オバマ大統領が注目のカイロ演説でアメリカ人イスラム教徒たちの成功と自由とを謳い上げて一夜が明けました。私たちはイスラム教徒の米国市民サイード・ファハド・ハシミのケースを取り上げましょう。彼はマンハッタンの連邦刑務所で公判前の独房監禁がすでに2年以上も続いており、独房の外に出されるのは1 日に1時間だけです。ハシミの容疑は、アルカイダに物質的支援を行ったというもので、ハシミの古くからの知人で、テロ容疑で逮捕された後に米政府への情報提供者となったジュネイド・ババールの証言に基づいています。物質的支援というのは、ババールがパキスタンのアルカイダのメンバーに届けるつもりだったとされる雨具を携帯してハシミの家に2週間滞在していた、というものです。