塩、砂糖、脂肪:巨大食品会社がアメリカをジャンクフード漬けに NYタイムズ記者
2013/3/1(Fri)
記事番号:
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食品業界は、塩や砂糖、脂肪がアメリカ人の消費量だと体によくないということを 何十年も前から知っていました。しかし毎年、私たちは推奨摂取量の2倍ほどの塩や脂肪、そして70パウンド(32kg)もの砂糖を摂取するように仕向けられています。ニューヨーク・タイムズ記者のマイケル・モスに、彼の新刊Salt Sugar Fat : How the Food Giants Hooked Us(『塩、砂糖、脂肪:巨大食品会社はどのように我々を中毒にしたか』)について話を聞きます。数年におよぶ取材で、モスは企業研究室の奥深くまで調べ上げました。そこでは食品科学者たちがソフトドリンクの甘さの「至福点」や油脂分の「食感」を計算し、先進技術を使ってそれらを手を出さずにはいられない、病みつきになるものに仕上げているのです。この年商1兆ドルの産業のおかげで、現在成人の3人に1人、子供の5人に1人が肥満症なのです。