【20/12/01/1】製薬会社のファイザー社とモデルナ社が新型コロナウイルスワクチンの緊急承認を求めている一方で、公衆衛生機関と調整機関はワクチンをいかに配布し、誰がアクセスできるようにするかを検討しています。パンデミックはアフリカ系米国人、ラテン系コミュニティ、そして先住民コミュニティに偏った打撃を与え、長く続いてきた米国の医療制度の不平等と制度的人種差別を露呈しています。これらのコミュニティはまた、COVID-19ワクチンの臨床試験に適正に含まれていません。その原因のひとつは医療研究者たちによる数世紀にわたる虐待的扱いにあります。ニュージャージー州ニューアークの公衆衛生医師クリス・パーネルに話を聞きましょう。彼女は、COVIDで亡くなった彼女の父親に敬意を表するため、そしてアフリカ系米国人が研究に含まれることを確かにするために、モデルナ社のワクチン治験に参加しています。「公衆衛生医師として、私には解決策の一部になる方法が必要でした。本当に効果的な解決策を得るためには、黒人種と褐色人種が参加することが重要だと私にはわかっていました」と、彼女は言います。
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