デイリーニュース

  • シュルキン退役軍人長官の解任はトランプとコーク兄弟による退役軍人医療民営化の最新の動き

    トランプ大統領は28日、退役軍人省のデビッド・シュルキン長官を解任し、ホワイトハウス付きの医師で、海軍少将のロニー・ジャクソンを後任に据えると語りました。ジャクソン医師は大きな政府機関を統率した経験はありません。米国退役軍人省は連邦政府の中でも2番目に大きな機関で、36万人の職員がいます。シュルキン長官は、昨年欧州訪問の際に、妻の飛行機代に公費を充てたことを始めとする様々な倫理規定違反で非難にさらされていました。しかし本人は、解任された理由は退役軍人省の民営化に反対したためだと語っています。同省は1700ヵ所の病院や診療所を運営しています。退役軍人省の民営化を推進しているのは「米国を憂慮する退役軍人の会」(Concerned Veterans for America)と呼ばれる団体で、資金を提供しているのは保守派の億万長者コーク兄弟です。医療ジャーナリストで受賞経験もあるスザンヌ・ゴードンに話を聞きます。著書Wounds of War: Veterans’ Healthcare in the Era of Privatization(『戦争の傷:民営化の時代の退役軍人医療』)が近日出版予定です。

    dailynews date: 
    2018/3/30(Fri)
    記事番号: 
    1
  • サクラメントで殺害されたステフォン・クラークの葬式当日にも 正義を求めるデモは継続

    3月29日、カリフォルニア州サクラメントではステフォン・クラークの葬式が行われますが、彼の死をめぐる大規模な抗議デモは続いています。3月18日にアフリカ系米国人のクラークは、武器を持っていなかったにも関わらず祖母の家の裏庭で警察に射殺されたました。警察は当初、クラークは銃を手にしていたと主張しましたが、その後、死体付近には携帯電話しかなかったことを認めました。サクラメントの「若者の声」(Voice of the Youth)のベリー・アシウスに最新情報を伝えてもらいます。

    dailynews date: 
    2018/3/29(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「私は声を上げます」:ニューヨーク市の教会庇護下にあるグアテマラ人の母親 国境警備隊による性的虐待を告発

    デモクラシー・ナウ! 独占インタビューでグアテマラ人女性アウラ・エルナンデスに話を聞きます。エルナンデスは現在、母国への強制送還を避けるために、ニューヨーク市のマンハッタン、アッパーウエストサイドにあるユニテリアン教会「第4ユニヴァーサリスト・ソサエティ」の庇護下にあります。ヘルナンデスは在米歴13年で、米国生まれの子ども、10歳のビクター・ダニルと、14ヶ月のカミラ・グアダルーペの母親です。現在も在留資格を得るため係争中である彼女は、家族の離散を恐れ数週間前に教会に庇護を求めました。ヘルナンデスによれば、彼女は2005年に米国に入国した際、テキサス州で国境警備隊に勾留され、その最中に性的虐待を受けたといいます。虐待した当局者は、被害を公にすれば彼女を探しに来ると脅しました。このような性的被害の経験を主張するエルナンデスは何年にも渡り、密かに「Uビザ」取得を目指してきました。Uビザは、警察などに協力する、特定の犯罪被害者向けに発行されます。エルナンデスは当局に協力してきたにもかかわらず、国土安全保障省は彼女の「Uビザ」資格を認めようとしないため、米国に居住することを保証されていません。この件について、移民税関捜査局(ICE)はコメントを辞退しました。強制送還を免れるために教会の庇護を求めざるを得なかったヘルナンデスは今回はじめて、沈黙を破りインタビューに応じました。

    dailynews date: 
    2018/3/29(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ニューヨーク市の牧師:移民税関捜査局が教会庇護下にある移民の母を狙うなら 自分が逮捕されることも覚悟している

    数週間前、ニューヨーク市の「第4ユニヴァーサリスト・ソサエティ」教会は、グアテマラ人の母親アウラ・ヘルナンデスの母国への強制送還を避けるために彼女を教会の庇護下におきました。同教会の信徒たちは2017年にこの教会を移民保護の「サンクチュアリ」にすることを投票で決定しましたが、その直後教会の正面扉にナチスのシンボルであるかぎ十字が複数彫られる嫌がらせを受けました。3月27日夜、デモクラシー・ナウ! はこの教会の上級牧師スカイラー・ボーゲル師にインタビューしました。

    dailynews date: 
    2018/3/29(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 北朝鮮が中国 韓国 日本との話し合いに入る中 ボルトンが非核化の進行を妨げる可能性は?

    3月29日、北朝鮮および韓国の首脳陣が4月27日に歴史的な首脳会談を開催すると発表しました。このような会談は10年以上行われていませんでした。このニュースは、今週、金正恩が突然の訪中を果たし習近平国家主席と会談した後に発表されました。この会談で金正恩は北朝鮮が核兵器を放棄する意思があると語ったと報じられています。金正恩は近日中にトランプ大統領とも会談を予定していますが、まだ日程は確定していません。実現すれば、これは現職米国大統領と北朝鮮首脳との初の会合となります。ネイション誌および「韓国調査ジャーナリズム・センター」(Korea Center for Investigative Journalism)のティム・ショロックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/29(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 冷酷な殺害:アルトン・スターリングの家族 射殺警官たちの不起訴決定に抗議

    ルイジアナ州検事総長ジェフ・ランドリーは、2016年にアフリカ系アメリカ人で、5人の子の父親であるアルトン・スターリングを殺害したバトン・ルージュの2人の白人警察官を起訴しないと発表しました。近くにいた人が撮ったビデオには、2人の警官が撃ったとき、スターリングは地面に押さえつけられていたのが映っています。アルトン・スターリングの殺害は全米各地で抗議を呼び起こしました。これは、殺人の証拠となるビデオがあり、殺害の責任を追及する大規模な抗議運動が起こったにもかかわらず、警官による民間人殺害に対する告発を当局が拒否した最新の事例です。アルトン・スターリングの子どもたちの弁護士であるクリス・スチュアートに話を聞きます。

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    2018/3/28(Wed)
    記事番号: 
    3
  • チェルシー・マニングの米国上院選挙出馬への政綱:移民税関捜査局の廃止 刑務所の解体、国民皆保険

    27日、デモクラシーNOW!はチェルシー・マニングに、テレビで初の生放送インタビューを行いました。マニングは2010年に、イラク戦争とアフガニスタン戦争に関する文書および国務省の文書をウィキリークスに漏洩したことで7年間、服役した後、2017年5月に釈放されました。マニングは現在、メリーランド州の米国上院議員選挙に立候補しています。インタビューの第2部では、米国上院選への立候補について、またトランスジェンダーの権利や内部告発について、マニングにさらに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジャーナリストのアリ・バーマン:国勢調査でトランプの不当介入が許されれば 米国の民主主義すべてが不当介入されるだろう

    米国の2020年度国勢調査をめぐって、新たな戦いが起ころうとしています。次回の国勢調査に市民権に関する質問を追加しようとするトランプ政権の計画に関し、少なくとも12の州が政権を訴えようとしています。投票権活動家たちは、この質問が追加されると移民が国勢調査への参加を避け、大規模な移民コミュニティを持つ州で、膨大な人が集計に反映されなくなると懸念しています。これは、連邦議会選挙区の線引きのやり直しから連邦政府の予算配分まで、すべてに影響を与える可能性があります。27日に、ホワイトハウスの報道官サラ・ハッカビー・サンダースは、国勢調査に市民権に関する項目を追加する決定は、「司法省が有権者を保護するために必要だ」と述べました。共和党と民主党いずれもの大統領の政権下で働いた少なくとも5人の国勢調査局元長官が、市民権に関する質問に反対する書簡を書いています。

    dailynews date: 
    2018/3/28(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「私たちは変化を待つことはできない」:釈放された内部告発者チェルシー・マニングが語るイラク、刑務所、上院選への出馬

    15年前の2003年3月、米国によるイラク侵攻が始まりました。本日は時間いっぱい、イラク戦争の最も有名な内部告発者であるチェルシー・マニングの初の生放送テレビインタビューをお送りします。マニングは、イラクで情報分析官として陸軍に従軍していた2010年、イラク戦争に関する膨大な量の文書をウィキリークスに漏えいしました。彼女はさらに、外交公電と、グアンタナモ米軍基地および米国によるアフガニスタン戦争の情報も漏えいしました。これは米国史上最大の機密データ漏えいと言えるでしょう。マニングは逮捕され、最終的に35年の刑を言い渡されましたが、これは米国の内部告発者に課せられた刑期としてはもっとも長いものです。2017年、オバマ大統領は、任期を締めくくる仕事のひっつとして、マニングに恩赦を与えました。マニングは「人生最初のチャンス」を欲しいとオバマ大統領に手紙を書いたのです。彼女は釈放されて以来、トランスジェンダーの権利と、より高い透明性を求める先導的な活動家として表舞台に立っています。アニー・リーボヴィッツが撮影した彼女の写真がヴォーグ誌に特集されたり、アウト誌の2017年の「今年の話題の人」(Newsmaker of the Year)に選ばれたりもしました。1月には、3期目を狙う民主党上院議員ベン・カーディンに挑戦してメリーランド州の連邦上院議員に立候補することを発表しました。

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    2018/3/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 銃乱射世代からの声 全米の若者が変化を求めてワシントンに集結

    米国の首都ワシントンでは24日、主催者発表で80万人にのぼる人々が街に出て、フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で2月14日に起こった銃乱射事件を経験した生徒らが組織した銃規制を求めるデモ行進「March for Our Lives」(命のための行進)に加わりました。エイミー・グッドマンと、デモクラシー・ナウ!の青年特派員を務めるニューヨーク市ビーコン高校のソレダッド・アギラー=コロンが、世界中から抗議にやってきた人々に話を聞きました。

    dailynews date: 
    2018/3/26(Mon)
    記事番号: 
    3

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