スノーデン文書が暴露: NSA 開発の技術で 米政府が個人通話を書き起こす
2015/5/6(Wed)
記事番号:
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『インターセプト』の最新記事が、国家安全保障局(NSA)が個人のプライベートな通話を検索可能なテキストに転換している方法を詳述しています。NSAの内部告発者エドワード・スノーデンが公開した文書によると、NSAは今では語られた言葉をラフに書き起こし、発音表記を生成する技術をもっています。そうすることで話された言葉を自動的に認識し、それを保存し簡単に情報を検索することができます。この極秘資料では、NSAのアナリストたちが10年近くも前に、彼らが「音声用グーグル」と呼ぶ技術を開発し、自画自賛していたようすが見てとれます。米国の諜報機関であるNSAが、この「話し言葉の文字化」技術を利用して、米国市民の音声による会話を文字化し索引するという行為をどの程度広範囲に行っているかは不明です。この資料では、NSAが特にイラクとアフガニスタン、さらにメキシコで、この技術を頻繁に利用して通話を傍受し、また国際的なニュースを監視していたことをうかがわせます。『インターセプト』の記者、ダン・フルームキンに話を聞きます。