デイリーニュース

  • イルハン・オマルに手を出すな:アンジェラ・デイビスと黒人女性指導者たち、右翼攻撃による攻撃からオマルを防御

    アフリカ系アメリカ人女性指導者たちが30日、国会議事堂前に集まり、米国歴史上初の2人のイスラム教徒議員の1人で、ヒジャブを着用する初の連邦議員であるイルハン・オマル下院議員を擁護しました。オマルは就任以来、ドナルド・トランプ大統領自身も含め、数多くの右翼攻撃の標的となっています。オマルによると、トランプ大統領が彼女の顔写真と911攻撃の映像とを並べたビデオをツイートして以来、彼女に対する殺害脅迫が急増しています。下院の女性議員アヤナ・プレスリーとラシダ・タリーブ、公民権運動のアイコン、アンジェラ・デイビスらは30日、彼女たちが「ホワイトハウスの占拠者」と呼ぶトランプ大統領をオマルへの攻撃の件でけん責するよう議会に呼びかけ、また、民主・共和両党に対して「イルハン・オマルに手出しをするな!」とのメッセージを送ろうと集まった人々に強く訴えました。

    dailynews date: 
    2019/5/1(Wed)
    記事番号: 
    4
  • イルハン・オマルがベネズエラへの米国の制裁と超党派による政権交代支持に対して発言

    ベネズエラでクーデターの試みが進行中のさなか、ミネソタ選出のイルハン・オマル連邦下院議員に話を聞きます。オマルは2月の米議会で、ベネズエラへの米国特使エリオット・エイブラムスに質問しました。エイブラムスは右派のタカ派で、2002年にウゴ・チャベスの失脚をはかったベネズエラでのクーデターの試みに関連していました。1980年代にエイブラムスは、グアテマラの独裁者で、先住民族の集団虐殺と拷問作戦を指揮したエフライン・リオス・モント将軍を擁護しました。リオス・モントは後に集団虐殺(ジェノサイド)で有罪判決を受けました。イルハン・オマルは、ラテンアメリカにおけるこのような有害な米国の外交政策と、「今私たちが目にしている中南米から米国への大量移民」との間には、直接的な相関関係があると述べます。

    dailynews date: 
    2019/5/1(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 経済学者ジェフリー・サックス:米国の経済制裁がベネズエラを壊滅状態に 2017年以来4万人以上が死亡

    経済学者ジェフリー・サックスとマーク・ワイズブロットが共同執筆した経済政策研究センター(Center for Economic and Policy Research)の新レポートによると、米国の制裁措置の結果、2017年以来4万人以上の人々がベネズエラで死亡しています。報告書は、米国の制裁措置により、ベネズエラの食料と医薬品の入手可能性がいかに減少し、病気と死亡率を増加させたかを調査しています。ニューヨークのスタジオでジェフリー・サックスに話を聞きます。同レポートの中で彼は「米国の制裁は意図的にベネズエラの経済を破壊し、それによって政権交代に導くことを意図的な目的にしている。それは徒労であり、非情で違法で破綻した政策であり、ベネズエラの民衆に甚大な損害を与えている」と書いています。

    dailynews date: 
    2019/5/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • マドゥロ政権打倒を掲げたベネズエラのクーデターの試み失敗、グアイドはさらなる街頭抗議を呼びかける

    ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、ベネズエラ国民議会議長で野党指導者のフアン・グアイドが呼びかけたクーデターの試みを鎮圧したと主張しています。4月30日朝、グアイドはインターネットに投稿した動画しました。動画の中でグアイドは重武装した兵士たちの間に立ち、マドゥロ政権打倒の「最終段階」を支持するよう軍に求めました。長年の反体制派指導者レオポルド・ロペスもグアイドと並んで登場しました。ロペスは、反乱に加わった軍幹部らの手で、自宅軟禁から解放されたと報じられています。グアイドは、1月にベネズエラの暫定大統領に就任すると宣言して以来、ベネズエラ現政権打倒を試みてきました。トランプ政権やブラジル大統領のジャイル・ボルソナロ大統領らは、クーデターの試みを公然と支持しました。1日早朝、マイク・ポンペオ米国務長官のはフォックス・ビジネス・テレビの取材に対し、「それが必要であれば」ベネズエラでの軍事行動の可能性はあると述べました。ベネズエラの歴史学者で、ポモナ大学教授であるミゲル・ティンカー・サラスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 米国土安全保障省の元アナリスト「トランプ政権は白人至上主義の脅威を十分真剣に受け止めていない」

    4月29日カリフォルニア州サン・ディエゴで60歳のユダヤ教信者ロリ・ケイの葬儀が執り行われました。彼女は4月27日に起きた、宗教施設への白人至上主義者による一番最近の襲撃で撃ち殺されました。白人至上主義者による暴力の急増とトランプ政権の対応について、米国土安全保障省(DHS)の元上級アナリストのダリル・ジョンソンに話を聞きます。ジョンソンは2009年、米国における暴力的な右翼の過激派が増加していることについて警告する報告書を執筆しましたが、その過程で政治的な大論争が起こりました。共和党議員と人気トークショーの司会者たちからの圧力の下、DHSは結局ジョンソンの報告書を承認しませんでした。

    dailynews date: 
    2019/4/30(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 米国支援のベネズエラ反体制派 マドゥロ大統領を追放するための新たな試みとしてクーデタ—を開始

    ベネズエラの反体制派指導者フアン・グアイドが、首都カラカスでクーデターが始まろうとしていると言っています。グアイドは4月30日の朝、ネット上に投稿した映像の中で重武装した兵士たちの間に立ち、「自由作戦(Operation Liberty)の最終段階を始めようとしている」と宣言しました。グアイドは、以前に投獄された野党指導者レオポルド・ロペスと共に登場しました。ロペス は反体制派についた軍幹部によって自宅軟禁から解放されたと述べました。ベネズエラの国防相はニコラス・マドゥロ政権は依然として主導権を握っており、ベネズエラ軍は国中の兵舎と基地で「正常」に勤務しているとしています。ベネズエラの元大統領ウゴ・チャベスの顧問を務めた弁護士のエバ・ゴリンジャーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/4/30(Tue)
    記事番号: 
    3
  • アンジェラ・デイビス 「BDS(ボイコット、投資撤収、制裁)争議はあったが私はバーミンガム公民権協会賞を受けたいと思う」

    アンジェラ・デイビスは2月、出身地アラバマ州バーミンガムへ帰郷しました。「バーミンガム公民権協会」(Birmingham Civil Rights Institute)からの「フレッド・エル・シャトルズワース人権賞」(Fred L. Shuttlesworth Human Rights Award)を受賞することが訪問の当初の予定でした。しかし、「バーミンガム・ホロコースト教育センター」(Birmingham Holocaust Education Center)が、デイビスがイスラエルの政府と機関を標的にした「ボイコット、投資撤収、制裁(BDS)」運動を支持していることを理由に彼女への賞の授与を再考するよう同協会の理事会に求める手紙を送った直後の1月に同協会は賞を撤回しました。同協会はその後すぐに幅広い抗議を受け、撤回の決定を覆し、賞を復活させました。アンジェラ・デイビスはまだ賞を受け取っていませんが、彼女はデモクラシー・ナウ!に賞を受けたいと話しています。しかし、これは彼女が個人的に決められることでもないとも言います。「私は現場の仕事をしている人たちにどうするか指示を仰ぐつもりです。」

    dailynews date: 
    2019/4/30(Tue)
    記事番号: 
    2
  • アンジェラ・デイビスとバーバラ・ランズビー 「私たちは勇敢で強い黒人女性イルハン・オマル下院議員と共に立ち上がる」

    「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の設立者の2人とアンジェラ・デイビス教授、そして多くの他の黒人女性たちが4月30日、ワシントンDCの連邦議会前でミネソタ州選出の下院議員イルハン・オマルを擁護し、トランプ大統領による彼女への攻撃を公式に非難するよう議会に求める集会を行います。オマルは2019年初頭、ミシガン州選出のラシダ・タリーブと共に議会初のイスラム教徒の女性連邦議員となり歴史に名を刻みました。オマルは、議場でヒジャブ(女性が頭髪を隠す布)を着用している初の議員でもあります。ソマリアで生まれ、難民として米国に来たオマルは、就任以来多くの右翼の攻撃の対象の中心になってきました。オマルは最近、トランプ大統領が彼女の映像と9.11攻撃の映像を組み合わせた動画をツイートをして以来、彼女に対する殺害脅迫の数が急増したと表明しました。学者で活動家のアンジェラ・デイビスと、歴史学者、作家で「黒人の命運動」(Movement for Black Lives)の活動顧問のバーバラ・ランズビーに話を聞きます。ランズビーは「イルハン・オマルを擁護する黒人女性の会」(Black Women in Defense of Ilhan Omar)の企画者の1人です。

    dailynews date: 
    2019/4/30(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ロバート・カロ:政治的権力が弱者に与える影響について書くということ

    ロバート・カロはまだ仕事を続けています。2度にわたってピュリッツァー賞を受賞したカロは45年前、最初の著書The Power Broker: Robert Moses and the Fall of New York(『パワー・ブローカー:ロバート・モーゼスとニューヨークの衰退』)でニューヨークの都市計画を進めたロバート・モーゼスを取り上げ、それから何十年にもわたってリンドン・B・ジョンソンの生涯と時代を細かくつづってきました。その成果は合計3000ページ以上ある4巻本として結実し、米国で最も影響力のあった大統領の一人であるジョンソンの内的世界をのぞくためのかつてない窓を提供しています。カロの仕事はまだ終わってはいません。コレクションの最後を飾る第5巻を執筆しています。「現代の最も偉大な政治系伝記作家」と呼ばれてきたカロですが、その仕事を偉人の伝記だけと考えるのは間違いです。カロは、モーゼスとジョンソンの両方を例に、政治的権力がいかに働くかを描きます。カロが出版したばかりの新著は、シリーズ中で最も薄く、「仕事」との題がつけられています。作家の周到な調査と執筆のプロセスを垣間見ることができます。ニューヨークのスタジオでカロと話します。

    dailynews date: 
    2019/4/29(Mon)
    記事番号: 
    1
  • フィリピン人ジャーナリスト マリア・レッサ 大量の死者を出したドゥテルテの麻薬戦争を明るみに出し投獄の危機に

    受賞歴のあるフィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサは、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が批判者やメディアを厳重に取り締まる中で、ここ数カ月の間に2度逮捕されています。彼女は2月にサイバー上の名誉棄損の容疑で拘束されましたが、これは政治的な動機によるものであると広く認識されています。彼女は3月後半に再び逮捕されました。外国人によるメディア所有規制に違反した容疑です。ドゥテルテ大統領は長い間、ソーシャルニュースサイトRapplerの閉鎖を目論んできました。Rapplerは数千人が命を落としたドゥテルテの麻薬取締についての画期的な調査報道を掲載したサイトです。ドゥテルテは、このサイトをフェイクニュース報道機関と表現したと報じられています。独立ニュースサイトRapplerの創始者であり、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領を声高に批判しているマリア・レッサ氏に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/4/26(Fri)
    記事番号: 
    4

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