エルサルバドル大統領選、左派FMLNのマウリシオ・フネスが勝利 20年続いた保守政権に終止符
2009/3/16(Mon)
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エルサルバドルで大統領選挙が行われ、かつての反政府勢力ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)のマウリシオ・フネス候補が勝利し、20年続いた保守政権に終止符が打たれました。フネスの得票率は51%で、右派の与党「国民共和同盟」(ARENA)出身のロドリゴ・アビラの49%を上回りました。アビラは15日に敗北を認めました。 FMLNは、かつて米国の支援を受けた軍事政権に対して抵抗運動を展開した反政府ゲリラ組織の連合体です。エルサルバドルでは18年間にわたる内戦で7万人以上の死者が出ましたが、その多くは政府軍や右派民兵組織によって殺害された一般市民です。
