「彼らは私の魂までは奪えなかった」:アンソニー・レイ・ヒントン 30年の死刑囚監房から釈放
2015/4/6(Mon)
記事番号:
1

死刑囚アンソニー・レイ・ヒントンが無罪となり、アラバマ州の監獄から釈放されて から数日が経ちました。無実の死刑囚として過ごした30年近くの年月をヒントンが語ります。ヒントンは1985年、ファーストフード店経 営者2名の殺害容疑により別々の強盗事件で有罪宣告を受けました。しかしその証拠は乏しく、後に虚偽だったことが判明しました。ヒントンは、無実の証明となる証拠の提出 から釈放されるまで、最も長期間にわたって収監され た死刑囚の1人になります。ヒントンと公正な裁きのイニシアチブ(Equal Justice Initiative)弁護士でヒントンの弁護を担当したブライアン・スティーブンソンに聞きます。この事例は、人種、貧困、不十分な法的援助、無実に対 する検察官の無関心が重なり合って、不 正義の典型例になったとスティーブンソンは言います。「無実の貧者より罪を 犯した金持ちを優遇するアメリカの刑事司法制度への批判として、この件は強力な証明になります」。
