ジャーナリストと弁護士を対象にした大規模な米国の監視がアメリカの民主主義の脅威に

2014/7/29(Tue)
記事番号: 
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ヒューマン・ライツ・ウォッチとアメリカ自由人権協会は新たな報告の中で、「大規模な監視が米国を拠点とするジャーリストと弁護士の仕事を深刻に妨害している」と警告しています。この報告は、数十人の記者と弁護士へのインタビューを基にしています。彼らは、ジャーナリストが取る煩雑なセキュリティーの手続きによって取材が遅れがちになっているというメディアの現状について語っています。攻撃的な訴追が政府職員らを怖がらせて黙らせる中、情報筋は機密扱いされていない問題についてさえ話したがりません。弁護士たちにとって、監視の脅威は、顧客のプライバシーの権利を守ることができないという恐怖を煽り立てています。一部の被告人は、彼ら自身の弁護人に対しても率直に話すことを恐れており、弁護士が可能な限りの最良の弁護をすることをできなくさせています。今回の報告With Liberty to Monitor All: How Large-Scale U.S. Surveillance is Harming Journalism, Law, and American Democracy(『全ての人を監視する自由と共に:大規模な米国の監視がジャーリズム、法律、アメリカの民主主義にいかに悪影響を与えているか』)の著者であるアレックス・シンハと、国家安全保障を取材している記者ジャレミー・スケイヒルに話を聞きます。

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