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2020年3月2日(月)

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  • 米国とタリバンは、アフガニスタンで18年間続いている戦争を終わらせるため、駐留米軍の段階的撤収を定めた合意に署名しました。長く待たれていたこの合意は、1年半の交渉を経て、1週間の部分的休戦の後に実現しました。政府関係者は、この合意が権力分担および恒久停戦創出のためのより詳細な和平案の布石となることを望んでいますが、重要な当事者であり米国が支援してきたアフガニスタン政府は含まれていません。タリバンは長年、アフガニスタン政府を「傀儡政権」と呼び話し合いを拒否してきました。今回の合意により、アフガニスタンにいまも駐留する米軍12,000人のうち 約5,000人が135日以内にアフガニスタンを去ることになります。残りの部隊は、タリバンが合意の条件を順守すれば14カ月後に撤退します。この合意内容の詳細について、受賞歴のある調査報道記者アズマット・カーンに話を聞きます。ニューヨークタイムズ・マガジンの寄稿者であり、ニューアメリカ財団の「戦争の未来」(Future of War)研究員です。

  • 英国の裁判官バネッサ・バライツァーは、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジの引き渡し審理を5月中旬まで中断すると決定しました。この決定は先週、アサンジの法務チームと米国政府の弁護団の間で4日間にわたる激しい協議が行われた後に出されました。アサンジは、イラクとアフガニスタンにおける米国の戦争犯罪を暴露する機密文書を公開したとするスパイ活動法違反、ハッキングなど18件の罪状に直面しています。最高175年の禁固刑を宣告される可能性があります。アサンジは、昨年4月にイギリス警察によってエクアドル大使館から引き出されて以来、ロンドンのベルマーシュ刑務所に収容されています。 2010年以降、ジュリアン・アサンジとウィキリークスに助言を行っている人権弁護士ジェニファー・ロビンソンに話を聞きます。

  • 2年前ニューヨーク市で10期在職の民主党議員を選挙で下し、連邦議員となったアレクサンドラ・オカシオ=コルテスに続こうと、若いプログレッシブの波が全米で選挙運動を行っています。注目は、下院議会で最も保守的な民主党員の1人であるヘンリー・クエイアーに対抗して南テキサス選挙区から下院選に立候補した26歳のジェシカ・シスネロスです。現職は64歳の中道派で、民主党下院選挙委員会とナンシー・ペロシ下院議長に支援されています。シスネロスは、クエイアーはトランプ政策のほぼ70%に賛成票を投じた「トランプお気に入りの民主党員」だと名づけました。クエイアーは保守的なコーク兄弟の政治行動委員会から少なくとも4万ドルを受け取るなど、激戦区に注がれる外部資金の多くを得ており、製薬会社からも大きな支持を得ています。シスネロスはそれとは対照的に、「メディケア・フォー・オール」、「グリーン・ニューディール」および人道的な国境と移民政策を創造すること(creating a humane border and immigration policy)を掲げています。バーニー・サンダースとエリザベス・ウォーレンにも支援されています。国境沿いの南テキサス地区から連邦下院議会選挙に立候補している移民弁護士、ジェシカ・シスネロスに話を聞きます。クエイアー議員にも出演を依頼しましたが辞退しました。

  • 中東での新型コロナウイルスの震源地となったイランで、公式死者数が少なくとも54人に達し、このウイルスの発生地である中国以外で最も多くの死者数となりました。専門家によると、イランでこの病気で亡くなった人の実際の数は200人に達する可能性があるといいます。この発表に先立ち先週には、保健省のイラジ・ハリルチ次官がコロナウイルスに感染したことを認めるビデオをソーシャルメディアに投稿しました。前日の記者会見で具合が悪そうに見えたハリルチ次官でしたが、会見ではコム(Qom)市でのコロナウイルス感染拡大を深刻にはとらえず、大量検疫は不要であると述べていました。イラン当局は3月1日、コロナウイルスと戦うための新たな取り組みを発表し、人々に公共交通機関を使用しないこと、学校、大学、文化センターの閉鎖を呼びかけました。世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス発生を世界的な健康上の緊急事態と宣言しました。イラン人の国際保健政策専門家であるカミール・アラエイ博士に話を聞きます。国際保健教育研究所(the Institute for International Health and Education)の共同創設者で共同会長でもあります。オックスフォード大学の客員教授です。

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