ノーム・チョムスキー:ウィキリークスの外交公電暴露で「米国の政治主導部に民主主義に対する深い憎しみがある」ことが明らかに

2010/11/30(Tue)
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全米放送独占インタビューとして、世界的に有名な反体制知識人で言語学者のノーム・チョムスキーに、ウィキリークスによる25万件以上に及ぶ米国の極秘外交公電の暴露について話を聞きます。チョムスキーは1971年、政府の内部告発者ダニエル・エルスバーグがベトナム戦争に関する米国の内部機密報告書ペンタゴン・ペーパーズを公表するのを助けました。一部のアラブ諸国首脳が米国にイランを攻撃するよう要請していることが暴露されたことについて、チョムスキーは次のように述べています。「最新の世論調査によれば、アラブ諸国民が同地域の中で大きな脅威と考えているのは、イスラエルが最大で80%、次が米国の77%です。イランを脅威と考えているのは10%です。」彼はさらに言います。「これは新聞各紙では報道されていないかもしれませんが、イスラエルと米政府、大使らにとっては新しい情報ではありません。この事象が示しているのは民主主義に対する深い憎しみを抱いているのは、米国の政治主導部側だという事実です。」
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