デイリーニュース

  • レバノンの難民キャンプからハーバードへ:イスマイル・アジャウィが他のパレスチナ人学生たちを鼓舞

    米国への入国を拒否された17歳のパレスチナ人学生イスマイル・アジャウィがハーバード大学の新入生たちと共に新学期を始めてから9月10日で1週間が経ちました。アジャウィは当初、ボストンのローガン空港で移民局職員たちに電話とコンピュータを捜索され、彼の宗教と、彼の友人たちによる米国の政策に批判的なソーシャルメディアへの投稿について尋問された後で入国を拒否されました。彼はその後、母国のレバノンへ強制送還されましたが、この事件はハーバード大学内からと、複数のパレスチナ人の権利と学問の自由を求める団体からの怒りを買いました。全額支給奨学金でハーバードに通うアジャウィは、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によって運営される学校で教育を受けました。ガザのUNRWA運営部長であるマティアス・シマレと、中東と北アフリカで活動する教育訓練非営利団体AMIDEASTの代表兼最高経営責任者のセオドア・カトフにガザから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/10(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 見えない危機:北へ向かうことを望む数千人のアフリカの移民がメキシコで立ち往生

    メキシコにいる数百人のアフリカからの移民が、彼らに通過ビザを与えることを拒否している同国に抗議しています。移民たちは米国またはカナダで難民申請することを望んでいるのです。数ヶ月にわたり、数千人のアフリカからの移民が、メキシコ政府によってグアテマラとの国境にある南部の州、チアパスに留まることを余儀なくされています。その多くは、避難所や食糧、労働許可を約束されることもないまま、テント村で寝泊まりし、街頭で調理し、子供たちをバケツで入浴させています。アフリカからの移民の長期滞留は、アフリカとハイチからの移民による、メキシコ国内を合法的に通過するためのビザの申請をメキシコ移民局が無視していると報じられた6月から続いています。アフリカからの移民たちにとって、メキシコへの旅は多くの場合数ヶ月かかります。まず南米に行くために海を渡り、その後コロンビアのジャングルと中米の複数の国境を越える危険な徒歩の旅をしなければなりません。メキシコシティのアムネスティ・インターナショナル南北アメリカ研究副部長のカロリーナ・ジメネスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/10(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「彼らには我々の支援が必要」バハマ系米国人議員 避難を求めるハリケーン被災者たちの入国を米国に要請

    ハリケーン「ドリアン」によるバハマの死者数は9月9日、50人に達し、今後も急激に増え続けると見られています。カテゴリー5の嵐の多くの被災者たちは現在、米国に避難しようとしています。ハリケーンが直撃して以来、少なくとも4000人の被災者たちが米国に入国しましたが、それ以上の数の人々が書類審査と米への入国要件についての情報混乱に苦しめられています。9月第1週末には、米国での支援と避難を求めていた100人以上の人々がフロリダ行きのフェリーに乗船したのものの下船させられました。米税関・国境警備局のマーク・モーガン臨時局長は「ドリアン」被災者たちのために一時的保護資格の拡大適用を検討していると述べましたが、トランプ大統領はバハマからの渡航要件を緩和する考えを却下しました。フロリダ州選出の民主党下院議員シェブリン・ジョーンズに話を聞きます。彼はバハマ系米国人で、バハマに家族がいます。

    dailynews date: 
    2019/9/10(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ハリケーン「ドリアン」の猛威は気候変動のせい なぜ大手メディアはこの繋がりを報道しないのか

    バハマは先週のハリケーン・ドリアンがもたらした破壊に苦しんでいます。死者数は少なくとも44人に達し、今後激増するものとみられています。グレート・バハマ島やアバコ島では7万人以上が住宅を失い、数百~数千人が現在も行方不明となっています。未曽有の破壊に直面し、数千人が避難場所と援助を必要としているバハマ諸島は、気候変動危機の「グランウンド・ゼロ」とされてきました。しかし大手メディアの多くは報道で地球温暖化に関することはいっさい言及してきませんでした。「パブリック・シチズン」の気候エネルギー部門の渉外責任者アリソン・フィッシャーに聞きます。「米国人がABCやNBC、大手新聞などの大手メディアから情報を得ようとしたとします。しかし科学者が市民に知ってほしいことはそこにはありません。気候変動が嵐の危険度を高めていること、時には致命的に高めていることは知らされません」と彼女は言います。

    dailynews date: 
    2019/9/9(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「説明責任が果たされていない」 移民局員がナッシュビル近郊で無登録移民に発砲 FBI捜査が入る

    米移民関税捜査局(ICE)捜査員が先週、車を一時停止させて職務質問をしようとした際に無登録移民に発砲した事件についてFBIが捜査をしています。この事件は5日木曜日、テネシー州ナッシュビル近郊アンティオークのスーパーマーケットの駐車場で起こりました。この場所は日雇いの仕事を求めて労働者が集まる所です。ICE捜査員が39歳のメキシコ人男性(指名不公表)の身柄を取り押さえようとした際、その男性が白のボックストラックに乗って逃走を図ったとされており、ICE捜査員が彼を2度撃ちました。この捜査員は、7月にICEがナッシュビル近郊のハーミテイジで無登録の男性を取り押さえようとした際に市民によって阻止され、紙面を賑わした捜査員の一人だということがわかっています。ナッシュビルで活動するコミュニティー運動と移民の権利擁護グループの「ザ・ミックス」(The MIX)の一人、ブレンダ・ペレズから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/9(Mon)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領がタリバンとの和平交渉を中止 「交渉がアフガニスタンの人々のためだったことはない」と識者

    トランプ大統領は、18年に及ぶ米国史上最長の戦争を終結させるためタリバン及びアフガニスタン大統領とキャンプ・デイビッドで秘密会談を開く予定でしたが、先週末その中止を明らかにしました。米国とタリバンは既にドーハで9回の交渉を行い、協定書への署名も近いとみられていましたが、交渉は意外な展開となりました。キャンプ・デイビッド会談には、これまで交渉に加わっていなかったアフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領が参加するはずだったことをトランプは示唆しています。首都カブールにいるフリージャーナリストのアリ・ラティフィ、「創造的非暴力の声」(Voices for Creative Nonviolence)共同代表キャシー・ケリー、医療人道支援従事者ハキム・ヤング医師に聞きます。ワシントンDCにいる「国際政策センター アメリカ・プログラム」(Center for International Policy)の上席研究者マシュー・フォーにも聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/9(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 『封鎖せよ』古参運動家リサ・フイシアンが気候危機時代の抵抗運動に案内書を出す

    リサ・フィシアンは1970年代から活動する古株の市民運動家で、非暴力直接行動のトレイナーです。これまでに、CIAの廃止を要求、WTO会合の妨害、ウォール街の占拠にかかわり、タハリール広場にも参上。スタンデングロックで先住民指導者と連帯行動をとり、ハリケーン・カトリーナで被災した地域社会のための活動もしました。彼女をスタジオに迎え、今週発売された新著Shut It Down: Stories from a Fierce, Loving Resistance(『封鎖せよ 激烈で愛に満ちた抵抗の現場から』)について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/6(Fri)
    記事番号: 
    9
  • ロバート・ムガベ前大統領95歳で死亡 失脚したジンバブエの解放運動指導者

    ジンバブエの独立後の初代指導者ロバート・ムガベが95歳で亡くなりました。1963年にジンバブエ・アフリカ民族連合( Zimbabwe African National Union )を率いて、数十年におよぶ白人少数派の支配からの解放を目指しました。1963年から74年にかけて投獄されましたが、自由の身になると解放運動の指導者となり、1979年にジンバブエの独立を果たしました。1980年にジンバブエの初代首相に就任しましたが、その後37年にわたり統治権を握り続けました。20世紀における反植民地運動の最も重要な指導者の一人として褒め称えられる一方、独立後のジンバブエの統治のあり方や、2017年にクーデターで倒されるまで権力の移譲を拒み続けたことに対しては、多方面から批判されています。ムガベの死去は、彼の後継者となったエマーソン・ムナンガグワ大統領によって公表されました。ロバート・ムガベ前大統領が遺したものについて、ホレース・キャンベル教授に聞きます。彼はシラキューズ大学のアフリカン・アメリカン研究と政治学の教授です。

    dailynews date: 
    2019/9/6(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「ここが最前線」CO2排出がわずかなバハマが気候危機のゼロ地点に

    週末にバハマを襲ったハリケーン・ドリアンは、「カテゴリー5」の最強勢力で数日間にわたり付近にとどまり、想像を絶するような破壊を残しました。大バハマ島の飛行場は大打撃を受け、付近一帯の建物が根こそぎ吹き飛ばされました。行方不明者は数百人にのぼり、千人を超える可能性もあります。マイアミ大学のエリカ・モイア・ジェイムズ助教に、気候変動で勢いを増したハリケーンと、バハマの人々が気候変動がもたらす危機の最前線に立っていることについて聞きます。

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    2019/9/6(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ハリケーン襲来後のバハマで多数の行方不明者 驚異的な死者数が懸念される

    超大型ハリケーン「ドリアン」はバハマを襲った後、米国のノースカロライナ州をかすめて北上を続けています。バハマでは死者数が現在30人に達しましたが、行方不明者は千人にも届きそうな勢いで報告されており、最終的な死者数はずっと大きくなるとみられています。国際医療隊(IMC)の緊急事態対応上級アドバイザースーザン・マンジカーロに、バハマで進行中の救助活動について聞きます

    dailynews date: 
    2019/9/6(Fri)
    記事番号: 
    1

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