徴募装置か?

    頭文字を取ってDREAM法と呼ばれる「外国人若年層の開発・救援・教育法」(The Development , Relief and Education for Alien Minors Act)は、最低2年間大学に通うか米軍に入隊することで在留資格の無い移民(undocumented immigrants)の若者たちに米国市民権獲得のチャンスを与えるというものです。退去強制の恐怖におびえることなく米国に留まるチャンスを求める彼らにとって、この法律はまさに夢=DREAMがかなう法律と言われています。しかし多くの反戦活動家たちは、この法案は軍隊により多くの若者たちを送るだけだと警告しています。「反戦イラク帰還兵の会」(IVAW)のカミロ・メヒアと、DREAM法推進派の活動家ギャビー・パチェコに討論してもらいます。

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    2010/8/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 反戦イラク帰還兵カミロ・メヒア 「米軍撤退計画は"軍事占領の民営化"」

    カミロ・メヒア二等軍曹はイラク戦争に初めて公然と反対を表明した米軍兵士です。その彼に、このいわゆる米戦闘部隊のイラク撤退について感想を聞きます。メヒアは2003年、フロリダ州兵として6カ月間イラクで従軍しました。2週間の休暇で米国に戻った彼は、イラクでの軍務に復帰しないことを決めました。2004年5月、軍事法廷の陪審員たちは彼を脱走の罪で有罪とし、禁固1年の刑を言い渡しました。投獄から9カ月が経ち、国際アムネスティはメヒアを「良心の囚人」と認定しました。
    dailynews date: 
    2010/8/20(Fri)
    記事番号: 
    2

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