独占インタビュー 「アンゴラ・スリー」のアルバート・ウッドフォックス 43年の独房生活の後に釈放

2016/2/22(Mon)
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アルバート・ウッドフォックスが釈放後、初めて報道インタビューに応じます。元ブラックパンサー党員のウッドフォックスは米国で最長となる43年間を独房で過ごしました。その大半は、一日23時間を約5㎡の独房で過ごすという生活でした。ウッドフォックスは2月19日、40年以上前の看守殺害および加重窃盗の容疑に対し不抗争の申し立てを行い、釈放されました。19日の和解以前に彼の有罪判決は3回覆されています。ウッドフォックスは、凶器を使った強盗の罪でアンゴラのルイジアナ州立刑務所で5年間の刑期を務めていた1972年、同刑務所の囚人ハーマン・ウォラスと共に、看守のブレント・ミラーを刺したとして訴追されました。しかし二人は、ブラックパンサー党の支部を組織し同刑務所における受刑者の過酷な状況を訴えていたため標的になったとして、無実を主張してきました。同刑務所は奴隷制時代の綿花農場の跡地に建てられていました。ウッドフォックス、ハーマン・ウォレス、ロバート・キングの三人は「アンゴラ・スリー」として知られるようになりました。アムネスティ・インターナショナルなど人権団体は数十年にわたって、三人を釈放するようキャンペーンを行ってきました。ウッドフォックスは釈放された「アンゴラ・スリー」の最後の1人です。ウッドフォックスとロバート・キングに聞きます。キングは、刑務所内の他の囚人を殺害したとする有罪判決が覆され、2001年に釈放されています。ハーマン・ウォレスは2013年、釈放された数日後にガンで亡くなりました。

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