憲法修正提案 OCCUPIED シチズンズ・ユナイエッド判決後の企業資金による選挙干渉を禁止
2012/6/1(Fri)
記事番号:
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昨年12月、下院議員テッド・ドイチュ(民主党、フロリダ州選出)と上院議員バーニー・サンダーズ(独立系、バーモント州選出)は共同で、企業による選挙支援支出を無制限に容認した「シチズン・ユナイテッド判決」を覆すための憲法修正案OCCUPIEDを上程しました。オキュパイドはOutlawing Corporate Cash Undermining the Public Interest in our Elections and Democracy(選挙と民主主義において企業資金が公益をおびやかすことを違法化する)の頭文字です。これは企業が政治を思いのままにしている状況への歯止めだとドイチュは言います。「今日の米国の政治システムの問題は特定利益集団の影響力がどんどん拡大し、普通のアメリカ人の利益が片隅に追いやられる一方だということです」とドイチュは言います。「合衆国憲法の起草者は企業に対して憲法上の権利を与えるなんてことは考えてもいませんでした……私たちは企業資金を政治システムから追い出す必要があります。そして民主主義を国民の手に戻さねばならないのです」
