エチオピアの航空機墜落で姪孫が死亡したラルフ・ネイダー ボーイングジェット機のボイコットを呼びかけ
2019/3/13(Wed)
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157名の死者を出した、エチオピアで10日に起きた墜落事故を受けて、米国でボーイング737MAX8型機の運行停止を求める声が高まっています。同型機の大事故はこの6か月間で、二度目です。昨年10月、インドネシア航空の同型機が墜落し、189名が死亡しています。今回の事故を受けて、737MAX8型機の3分の2が運航停止となりました。世界の少なくとも41カ国、中国、トルコ、インドまでが、安全性の徹底した確認がなされるまで、運航を停止しています。国際的な非難にもかかわらず、米国とカナダは従来通りの運航を続けています。長年にわたり消費者運動のリーダーとして企業批判を行い大統領候補ともなったラルフ・ネーダーから詳しく聞きます。彼の姪孫[兄弟姉妹の孫]であるサムヤ・スツモはエチオピア航空302便の事故で死亡しました。ネーダーはボーイング社に、「旅客が第一 737MAX8機をいますぐ、飛行停止に」(“Passengers First, Ground the 737 MAX 8 Now!” )と題する公開書簡をしたためました。コンシューマー・レポート(Consumer Reports)の航空ジャーナリスト、ウイリアム・マギーにも聞きます。「乗客の皆さま 危険な降下にご注意を」(“Attention All Passengers: The Airlines’ Dangerous Descent.”)の著者です。