デュポン社vs世界:化学企業大手が世界中でテフロン汚染の健康上のリスクを隠蔽
2018/1/23(Tue)
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サンダンス映画祭からの放送で、デュポン社との争いの当事者で、The Devil We Know(『我々が知る悪魔』)という新ドキュメンタリー映画で取り上げられた3人のゲストに話を聞きます。この映画は、デュポン社の元社員、住人、弁護士たちが、化学物質C8(PFOA:パーフルオロオクタン酸とも呼ばれる)の危険性を明らかにするために、大手化学企業デュポン社と闘う過程を追っています。C8はテフロンをはじめ、防水あるいは染みのつかない衣服、電子レンジ用のポップコーン袋、デンタルフロスまで、数えきれない家庭用品に使われています。この化学物質は現在、精巣がんと腎臓がんを含む6つの病気と関連付けられています。3人のゲストから話を聞きます。バッキー・ベイリーの母親は彼を妊娠しているときにウエストバージニア州のデュポン社の工場のテフロン部門で働いていました。彼は鼻孔が1つだけ、また片眼が変形した状態で生まれ、こうした先天的欠損を治療するために30以上の手術を受けました。ジョー・キルガーはデュポン社に対する集団訴訟の原告代表です。彼は、ウエストバージニア州パーカーズバーグの学校教師で、肝臓病に苦しんできました。ロブ・ビロットはデュポン社の問題を裁判に持ち込んだ弁護士です。
