キューバの知られざる歴史 アフリカの独立運動を支援したフィデル・カストロ

2016/11/28(Mon)
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長期にわたってキューバの国家評議会議長(国家元首)を務めたフィデル・カストロは、米国に立ち向かい、世界中のマルクス主義ゲリラや革命政府を支援した英雄として、途上国の間では高く評価されています。1970年代には、アンゴラの左派政権を助けるため、当初のソ連の反対を押し切って、キューバ軍をアンゴラに派遣しました。南アフリカが仕掛けたアンゴラの反乱勢力は、キューバの助けによって打ち負かされました。1990年にはナミビアの南アフリカからの独立を助け、アパルトヘイト体制の南アフリカに対する圧力を高めました。南アフリカの反アパルトヘイト運動の指導者ネルソン・マンデラは、1990年に刑務所から釈放された後、カストロへの感謝を繰り返し語っていました。アンゴラと南アフリカにおけるキューバの働きについて、カストロが話す映像をお送りします。ネルソン・マンデラが、カストロと初めて会った時の映像もあります。「黒人急進会議」(Black Radical Congress)創設者ビル・フレッチャー、「キューバ・ドキュメンテーション・プロジェクト」(Cuba Documentation Project)代表でBack Channel to Cuba: The Hidden History of Negotiations Between Washington and Havana(『キューバへの裏口──ワシントン=ハバナ交渉秘史』)の共著者ピーター・コーンブルーに話を聞きます。

☆このセグメントは学生字幕翻訳コンテスト2017の課題動画です。

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