急拡大する巨大メディア企業シンクレア キャスターに画一台本の読み上げを強要して批判殺到

放送日: 
2018/4/3(火)
再生時間: 
20分

「シンクレア・ブロードキャスト・グループ」と聞いてピンとくる人はあまりいないかもしれませんが、米国で最も有力な放送事業者の1つで、173の地方テレビ局を所有しています。これには大手ネットワークの系列局も含まれます。同社は、更に放送大手のトリビューン・メディアを39億ドルで買収することを計画。この計画は、米連邦通信委員会(FCC)による審査の対象となっています。

シンクレアについては、ホワイトハウスとの親密な関係を指摘されています。元CEOのスミス氏は、トランプ大統領誕生の貢献者として知られ、また同社の政治部解説員は、大統領選で上級顧問を務めていました。選挙戦当時、トランプ陣営に有利な報道をする約束をしていたとも言われています。

今回同社は、自社傘下の放送局のアナウンサー達に、「フェイクニュース」の危険性を警告する原稿を各番組内で読み上げるよう指示したとして、新たな批判にさらされています。一方トランプ大統領は、ツイッターでこの声明への指示を表明。シンクレアは、原稿を強制的に読ませたことを「報道への責任を示すキャンペーン」だと説明しています。

利益追求のため地域メディアの買収による拡大路線をひた走るシンクレアの経営手法と、それにより脅かされるメディアの中立性・独立性そして多様性について、『マザー・ジョーンズ』誌の上級記者であるアンディ・クロール氏に話を聞きます。(千野菜保子)

ゲスト

*アンディ・クロール(Andy Kroll) : マザージョーンズ誌の上級記者。シンクレア・ブロードキャスト・グループについて数多くの記事を書いた。最新記事は「シンクレアはCNNよりずっと優秀とトランプがツイート」

字幕翻訳:デモクラシー防衛同盟
千野菜保子・仲山さくら・水谷香恵・山下仁美・山田奈津美・岩川明子・関房江
全体監修:中野真紀子

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