シスター・ヘレン・プレジャンの新回顧録『リバー・オブ・ファイアー』 数十年にわたる死刑との闘いに思いを馳せる

2019/8/14(Wed)
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15年以上つづいた一時停止の実績を覆し、トランプ政権は死刑執行を再開する計画を進めています。ウィリアム・バー米司法長官は今週、大量殺人事件における迅速な死刑執行を打ち出しました。先月には、5人の死刑囚の死刑執行を12月から開始するよう命じました。米連邦政府による死刑の執行は1963年以降わずか3人であり、3人目の執行は2003年でした。死刑は各国政府や国際機関、世界中の人権団体に非難されています。専門家は、死刑は殺人阻止の役には立たず、刑事司法制度の過ちや人種差別は死刑判決を受けた者にも影響しているといます。著名な死刑廃止活動家で、30年以上前から受刑者を訪問しているヘレン・プレジャンに話を聞きます。彼女の著したベストセラー本『デッドマン・ウォーキング』は、スーザン・サランドンとショーン・ペンの主演で映画化され、アカデミー賞を受賞しました。彼女の新刊書River of Fire: My Spiritual Journey(『火の河 私の精神遍歴』)が今週発売されます。

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