もう1つの島にも目を向けてみましょう。インド洋に浮かぶディエゴ・ガルシア島拘置引渡しプログラムの中でも重大な役割を担っています。かつての島民は 1970年代初期に全員に強制的移住措置がとられました。この40年間、ディエゴ・ガルシアの元島民たちとその子孫たちは島への帰還権をめぐり闘ってきました。これから話を聞くオリビエ・バンコートは同島の追放民たちのリーダーで、その抗議団体「チャゴス難民組織」(The Chagos Refugee Group)の会長です。また、Island of Shame: The Secret History of the US Military Base on Diego Garcia(『ディエゴ・ガルシアの恥 米軍基地の隠れた歴史』)の著者デイビッド・バインの話も聞きます。
本日のデモクラシー・ナウ!は特別番組として、シンガーソングライターでアメリカ先住民のクリー民族のバフィー・セントメリーの音楽とインタビューを放送します。混迷の60年代、バフィーは大学を卒業したばかりでしたが、「Universal Soldier(ユニバーサル・ソルジャー)」や「Now that the Buffalo’s Gone(牛たちは消えてしまった)」などの曲で、その美しい歌声と感動的な歌詞はすでに世間に知られていました。バフィー・セントメリーはアメリカンインディアン運動(AIM)に関わってきましたが、同時に米テレビ番組「セサミストリート」への出演や、さらにはハリウッド映画への楽曲提供を行い、 1982年には「Up Where We Belong(愛と青春の旅だち)」でアカデミー歌曲賞を受賞しています。彼女は音楽で世界的な知名度を得る一方、美術の博士号も取得し、またアメリカ先住民のための教育基金を設立、現在も同団体の中心的役割を担っています。フォーク音楽の象徴的な人物であるバフィーに彼女の人生や音楽、検閲について、そして過去40年間にわたって歌にし、また発言してきたアメリカ先住民の人々の闘争について話を聞きました。ライブパフォーマンスもお届けします。
受賞ジャーナリストで作家・教授でもあるマーク・ダナーが、ハイチやバルカン半島、イラクの情勢や米国の対テロ戦争における拷問使用に関しての文章を一冊の本にまとめてこのほど上梓しました。タイトルは Stripping Bare the Body: Politics, Violence, War(『丸裸に剥いて;政治、暴力、戦争』)。ダナー本人に、いわゆる対テロ戦争での拷問について、また米国が支援した海外での人権蹂躙の事例を記録しつづけている彼の経歴について話してもらいました。